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オタク4人が「絆光記」の感想を募集して、共感する。


みなさんは絆光記、読みましたか?
めっちゃ良かったですよね。
良かったので、某所で好きなシーンと一言感想を募集してみました。

今回はそれをオタク達と読んで、「わかる~」とか「いいよね~」って言う会のまとめをお送りします。まあ軽~い気持ちでお楽しみください。

「今更?」と思われるかもしれませんが、私がnote化をドカサボっていたせいです。すみません。
読んだけどいろいろ忘れちゃってるよ~という人もいると思いますが、読み返してください。
良いコミュなのでね!

!!!!注意!!!!
我々オタク4人はシャニマス有識者というわけではありません。
ただインターネットでシャニマスいいよね……って話をしているだけのオタクなので、読めてないコミュも忘れちゃってる話もたくさんあります。
そのため、浅~いことを言ってても許してください……
なんなら「ここはこうですよ」「これはこうなんじゃないですか」というのがあれば教えてくれると嬉しいです。
シャニマスが、好きなので……

~オタク簡易紹介~

・助手a(筆者)
banarge0096
・◒

お猿30号

~以下、太字→名前 細字→発言 引用→投稿でお送りします。~

助手a
やりますか〜


語りのdestination

お猿30号
語りのdestination

banarge0096
こういうときの言葉を探しています

お猿30号
言葉を探すのって、難しいですよね

助手a
綺麗なOPをやろうとしてくれているところ申し訳ないが始めるぞ
1本目、同内容2投稿です

op イルミネがファンレターを読み合うシーン
ファンレターをひとつひとつ丁寧に読み続けてるところ、クロノスタシスを思い出して嬉しくなっちゃう

オープニング ファンレターに入ってた小さい子の写真を見た灯織の「可愛い……」
言い方が「つい口から漏れ出た」みたいな感じで可愛い

お猿30号
いいですよね


灯織さんは安易に定型句を使わない気がしていて、本当に思ってるんだろうなと

お猿30号
ここ、文字だと「可愛い……」表記だけど音だと「かわいー……」って感じでかわいい

助手a
めぐるのもうちょっと読もうよのくだり、萌やね

お猿30号
俺もイルミネにファンレター送りたいぜ
この家族が再度写真添付ファンレターを送ってきたときに「見て!大きくなってる!」っていう会話しててほしい

助手a
序盤ということでこの辺りはジャブが多め
次いきます

悩みなんてないでしょあんな綺麗な子に〜みたいなところ
真乃……綺麗になったな。

banarge0096
お前は誰だよ

お猿30号
誰!?


誰だお前は

助手a
誰なんだこいつは

banarge0096
闇の住人


彼氏じゃないと言っちゃダメ

助手a
綺麗になる前を知った気になるな

お猿30号
彼氏というか元カレ目線だ

助手a
back number

お猿30号
真乃だって悩んでるんですけど!

banarge0096
見た目はともかくああもオドオドしてる相手ならマニュアルに引き出しのひとつやふたつありそうな気もしたけど

助手a
「悩みがありそうな人」を狙っていたとして、真面目女性と上司で認識の違いがあったりもしたのかなとか
真乃にも悩みがありそうに見えた・行ける気がした真面目女性の胸中 少しだけ知りたい

お猿30号
なんなら真摯に向き合おうとしていたくらいだからな


実際どこまで引き摺られるか気になるな。そういうモニタリング企画ありそう。
モニタリングしてほしくね~~~~~~~~~~

助手a
あの世界には無くていい番組よ。
次行くわね

お会計待ってるシャニPの横の人同士の会話
言葉選びのセンス気持ち悪過ぎて好き

1話 臨席での会話
「ほら…こうやって何か言うと何言っても、こっちが悪者になってしまう。」「太陽だって、ずっと見ていられないでしょ」みたいな、闇の存在だからこそ光であるイルミネに対して感じる思いが吐露されていて良い


