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スペイン語を勉強した方がいい4つの理由

今日は曲紹介ではなく、ちょっとスペイン語について話そうかなと。


まず、率直な意見を言うと、僕はもっと多くの人に英語ではなくスペイン語を勉強してほしい。それはなぜか。僕が英語を喋れないから? スペイン語を勉強させて自分の記事を読んで欲しいから? もちろんそれもある。。ただそれ以上に、

学習面旅行面、そして、伸びしろ

これらの要素が、英語以上に良く備わっていると僕は思っている。

書いていると色々伝えたい事があり、気づくと5000文字近くになってしまった。小学生の時にこれだけの熱量があれば夏休みの読書感想文など朝飯前だっただろうにと思ってみたり。。

文字だらけで読むのきつい。。そう思うかもしれないが、どうにか最後まで読んでほしい。スペイン語とは何なのか、その全体像が掴める記事になっていると思う。

この記事の他に、スペイン語を学んでみたくなるような旅行面と伸びしろでの面からアプローチした記事もあるのでもし良かったらそちらも読んでほしい🍀

では、さっそくスペイン語の学習面はどんな感じなのかみてみよう。

🔻英語ができない? じゃあスペイン語ならできるよ


結論から言う。みんな信じてくれないかもしれないけど信じてほしい。スペイン語は英語より学びやすいということを。

「嘘だ!」「そんな言語あるならみんなもうやってるよ!」

こんな批判は承知の上で、そんな彼らのためにスペイン語の特徴を軽く述べたいと思う。

・ローマ字読みで発音しやすい
・英語と似ている単語が多い
・文法のルールが英語ほど厳しくない
・動詞の活用が多い
・名詞に男性と女性が存在する

一つずつ簡単に触れていく前に、知っておいて欲しいことがある。それは言語の勉強を始める前に、その言語の特徴を大まかに把握しておくことは学習の手助けになってくれるということだ。そしてスペイン語の場合、上記の6つだけ最初に把握しておいてほしい。そうすることで勉強の取り組みが楽になる。これは僕個人の体験談でもあるし、語学学校の先生も言っていた事だ。

それでは紹介していこう。


🔻スペイン語はローマ字読みである


ローマ字読みというのは日本人特有だろう。僕たち日本人は英語を学ぶより先に、小学校3年生の国語の授業でローマ字の読み方を学ぶ。そして実生活でもローマ字読みの文化は深く根付いている。

例えば、IKEA「イケア」英語圏では「アイケア」と発音。
ZARA「ザラ」英語圏は「サラ」。
Godiva「ゴディバ」英語圏は「ゴダイバ」。

※日本で英語圏の言い方で読むのはやめておいた方がいい。。帰国子女ぶったイキリ野郎と思われるかもしれない

英語を勉強するときに日本人が最初に戸惑うこと、それは、スペルをどう読めばいいのか、発音すればいいのかが分からないという事だ。これは、これから一つの言語を学んでいくという上で原点の問題にして頂点であると僕は思っている。

そして、もしそれを全く気にしなくていい言語があるとするならば、、それは私たち日本人にとって他の欧米諸国の人達にはない大きなメリットだ。

そしてまさに、スペイン語がそうなのだ。
仮にあなたが英語もスペイン語もわからないという状態を想像して、試しに今から下記の英語とスペイン語の単語を読んでみてほしい。

restaurants                 restaurantes

どうだろう。これは左が英語で右がスペイン語である。
どちらも意味は同じで「レストラン」。ただ、読み方・発音は異なる。

細かい部分の発音は置いといて、英語はtauの所で「ト」と読むことになる。そしてスペイン語はローマ字読みなのでtauを「タウ」と読んでOKだ。そうやって読んでみると「レスタウランテス」となる。

僕が英語を習い始めたばかりの頃は、この"restaurant"の単語を覚えるときにローマ字読みをして「レスタウラント」と覚えてスペルを書いていたのを思い出した。おそらくこうやって覚えていたのは僕だけじゃないだろう。

ただどうだろう。もしこれが英語ではなく、スペイン語を当時学んでいたら... ローマ字読みをしてスペルを書いていればそれが正解なのだ。何も訂正する必要はない。

さて、これで語学学習の一つの壁を越えることができた。

どんどん乗り越えてみよう。

🔻動詞の活用が多い


まず、動詞の活用が多いという事の前に知っておいて欲しことがある。そしてこれは考えようによってはスペイン語のメリットにもデメリットにもなってしまう。何事も表裏一体というのは本当に的を得ている。

そしてこの動詞の活用が多いというのはスペイン語は主語を省略できるということに深くつながってくる。

「主語がわからないと誰の事かわからないじゃないか!」

おっしゃる通り、主語がないと僕がしたいのか君がしたいのか、彼らがしたいのかが明確に出来ない。ただ、スペイン語の場合は動詞部分の活用を主語に合わせて変化することで主語を省略可にしてある。

例えば、(英)I go to Tokyo.   (西)Voy a Tokio.

英語だとgo to Tokyoだけだと命令形になってしまい、主語は明確じゃない。必ずと言っていいほど、"I" は必要だ。まあ口語では省く事もあるのだろうが...

