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【Zatsu】次のトレンドを考える2

みなさんこんにちは。シリーズ「次のトレンドを考える」のお時間です。
第2回は、脱マスクを考えるです。

岸田総理が「脱マスク」のルール作りを進める考えを示したものの、問題山積のようです。村社会特有の同調圧力や、「これで感染拡大したら手のひら返しで気の緩みとか言いだすんだろ」というじつに的を射たご指摘などが見受けられますが、いちばんの問題はマスクにメリットを感じている人がいるということでしょうね。
マスク外していいよと言っても、相手が「いや、このままのほうが都合いい」と返されたら、それ以上は大きなお世話だもんね。

メイクが楽とか、顔を出さなくて済む(顔を見せるのが恥ずかしい)など、現状維持で感じるメリットはいろいろある。人によってはマスクを「顔パンツ」と呼んだりすることもあるからね。人前でパンツを脱ぐなんてけしからん、というわけです。

メイクについていうと、顔をいじるときに口周りには口紅をひくでしょ。そこを面倒なのでマスクで隠す。これが顔パンツ。
目や眉毛、まつげもケアする。でも、ペンシルでアイラインやアイブロウを整えたり、ビューラーでまつげをあげたりめんどくさいし、どうせなら省略したいよね。よし、アイマスクで隠しましょう。あっちが顔パンツなら、こちらはさしずめ「顔ブラ」だね。前が見えるように、遮光器土偶みたいなスリットをあけておこう。あぶないからね。


参考:遮光器土偶

そうするとだよ、最終的にはもう鼻だけ出す時代がそぐそこまで来ているんじゃないかと思っている。そこでおれは、考えた。

ノーズ世代™

ミレニアル世代とか、Z世代とか、しゃらくせえ。これからはノーズ文化だよ。いままでは目力めぢから口許くちもとを強調して個性を主張してきた。でも、これからはちがう。

鼻がアイデンティティ
モテ鼻の時代

口も目も覆って鼻だけ出しているわけだから、鼻の存在感はすごいよ。
マッチングアプリでも鼻にかんする条件がずらりと並ぶ。
ハリウッドスターも、いかに個性的な鼻をしているか、鼻の演技に世界中が注目している。
「おまえの鼻っ柱を折ってやる!」とか「フン、鼻持ちならない男ね」みたいな慣用句が小学生の間で大流行する。
「ハタハタ坊や旗照夫!」「それ鼻やなしにハタやないか~い」みたいな凍てつくツンドラギャグをのたまうどつき夫婦漫才が現れたりする。

これまでの世代とは価値観がまったくことなる。まさに旧人類オールドタイプ新人類ニュータイプだ。このジェネレーションギャップを乗り越えるのはキツイ。断絶が大きすぎて、互いに分かり合えることはないだろうね。

ただ、旧世代もこのまま黙って引き下がるわけにはいかないだろう。時代を引っ張ってきた彼らの矜持がゆるさない。
ノーズ文化へのアンチテーゼというか、新解釈というか、顔のパーツの個性を消しつつ、同時に強烈な主張も打ち出していく、という一見すると矛盾した二律背反のパラドックス文化が生まれるかもしれない。
たとえば、具体的にはこれだ。




鼻をかくして目と口を前面に出していくスタイル

ここまでくると、いよいよ世代間のギャップは埋めることかなわず、決定的な対立構造に発展する。非常に残念ではあるが、動き出した時計の針はもう誰にも止められないんだ。

え? おれですか? おれは両世代の激突をノーマスクで眺めている立場かな。そのころにはもう感染症も収束しているだろうしね。
だいたいにおいて、マスクは鬱陶うっとうしくて嫌いなんだ。
運動会の無責任な応援よろしく、「どちらもがんばれー」🥳


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