絆光記って全体的にワードセンスが鋭い

banarge0096
言わんとすることは分かるけどこんなん子供相手に言い出したら本当に終わりなんだよな
それぐらい限界人間なんだろうけど

お猿30号
眩しさが刺さって痛いというのもわかるけど、ずっと暗い場所にいるのも心身に悪いですよ

banarge0096
だから夜の太陽なんですね


でもぶっちゃけ自分は闇の側の人間なので、そうだよな~と思いながら聴いていた

お猿30号
自分も深く落ち込んでるときにはイルミネ聴けないかもな


多分、見る人によって絆光記の感想ってかなり変わる

助手a
のちに判明するとはいえ、この会話がルポライターのものというのがまた 
ルポライターにはこういう後輩が居る、という意味で

banarge0096
今会話見返してるけどマジできつい


これは先取りだけど、シャニPはルポラの本を読んでいるし内心では「いいこと言ってんね~」とか思ってたりするのかな

banarge0096
宣伝担当者の意向というか意欲もあってのことだとは思う

お猿30号
このシーンの直後?に『BRIGHTEST WHITE』が流れるけど、その流れもすごいなと思った
明るさの加害性に言及した上で『明るい白』に繋げるの

助手a
次!

第3話「ナラティブIII」、『変わらない方がおかしいだろ…ちゃんと見てるか、鏡』
ライター仲間とルポライターが電話でやりとりをしているシーン、夢をあくまで追い求めようとするルポライターと「現実」を強調するライター仲間。ルポライターは「誰にも見向きされないような、狭くて暗い」部分に光をあてた記事を書きたいが”現実”では食い扶持としてのエンタメ記事に時間を取られてしまっている。このシーンの好きなところは夢と現実について語り合っているにも関わらず、BGMにくだらないバラエティー番組が流れているところ。”現実”から逃れることは出来ない


ここ結構迫力あるシーン

助手a
「人の生活のことバカにするならさっさと結果を出せよ!」、かなりの怒り

お猿30号
ルポライターが自分を若いと言い続けていたの、満足いく仕事をあまりできていなかったからなのかもな
達成感が得られていないから自分の成長も感じられていない
ルポライターにとっての「若さ」って全面的にポジティブなものでもなくて、何も成していない自分の未熟さでもあるのかも

banarge0096
ここは(というか全般的に)ライター仲間の肩持ちたいな
たしかにリアリズムに陶酔して根源的な価値を見失う本末転倒も分かるけど、現実に立脚しない夢にもまた力はない

お猿30号
ちゃんと見てるか、鏡

banarge0096
鏡のくだりもそうだけど、ルポライターの若さは未熟さを自覚してというよりやっぱり客観的にみた彼の幼稚さを示すものじゃないかなぁ


見てないね~
若いと自分ではいうけど、年取ると余計見ないところもある 

助手a
「若さ」という言葉にも色々思うところがあったのだろうなと感じさせる一幕

お猿30号
未熟さの自覚というより老いの無自覚みたいな

助手a

第4話「定規をなぞるような、ありふれた企画」「退屈を文房具にしたら、こんな定規になるのだろう」
退屈を文房具にしたら定規になるんだ。憤怒を文房具にしたらカッターになるのかな。歓喜を文房具にしたらコンパスになるのかも。諦めを文房具にしたら修正テープになったりして。

助手a
ライターって感じだ
この後「味のしなくなったガム」とかも言うし

お猿30号
退屈を文房具にするなんて考えたことなかったな

banarge0096
憤怒でも歓喜でも諦めでも、彼にとってテンプレートに見えるなら全部定規になりそう
ありふれた皮肉にわざわざ文房具を持ち出そうとするあたりに彼のもの書きとしてのプライドが透けて見えて好き

助手a
店での「太陽だってずっと見ていられない」とか
ライター仲間との電話での「昼の光に夜の深さが〜」もそうだけど
一貫してそういうところあるな〜って感じさせてくれるのが好き
次行くか

4話 めぐると現地の女子3の一幕
女子3があの競争で和解できたの、もともとそんなにひねくれた子じゃないのかなと感じた。 言外のコミュニケーションを経てまっすぐ仲直りできた女子3と、その全てが当てつけのようになっているルポライターの構図が良かった。

