【Zatsu】毎日連続投稿
ちょっとまじめな話、かつ、完全に私見
こんにちは。しばらくまえに「ウトウトの誘惑」にかられ、日付をまたいだ者です🤪。
履歴を覗いたところ、自分の毎日投稿は1年半くらい続いていたようなのですが、これを長いとみるか、短いとみるかは人それぞれだと思います。我がこととして考えれば「へえ、そんなにやっていたんだ」と思いますが、正直それが2年だろうが3年だろうが、あまり大差ないかな~。
毎日投稿していてよかったことは2点、アンテナを尖らせたことと、プレッシャーの中で23:59までにアップする経験を積んだこと。このふたつについて、自分なりに考えてみようと思います。
input
アンテナを尖らせたというのは、情報源をたくさん持つのもひとつだけど、意識のレベルを上げるということもある。
たとえば、むかしこういう経験をした。会社の先輩が「joshさん、今朝オフィスに来るまでに赤い看板いくつ見た?」と聞いてきたんです。「いや、見てないですよ」と答えたんだけど、よく考えればそんなわけないんだよね。オフィスは新宿にあったから、家を出てから会社に着くまでに赤い看板を目にしていないわけがない。でも、おれは「見ていない」と答えている。彼は「明日の朝、もういちど同じ質問をするから、通勤時に意識してみてよ」と。それで、翌朝に赤い看板を意識しながら出社したら、なんとまあ赤い看板の多いこと。驚いたね。
漫然と情報の海を泳ぐのではなくて、何かしら明確な意図やポリシーをもって泳いでいると、情報のほうから寄ってくるときがある。実は寄ってきているわけではなくて、自分のアンテナの振り分け機能が働いているだけなんだろうけど、自分の興味を強く意識することって結構大事だと思ったのよね。むかし「引き寄せの法則」が流行したけど、あれは意外に合理的なのかもしれない。意識しなければ赤い看板は見えないんだ。見えないものは、手で掴むこともできない。
必要な情報は、向こうからやってくることなんてないんだ。まず、何が欲しいのかを意識すること。そうすることで初めて、必要な情報が見えてくる。
output
毎日ポストするって、よく考えたらむちゃくちゃハードモードですよ。たしかに生活していれば毎日変化はあるでしょうけど、書くほどのことでもなかったり、そもそも書いちゃダメなことだったりで、自分なりに最低限の品質基準なんてのもあるだろうし、体調が悪かったり、仕事でへろへろだったり、私生活の悩みごとで頭が一杯だったり。
そういうのを全部乗り越えて何百日もかかさずアップするのは、正気の沙汰じゃないのでは?
自分の場合は「つぶやき」も多かったですが、それでも23:59は何度か経験しましたね。これがもう胸がドキドキするんですよ。かなり変態ですが。
こういう綱渡りの経験って意外と大事で、半分以上は精神論なんですけど、ギリギリの環境下で勝負勘がはたらくとか、意外なひらめきや発想が飛び出てくるとか、それでなんとか事なきを得た、ということってホントにあるんですよね。
ただ、当然ながら普段の下積みがあってこそ「いざ危機到来」の時も乗り越えられるのであって、基礎が無ければバッサリやられて終わりなのは言うまでもない。「石の上にも三年」ということわざがありますけど、今は世の中のサイクルが短くなっているから、さすがに三年は長い。でも、世の中の短縮化に人間のほうが追い付いていなくて、個人的な感覚では一年は必要だと思う。下積みとして一年間つづけることでつかめる感覚があるのかも。
フリー
そんなこんなで、なかば無理を押しながら1年半続けていたわけですが、たった1日うとうとしただけで、すべてリセットされるという鬼畜仕様により、連続投稿は途切れました。翌日投稿したら、直後に表示された画面がまたこちらの神経を逆なでするという、知っててやってるのかなんなのか。
そのあとは、いま数日おきに、適当に書きたいときに書くスタイルへ変更したのですが、予想以上にゆとりというか、ひまというか、自由な時間ができたことに驚いています。毎日なにかしらの投稿をするのって相当パワー必要なんだなーと、あらためて客観的に理解できました。でも、これはこれでほかのことに配分する時間ができたわけなので、特段わるいことでもない。
結論
全体を眺めてみると、毎日投稿というのはある種のトレーニングめいた側面があり、続けているからこそ得られるメリットはあるのかもしれない。ただ、自分のような燃費の悪い人は、トップランナーとは違い、継続から得られるものと疲弊度がいずれ逆転してしまうので、いいころあいで自分のペースに戻すのも、24時間を有効に使うためのひとつの方法ではありそうです。
なので、継続することで得られるメリットもあるけれど、それを必要としているかどうかは人それぞれだし(アクティブユーザを増やしたいというnote側の意図も当然あるんでしょうが)、そのときの自分のニーズやスタイルにあわせるのが一番いいんじゃないですかね。
「それ最初に書いたら一行でおわったんじゃないのか」と?
それを、こんなにダラダラながく膨らませられるのが、1年半やってきたことの成果ですよ。
創作が継続できていてすごい!