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本心で届け、受け止めること

1月中旬、ZaPASSコーチング養成講座の最終プログラム、1泊2日のAdvance合宿に参加してきた。

何か残したいと思いつつ、感じていることがたくさんありすぎて、「何を残せばいいだろう?」状態で、気づけば1ヶ月も経っていた。

ようやく筆が進んだのは、
出会った人にこの日の体験をシェアしたり、一緒に参加した人が表現しているものに触れたり、参加後の変化を話したりして、
「表現すること自体に意味がある」と感じられたから。

内側にある気持ちや考えを言葉に表現する。
それだけでも自己表現だし、自分に優しくなれると感じた。

●なぜ合宿に参加したのか

実は、養成講座のプログラムをStep Up(Advanceのひとつ前)まで修了したのは、2020年2月のこと。講座終了後2年も経って、なぜ参加を決めたのか。

実は参加を決めたのは1年も前だけど、その時から「変わりたい」という言葉を何度も口にしていた。30歳をむかえるにあたって、変わるきっかけを探していたんだと思う。

●参加して感じたこと

過去の参加者が、Advanceでの体験を「語り切れない」「語っても、あの体験が安っぽくなってしまう気がする」と言っていた意味がようやく分かった。

一つ一つ細かく書いていたらキリがないけど、一番伝えたい感覚を一つだけ書くとしたら、
「本心で届けること、受け止めることをすれば、それは周りにも伝播して、永久の連鎖が起こる」ということ。

1日目の夜、小さな良い気付きがありながら、なんか出きらない感じがしていた。

なんだろう。どうしたらいいだろう。

ぐるぐる考えていたとき、
インストラクターのたけさんから「ゆるむということを考えてください。ゆるむとは、許す、許可することでもあります」という声かけがあった。

そこで「自分って、自分に何を許してないんだっけ?」と考えていたら出てきたのが、「感情を出すこと」だった。

その日感情を抑えていたとか、涙を流すことを我慢していた訳ではないのだけれど、問いをもらったときに「もっと感情を外に出したいなぁ」とふと思った。そのことをそのままシェアすると、なんだか感情が乗ってきた。

過去の傷ついた経験をいろんなところでシェアしてきて、「恐れを感じた体験を、それなりに綺麗に整えて出す」ことに、慣れてしまっていたんだと思う。

感情を込めてシェアしたいと思ったからか、そのシェアした時は、心がおさまりきらず揺れている感じがして、なんだかヒントを得られた気がした。

そんな状態で、2日目に。
ヒントを得たけれど、さあどこから?という状態。

そのあと少しふもとで遊んで、山登りへ
(遊びについてもすごく語りたいけど割愛)

普段運動していないのに、なぜか体力には自信があった。
それでも、先頭からはずれないようにペースを合わせて登ってみると、息が全くついていかない。

そんなタイミングで、たけさんからレクチャーが。
「目の前だけを見て、着いていこうとしているのは、力んでいるということ。自力の世界です。他力の世界を…山全体を感じて登ってみましょう」
※ニュアンスで書いてるので厳密には少し違うかも

言葉にするとよく分からない話なんだけれど、探り探り実践してみると、不思議といろんなものが軽くなった。

山登りが楽になったのもそうだけど、驚きだったのが、周りの音がどんどん入ってくるようになったこと。

自分の思考ばかりに意識が向いてたのが、鳥の声、お坊さんのお経を読む声、仲間の声、表情。想いの繊細な部分や、細かい変化までスッと入ってきた。

その瞬間ハッとした。人と喋る時とかも自分のことばっかり意識してたかもしれない。入れてたとしても、情報として収集していた感じだった。
周りをそのまま感じると、こんなにも入ってくるんだ。それによって、自分も楽になるんだ。自分と他人の境界線がなくなったような気がした。

書いていても本当によく分からないのだけど、理屈ではないんだと思う。

そのあとのシェアの時間は、今まで話すときにコンマ数秒起きていた迷いがなくなり、そのままを抵抗なく伝えられるようになっていた。

繕わずに自分の喜びを伝えてみると、「すごく伝わる」と返してもらえた。受け取ってくれて、それを伝えてくれて、そのまま倍にして返してくれるみたいな連鎖が起きていた。

それがとても嬉しかった。

これまでは、傷つくのが怖くて、喜びも悲しみも全部、伝わりやすい手のひらサイズにこねてから伝えていたんだと思う。本当は100%で伝えたいのに、伝わらないことを恐れて、50%くらいにして伝えていた。

100%で伝えて、150%で返ってきて、200%で受け取れるみたいな。そんな望んでいた関わりを、諦めてしまっていたんだなぁ。

その発見や変化は身体やしぐさにも出ていたようで、「顔に広がりがあるし、よく目が合うし、身振りも大きくなりましたね」って言ってもらった。

もう既に、変わりたい自分に気づいているし、少しずつ変われているんだなぁと気づいた。

●合宿を終えて感じること

日常に戻って、常にあの"マインドフル"な状態で過ごせてるわけではないけれど、あの時の感覚が、座学としての学びではなく身体に染み付いているからこそ、自分にはできる、大丈夫だって自信になっている。

それから、それを受け止めてくれる仲間がたくさんいるのも大きいなぁ。
ありがたい。ありがとう。

今も受け取れていない声、発せていない心の声、たくさんあるけれど、これまで伏せていた感覚にを出すことをもっと許して、どんどん出していくようにしたいなぁと思っています。

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