人間じゃん
ノンバーバル・コミュニケーションも含めていち個人と向き合ってはじめて言葉が力を持つ、というふうに感じた


人間じゃん

お猿30号
人間じゃんじゃん

助手a
アイドルとか人間とか


女子3、確かに最初はかなり感じが悪かった

banarge0096
女子3は突っかかり方からして相当素直というか
手につく臭いとか運動とか、そういう動物性、(人間と動物を分かつようなフィクションに対しての)リアルを実感するシーンでとても好き(この言語に依らない競争に宿った「リアル」がもつ力というのは確かに皮肉だ)

助手a
女子3は「どうせこいつも自分のことを魚のようなものとしか思ってないんだろうな」みたいなわかりやすいヒネ方だった

お猿30号
ダンス体験とダンスレッスンは違うし、魚捌き体験と日常としての魚捌きは違うよね
蕎麦打ちが趣味として好きだったおじさんが脱サラして蕎麦屋を開いてみたら、仕事になった途端蕎麦打ちが苦痛になってしまったみたいな話を思い出す


「分かった気になる」って相手の中に土足で踏み込むことを意味するし、そこそこ地雷が埋まっている

お猿30号
非日常として体感されて「楽しい!面白い!」とか言われても、日常として体感してないくせに……と思ってしまう


だからこそ、めぐるさんよく踏み込んだな!とヒヤヒヤしながら見てた
「人間じゃん」を引き出すまで諦めなかったの、強い人だよ……

助手a
同年代だからこそ、はあるだろうなぁ

ナラティブⅣ 灯織とルポライターが会話するシーン
灯織の言葉にライターが内心感情的になってるとこが好き

助手a
イルミネと向き合い続けてどんどん自分が揺れていくシーンだ


いけいけいけ!と思ってました、灯織さんに

banarge0096
これね
バカにしてた相手から自分と同じ言葉が出てくるやつ

助手a
先の投稿の「当てつけ」がわかりやす〜く効いてる

お猿30号
灯織さん、上手く言えるかわからないとわかった上で、それでも言ってくれてありがとう
上手く言えるかわからなくて口をつぐんでしまうこと、ある


自分よりずっと若い人が諦めず理想を追っているの、効くだろうな~~~~~~~

助手a
これらのやり取りを踏まえた4話の締めが「なんだ、光とは」なの、切ねえ

お猿30号
上手く考えられるかわからないけど考え続けられるし、上手く言えるかわからないけど対話し続けられる、というイルミネのすごさ
考え続ける、探し続けるを続け続ける

助手a
ライターはさぞ身を焼かれる思いだったろう

banarge0096
ここ、絶対的な光の象徴として捉えていたイルミネも思い悩み言葉を探す普通の人間であるという気づきもさることながら、
彼も特権意識を失うことで同時代に併存するひとりの人間になれた瞬間なんだな

助手a
「光」とか「若さ」みたいな言葉に色々なものを押し込んできた彼が最初に見た現実


これ裏でめぐるさんと女子3が楽しそうに話してるのもいい
見えるもの、光景が

お猿30号
「ライブとか握手会とか行くから」

助手a
そんなイルミネが今回の体験で紡いだ言葉が5話冒頭ということで 次

第5話「そういう世界」、「私たちにとっての初めてや新鮮な体験は その人たちには、ただの日常で」
現地の住民と観光客との間で摩擦が起こるのはまさにこれなんだよな。我々にとってはエキゾチックでエキサイティングでチルな体験でも、現地の人にとっては日常にしか過ぎない

お猿30号
さっきめっちゃこの話しちゃったな


しちゃった

お猿30号
旅先で現地の日常を日常として知ることなんてできない


テレビとかでも、人にとっての日常(時に苦しみ)をエンタメにする構図ってたまにある

banarge0096
スラムツーリズムってやつですか

お猿30号
日常を知るには住むしかないし、厳密に言えば外部からの視点を持ち込んで生活するのはそこで生まれ育つのとはまた違うので本当にその視点を体感することはできない