ただスペイン語の場合は英語の"I"にあたる"Yo"は省略できる。カジュアルな場面であれフォーマルな場面であれだ。なぜなら主語の次にくる動詞の活用が「私」という一人称に変換しているから主語がなくても動詞を見れば主語が何なのかが一目瞭然なのだ。そして英語と同じように過去や未来によって活用があり、スペイン語の場合は8つほど時制がある。

ここで勘がいい人はこう思うだろう。

『てことは、英語みたいに考えると主語になりえるのは 私/ 君 / 彼・彼女・それ / 私たち / 君たち / 彼ら・彼女ら・それら で6つ。時制ごとの活用が8つほどあるから活用形も合わせると一つの動詞で50個弱も覚えないといけないのか....ふざけるな!主語をその都度言ったほうがマシだ!』

こんな批判はもちろんだ。僕もこれには最初苦労したし、大学のスペイン語学科に入っても動詞の活用をひたすら書いたり、復唱するという授業もあるくらいだ。ただ、ここにもコツがある。

活用形には、規則性というものが存在する。ここは僕のスペイン語レッスンの場ではないので詳しくは触れないが、一つのパターンでは語尾が-arで終わる動詞は主語が「私」の場合、-ar を -o に変えるだけ。そして「君」の時には -ar を -as に変える。それだけの事だし慣れてきてある時コツを掴むと一気に頭に入ってくる。

このコツの一つはリズムだ。よく中南米のスペイン語は歌うように話すと言われるのだが、これもスペイン語にとってリズムが非常に大事だからだ。英語の時だと苦だった暗記もスペイン語だとローマ字読みである上、どこか復唱しやすい読み心地良さがあるこれは実際に学習に取り組んでもらえればいずれ分かって頂けると思う。

🔻名詞に男性と女性という性別がある


これは序盤に戸惑う部分の一つだろう。なぜなら名詞に性別があるからだ。しかもこの名詞は男性っぽいなと思っていても女性の時もあり、その逆も然りだ。 

だからあまり単語を見て、これは男性っぽいからや女性っぽいなどと人間の世界の雄・雌とは交えて考えない方がいい。これは人間界ではなく言語界での性別なんだと割り切ること。

そしてこの男性名詞、女性名詞というのは学習を進めていくうちに判別がつくようになっていく。それはなぜか? ここにもまたある規則性があるからだ。

例えば人間関係のものは、人間と同じ性別で区別できる。
el chico「男の子」は男性名詞だし、la chica「女の子」は女性名詞という感じだ。

あとは単語の語尾が-ción、-dad、-tad であればほとんどが女性名詞になる。そして- ciónの場合は英語の-tionと同じ意味の単語がほとんどだ。

(例)

(英)station (西)estación

(英)communication (西)comunicación  etc..

こういった規則性、関係性を先に知っておくことで言語の飲み込みは一段と早くなる。

🔻文法のルールが英語ほど厳しくない


文法のルールが英語ほど厳しくない。つまり、少しルーズであるという事だ。

確かに、スペイン語の語順も英語と同じように基本的には「主語」+「動詞」+「目的語や補語」となっている。ただスペイン語は少し語順を並び替えても意味が通じる。また、歌詞によってはリズムに合わせるためなのか教科書の文法を無視したようなひどい場合もある。

例えば、

(英) I'm in the park now.  
(西)(Yo) estoy en el parque ahora.
(日) 私は今公園にいる

日本語の語順も比較的ルーズだ。
上の例だと「今私公園にいる」「私は今公園にいるよ」「私は公園に今いるよ」「私公園にいるよ今」。こんな感じでどれも人によっては言い方が異なるだろう。

だが英語だとどうだろう。わりとnowなどの副詞の位置は厳密に決まっていたり、in the parkを先頭に書いたり、主語が最後に位置することはほとんどないだろう。

ただスペイン語の場合はおおよそ、日本語と同じように組み立て可能だ。
Estoy ahora en el parque.
Ahora estoy en el parque.
En el parque ahora estoy. 

ただ動詞の活用の所でも言ったように何事も表裏一体だ。少しルーズな分、英語と比べて文章が読みづらいと感じることや理解しにくいという人もいるだろう。

だからこそ、英語でつまづいた人で何か他の言語に挑戦したいという人は是非、スペイン語を試してほしい。あなたにぴったりな言語である可能性は大いにある。僕自身がそうだったように。

🍀ほたぺのおまけ


これでもかなりまとめた方だと自分では思う。。他にも言いたいことはまだあるがそれはまたいずれ。

今回の学習面にフォーカスした記事を読んでもらって少しでもスペイン語に興味を持ってくれたり、英語が出来なかった私でもスペイン語なら出来そうかもと思ってくれるだけで本当に嬉しい。なぜなら僕もそうだったからだ。

英検は3級しか持っていないし、TOEICは受けたことないがおそらく今受けてもスペイン語に似ている部分しか解けないから300〜400くらいだろう。下の下だ。

でもそんな僕でもスペイン語はDELE B2(=TOEICの900弱)スペイン語検定3級(=英検準1級)。しかもスペイン語検定に関しては全国最優秀賞まで頂いた。手前味噌かもしれないが、許して欲しい。

ただ、いざ勉強しようと思っても英語と比べて学習環境が整っていないのも事実だ。大学も30校弱しかなく、関東に集中している。

ただこれだけは言いたい。僕自身が大学でスペイン語を学んでおいて言うのもあれだが、語学を大学で学ぶ必要はないと思う。今はネット上に情報がありふれているし、個人で大学よりも安く教えたりしている人も増えてきている、そして僕もその1人だ。

やる気さえあればある程度独学で学べる。わからない部分だけ出来る人に聞けばいいのだ。その方が圧倒的にコスパがいいし、留学は是非経験して欲しいからそのお金も貯められると思う。

プログラミング学習などにもメンターと呼ばれる人がいるように、独学の人にとっては心強いし、上達への近道を手助けしてくれる。僕があなたのスペイン語学習のメンターになれるのなら、是非頼って欲しい。最近ではスペイン語の宿題代行や添削も受け付けているからその相談でももちろん大歓迎だ。👇

最後が番宣のようになってしまってごめんなさい😞

さて、次は観光面でのスペイン語の魅力をみてみましょう!

ではでは🌙

Chao.












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