助手a
これがあってるのかははよくわかんねえが、ニュースの小コーナーでやるホームレスの1日特集とかを見ると「俺は何を思えばいいんだ」って感じる

banarge0096
トワコレ千雪もちょっとこの辺の話題通ってるんでお勧めです

お猿30号
……


ぐぅ

助手a
オ‘‘

お猿30号
持ってなさすぎて話広がらなかった

助手a
悲しみの次

第5話 イルミネの投稿とSNSのコメントにかぶさる形で白紙の文書の「暗くて、惨めで 希望のない言葉が」「不愉快で、否定的で 思いやりのない言葉が」「誰かを救ったらいけないのか」という言葉が挟まるシーン
ここが一番ぐっときてしまった。光の側にいけない人間のうめき声みたいなものにも向き合ってくれてありがとうシャニマス

助手a
ルポライターの心がどんどん蝕まれてゆく

banarge0096
光の幻想が揺らいだうえでなお自分のような暗い言葉の価値を信じたいという気持ちが零れた名シーン


現状ルポラにとってはアイデンティティを侵食されているわけですからね

助手a
自分の、自分たちの言葉を信じたいという言葉を信じている(?)


これでちゃんとスランプ状態に入ってるルポラ、真摯な奴だなあ!
全部見てからだとちょっと可愛く見える

助手a
そしてそのままあのシーンへ...…

そういう世界 ルポライターが息を切らして走るシーン
何かショックを受けて思わず走り出す、という行動自体青臭い若者っぽいもの(というかそれこそアイドルものでアイドルがやるようなこと)で、その違和感が走るシーンと回想の連続とあいまってEDMのビルドアップみたいだった

お猿30号
なんなんだ
なんなんだよ

助手a
言葉が見えなくなって
何もわからなくなって
走りついた先 というか走った結果が

banarge0096
46歳の肉離れってか


かなしいよ

助手a
「体は正直なんだから」

お猿30号
痛い。生きてる。
何もわからなくなったときは走ってみると生きてるということがわかる

助手a
自分の信じてきたものがぐちゃぐちゃになって走るの、「若い」

banarge0096
単にイルミネを認めて終わるんじゃなくて「くそ」と食い下がれるのめちゃくちゃ負けず嫌いでいいよなぁ

お猿30号
いい


っていうかこのシーン、ビルドアップに喩えられるんだ
わかるけど

助手a
そして次へ

第6話「汎光」、「お涙頂戴でしょ、よくある」「マジ、このリメイクブームどうにかならん?映画ファン舐められすぎだって」
これ私のことだ・・・・


知らないけど言ってたと思う、私も
この辺のSNSのオタク全部見たい

助手a
リメイクブーム、映画ではなくアニメに対して言ったことがあります うん

banarge0096
バイオやFFのリメイクで楽しませてもらってますので私は無実です

助手a
PS4出すのめんどくさくてFF8R2やってねぇことをいまさら思い出すなど どうでもいい!

これいる?

banarge0096
7な
あとPS4では出来ないぞ

助手a
8はスコールじゃんね

これいるか?


なんか始まった

banarge0096
スコールくんの高2病的ニヒリズムからの脱却はちょっと味似てるかもよ

助手a
FF8〜10って結構シャニマスかもしれん(?????)

banarge0096
FF9はマジでシャニマスですよ

これいるの?

助手a
すまんかった 話を戻そう


はい。

お猿30号
リメイクされることで忘れられかけていた作品に光が当たるが、そもそも光を当てることが「良いこと」とも言いきれないのかな
光の当たらない場所に大切にしまっておいて、そのまま忘れられるほうがいいこともあるのかも


話としてはズレるんだけど、価値観が変わった未来に作品を持っていくのってどうなんですかねというのはある
サポコミュ1に片足突っ込んじゃうけど

banarge0096
ここから凡庸な作品についての話がフェードインしてくるんだよな

お猿30号
映画ファン舐められすぎとは言うが、リメイクブームで作られるリメイクは映画ファンに向けられたものじゃないんだよな
映画ファンじゃない層を映画ファンにするための映画


客層の話だ

お猿30号
めぐるファンを映画ファンにするための映画

banarge0096
でもそれは批評されない理由にはならないよね(カーン)

助手a
なんかゴング鳴ったぞ


なんかこれ危ない話題な気がする!!!!!!!!!!

助手a
次行くか

banarge0096
え、逃げるんすか


は?逃げないが

お猿30号
喧嘩しましょうよ

助手a
喧嘩するには早えんだって!
次!

偽あさひ登場シーン
「〜〜っす」口調の格闘家がおばあちゃんを助けているのがおもしろかったから。灯織と困っている女性のシーンとの対比としても大事なシーンだったと思う

おばあちゃん足腰弱いっすねのところ
ムキムキの芹沢あさひじゃんと思ってウケた

banarge0096
っすって言ってれば芹沢あさひに見えるんですか。


あ!
鋭い槍が…………

banarge0096
切ないというか心苦しいシーンだよね
直近の経験で素直に親切できなくなってしまう気持ちと、それを言い訳にしてしまう自分の狡さと


15歳には荷が重いよ

助手a
その時に何が本当に必要なのかとか、そういうことについて揺らいでいるタイミングであのやり取りを見るのは中々刺激が強い


こういうの「やって良かったならやったのに」って思う自分にも、う、うわ~~~~~~ってなりがち
それにしてもこのおばあちゃん良い人なんだ

助手a
温厚なおばあちゃんでよかった
次!

6話 「体は正直なんだから もう46歳でしょ?」のところ
ルポライターの年齢を終盤まで隠してた構成が上手いな~……と思う 正直中盤まではいい大人がうだうだ言うとんな……と思ってたけど、このシーン以後の深堀りでずっと闇雲にいろいろやってきた人なんだなって印象に変わったというか

助手a
投稿者の意図的には上でやったくだりでまるまんま回収できちゃうな
46歳、本当に絶妙な数字


このシーンはみんな言ってたけど、46歳、46歳か~

助手a
次の投稿とまとめちゃうか 繋がり在るので

第6話「汎光」、ルポライターの母親から電話がかかってくるシーン
(46)の母親ということはもう70歳は越えているんだろうなあ。。。。ルポライターは自分を騙して生きてきたからなかなか実家に帰っていなかったんだろうな、そんな彼が母親の「たまには帰っといで」に素直に「はい」と返事が出来るようになったのがしみじみと沁みてしまう

お猿30号
医者とのやりとり的に、自分が今46歳であるということを無意識にぼやかして生きてきたんだろうな

助手a
母親って立場の人から「もう若くないんだから」って言われるの、すごい 想像したくないけど効く


親って子を若く扱いがちだから特にね

お猿30号
若くないと自覚した上でも「子」であれる場所だから、老いを受け入れる上ではかなり救いだろうな
帰れる場所があるってすげーデカい

助手a
言葉と向き合っているつもりで、その実は言葉から逃げ続けて、文字通り走りきれなかった男の「なんか、疲れた」「自分騙すの」って すごい


ライター仲間には突っかかっていたのと対比的な構図
疲れてたんだな、お前……

助手a
いい区切りの瞬間だった
内容でまとめたために時系列的にはちょっとズレるけど次

6話 汎光 「わからないから探して、見つけて、考えて また探して~」の独白が連なるシーン
言葉の不便さを知りつつ、それでも言葉を探し紡いでいく姿勢が力強く感じられて好き

お猿30号
言葉って、不便ですよね……

助手a
冷たいけど、あたたかい

お猿30号
内側に浮かび上がってくるものって不定形だから、形の決まっている"言葉"に当てはめていくのってすごく難しい
取りこぼしてしまう部分や余計にくっついてしまう部分がどうしても出てきてしまう
こねくりまわし続けるしかない


答えは出ないとしても、逃げないというのはすごく勇気のいること
ありがとう、言葉を探してくれて。

banarge0096
流石に映画の件をスルーしつつここの意義を考えるのはちょっと難しいな


どのへんが関係しますっけ

banarge0096
そもそもルポライターへの依頼自体が映画の宣伝大使としての活動に関する記事で、
このオンライン会議は映画の炎上が宣伝活動にまで飛び火した後のものじゃん
この場面で行われている言葉探しは単に効果的なプロモーションのためのものという訳じゃないから(興行収入1位にもなっているし)、この言葉のもつリアリティを掬うためには背景はやっぱり拾うべきかなぁと


あ~、「だから、嘘ついたつもりはなくて……」のあたりか?
「思ったことを正直に伝えることが正しいとは限らない」もか

banarge0096
ルポライターにとって伝えたい思いに対して真摯な言葉を探すことが大事だというように、
それを通して描きたいもののためにどう台詞や映像に収めていくかというのが映画作りに対応している。
で、今回イルミネが宣伝を担当した映画は批評オタクにとってはその構成に難があるということでそれなりに批判されている状況だけど、
映画のプロモーションと、映画を観て楽しいと思った気持ち、引っかかった気持ちを「嘘をつかずに」伝えることを両立させる方法はなかったのか...みたいな逡巡だと思ってる

お猿30号
「真摯さ」か
実際のところどうだったかは別にして、今回のリメイク映画が観る人に「真摯さ」の伝わりにくいかたちだったのかもしれませんね

助手a
「それが、本気で向き合った言葉なら
紡いだ人の言葉を超えて、いつか」
次行くか

エンディング プロデューサーの「もしみんなが誰かのために~」のところ
クレオールでも描かれた、アイドルが闇を照らすため自ら闇の側へ行こうとする行為への否定だと感じた 「伝わらなかったみんなの形は周りの人が頑張って伝えていくから」はそれに対する補強でありながら、イルミネが「星」であるという観点からみるとその輝きがいろいろなところを反射して世界を照らすような、そんな温かさを感じる部分だと思った


こ~れ良かった。嬉しかった
ある種の諦観とも言えるかもしれないけど、自分で確かに掬えるところがあるという自身と光の肯定だから

助手a
「みんなは、みんなであろうとしてくれていい」


↑うれし~~~~~~~~

お猿30号
1人が救える範囲には限界があるけど、救おうとする意思は周りに伝播して増幅していくっていうのもわかる
救い救われの輪のなかで、取りこぼされている人がいないか視野を広くもっていたいものですね

助手a
探し続けること、考え続けること……

banarge0096
所謂283の論理の単なる引用というわけじゃなくて、
・その人がその人らしくあることが誰かを救いうる
・その人に救えない誰かはまた別の誰かによって救われるはず=特別な存在(アイドル)による救済の独占ではなく、普通の人々による助け合いの連なり
というふうに論理を拡張したものだという気がしている

お猿30号
みんな特別でみんな普通


「人間じゃん」

助手a
「人間じゃん」


星、星かぁ……
でも灯織さんのときみたいに曲げないことって難しくもあるんですよね。だから茨の道であっても言葉を探し、考え続けることが尊いわけで。
シャニアニ第1章パンフレット掲載の木下龍也さんの短歌を思い出しちゃうなあ!!!!

助手a
次!

エンディング 「誰にも読まれることのない大人げない反抗記は〜」のところ
編集者に反抗期じゃないんだからとも言われたライター自身が,自らを皮肉ったような調子で反抗期をもじっているのがいい。幼稚さは認めていても曲げられない部分なんだろうな

助手a
上でも言ったけど、ここで「反抗記」なんて言葉を使っちゃうあたり本当にこのライターは一貫して言葉に人柄が出ているなと思う

お猿30号
愛い奴

banarge0096
上でも言ったけど、過ちを認めたうえでの食い下がりは好きですよ

助手a
素直なんだよな 良くも悪くも


こういうところが好きなんですよね~

お猿30号
その一個前
「ーー待って待って!
また皺が増える……」←ちょっとかわいいなこいつ


意外と愛嬌ある

助手a
つぎ 本編ラストにして、最初でもある

エンディング「前書き」のエンディング
イルミネの特集記事「私たちは、光について語らなければならない」がオープニング「停電」冒頭の白紙の文書、「光」「光について」「私たちは、語らなければならない」と結びついているのが良いですね。話タイトルの「前書き」と物語冒頭の独白を回収しているのが美しい

オープニング 「ふたりの声が聞こえるから、そんなに怖くないよ」
読み返してから気づいた点です。最後ルポライターは「可愛い天敵」、同じように言葉を探す同志、対話可能性を見つけたことで、影の中に居ながらにして自らを見つめ、落ち着いて光を見据えることが出来るようになるわけです。暗い場所でも信頼できる相手がいれば怖くないということが序盤に隠喩されていた、イルミネがイルミネのままでルポライターに伝わるということが始めと終わりで結ばれていたんだという気づきです。

エンディング
オープニング

助手a
停電の比喩の話

banarge0096
お~ん

お猿30号
終わり方かっこよすぎる
最後が最初に繋がる話って一番いい


そう、絆光記には停電とか言葉の比喩がバチッとキマってる気持ち良さがある

banarge0096
めぐるにとってのふたりのようにライターにとってイルミネがそうなった訳か

お猿30号
結局自分のかたちというものは独りでウンウン唸っていても見えてこなくて、他者との対話によって初めて自分が見えてくるんだなあというのを最近よく考えています
自分のかたちが見えてくると暗闇の中でもそこに立つということが怖くなくなってくるんじゃないかな

banarge0096
それを示すように鏡と動画(ダンスレッスンの様子を記録したやつ)が出てくるよね 

お猿30号
照らし照らされることでお互いの姿が見える


即自・対自・対他 だ

お猿30号
「私たちは、光について語らなければならない」で始まる文章めちゃくちゃかっこいいな
この記事もそうだったということにしませんか
語りのdestination なんかじゃなくて

助手a
「みんなは、みんなであろうとしてくれていい」

次!サポ入ります

サポコミュ1冒頭「うっす」「……うっす」
挨拶するのが気恥ずかしいという男オタクあるあるが描かれてる良いシーン

お猿30号
挨拶が恥ずかしいことあるか!もっと元気に挨拶しろ!


ここ良い

助手a
オタク相手におはようは言わん 言われて確かにそうだと思った


私の投稿です
あ、現地集合したけど気恥ずかしくて最初から本題に入ろうとするオタクだ!と思って嬉しかった

お猿30号
自分が友人と会ったときになんて言ってるか思い出そうとしても出てこないな
うっすなのか?

助手a
「うっす」です

お猿30号 
うっすだったか

banarge0096
意外と引っ張るな

助手a
次!

サポートコミュ「興じたい」のめぐるファンが言い返すところ
私は2人のどちらの立場にも立ったことがあります。どちらのパターンでも2人の様に和解に辿り着くことは無くどちらの友人とも疎遠になってしまいました。 互いが同じ言葉を語っていても意味的な差異もありましたし、差異を吸収して語り明かしても行きつくところは感性的な断絶の知覚でした。 まさに「伝わってるのに......傷つけて」を地で行くコミュニケーションだったな...と思い出しています。彼らの様に互いに自省的な歩み寄りが出来ればよかったのですが、結局徒労に終わってしまうこともままあります。ただ、この2人の和解をご都合展開だと一蹴しなかったのは「それでも」と思わせてくれる本編コミュを読んでいたからこそで、絆光記に救われた様な気持ちさえありました

banarge0096
きたわね


どこから話したらいいんだろうな~ 良いシーンなんですよ

お猿30号
「俺が今日の映画を楽しめたって事実は変わらないんだよ」←よう言うた!

助手a
個人的にはこの後のサポ2話も含めていいと思ってる部分だ

お猿30号
たとえばめぐるファンがこれから映画好きになってもっと面白いと思える映画たちに出会えたとして、それでもめぐるの舞台挨拶目当てで行った映画を楽しめたっていう事実は変わることがないんだよな
それは大事にしていいものだよ

助手a
王と蚤というタイトルを冠するだけある内容をしている1話


王と蚤ってどういうこと?

助手a
単純にオートノミーのもじりとして見ています 僕は

banarge0096
「王」と「蚤」を強烈な光の存在と矮小な影の存在の対比、と言う意味でもじってるならサポカ内には関係ないというか本編で解決されてるような気もする

お猿30号
それこそこれが本編で語ってることを「普通の人々」に落とし込んでいるものなのでは

banarge0096
なのかなぁ
あとコミュタイトルは共時態、通時態のもじりらしいね(FFのツイートで知っただけなのでひけらかせない)

助手a
共時態と通時態に関しては考えてなかったな なんかまたもうちょい見たほうがいいものが増えてしまった


投稿文の話に戻るけど、言葉を探すことは大事と言いつつもやっぱり口論って疲れるのよね。結果が明るいとも限らないし

お猿30号
そうだねえ
ちょうど今日、対話を諦めて自分が折れることで楽に終わらせちゃったことがあったな


コミュニケーションを大事にした結果、絶縁直前までいったな~ あるあるだ

お猿30号
向き合い続けるって時間とかエネルギーとかのリソースを消費しなくちゃならないからな〜

助手a
お互いの自をぶつけ合う営みの後に、めぐるのファンが自を再確認したかのように動画のめぐるへ「おやすみ」と返す結びは本当に美しいと思った
「喧嘩」という2文字で表せもする行いで、どちらかを納得させる・折れさせるのではなく自分は自分らしくあろうとするファンの姿でキメるのは2話のアレにも重なるいい話だなと 思うわけです


大人よね
自律と引き際の間でわきまえる良い大人

banarge0096
この辺の映画炎上事件がアニメだとか去年のシャニマスだとかを意識したものだーって話に波及してたりもするじゃん
それが完全に見当違いだったとしても、シャニマスがフィクションであることには違いないから、やっぱりしばしば登場するシャニマス自己言及の回ではあったと思うんだよね
だから落としどころを見つけて落ち着こうというのは、フィクション自身がそういうのはちょっとずるいなと思う気持ちも少しあるにはあるんだけど、
それを「勝負」とか「試合」まではいかないにせよ戦いのニュアンスを含む言葉で表現した点でも「喧嘩」という言葉は偉いと思った

お猿30号
また喧嘩しましょうね
俺と、お前で。
というメッセージ

助手a
本編の方でファンの友人側の目線もしっかりと言及されてるからこその良さがある
自己言及的目線で見るならそこも好きな点だなって思う
ファンの友人のような目線を否定も肯定もせず「事実」と評すること


「…………なるほど」ってすごいバランス

助手a
ラスト!

また喧嘩しましょうね
少し考えためぐるが言葉の意味を理解したところ、声の演技も含め大変良かった

【王と蚤】コミュ2「通じたい」、「また喧嘩しましょうね」
また喧嘩しましょうね

...…

お猿30号
また喧嘩しましょうね


また喧嘩しましょうね、だもんな~

助手a
俺はやっぱりルポライターの言葉が好きだなぁと思う 素直な人間の本気で向き合った言葉

お猿30号
喧嘩とは対話であり、相手を知ることだから
拳を交わした奴は全員ダチだぜ

banarge0096
海辺の競争も踏まえている訳だけど、コミュタイトルの「通じたい」というのが良いよね


「また喧嘩しましょうね」って、分かりあえない状況を飲み下せていないと出てこない言葉で、それでもなお……というニュアンスをよく汲んでてとても良い

助手a
本当の言葉が無いところでは、喧嘩って起きないんだよな……


喧嘩もしねえでかしこまっちゃって、それが大人かよ!なあ! 喧嘩しようぜ!!!!!

banarge0096
じゃあなんか最後適当に喧嘩売って終わるか


えっ

banarge0096
STE【編集済み】

お猿30号
本当に喧嘩売ってる

助手a
実際そうなせいで、これに向こうから「……なるほど」で返されても素直にすまんとは言えねえよ

お猿30号
一方的にふっかけるだけの喧嘩になんの意味があるんですか

助手a
おっ、喧嘩2(ツー)だ

banarge0096
海辺でやろうや


海辺でやったらどっちかがどっちかのファンになっちゃう

助手a
絆光記のイルミネ抜きオタク入り最悪すぎるから終わるぞ!!
乙!!!!!!!!!!

banarge0096
おつでした


乙ンゴねえ

お猿30号
また喧嘩しましょうね。

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