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【Zatsu】次のトレンドを考える4

みなさんこんにちは。シリーズ「次のトレンドを考える」のお時間です。
第4回は、新しいプライベートサロンを考えるです。

まずは市場の動向を見てみましょう。
自宅をサロンに改装するスタイルは、ずいぶん前から流行っていますよね。エステやネイル、ヨガ、音楽、ヒーリング、ヘアケア。大規模サロンもいいけれど、オーナーさんが自分だけのために時間を割いてくれる1対1の贅沢な時間に魅力を感じる人も少なくない、というところでしょうか。

この「わたしだけの」が重要で、まさにお客さんもそこに価値を感じてくれているんでしょうね。いい意味での閉鎖性、ということでしょう。

そしてテクノロジーの進歩。
昨今の生成AIブームにとどまらず、世の中いろんなところがデジタル化されてきています。いままでは限界があった個別対応も、テクノロジーの進歩によって解決できるようになってきました。

誰もがリーズナブルな価格で「わたしだけの空間ばしょ、わたしだけの時間とき、濃密なプライベートサロン」を手に入れることが可能になったのです。

これはとんでもないビジネスチャンスですよ。
ちょっとこれを見てください。



デジタルサイネージってご存じでしょうか。モニタ付きの端末でCMや広告が流れるやつです。大型のものは商業ビルの壁面に、小型のものはタクシーの座席や電車のドアの上などにも見られます。
要は、手持無沙汰になるスキを狙って広告をねじ込もう、という策略です。電車の吊り広告だって狙いは同じだからね、デジタルサイネージも発想としては古典的だ。上記のトイレ記事も同様で、用を足しているあいだは特にすることもない。そこにデジタルサイネージを導入して広告効果を得よう、ということ。驚くにも値しない。

しかし、しかしだ。忘れちゃいませんか、個室トイレが究極のプライベートブースであることを。
この流れで次に来るのは――

高校生活さいごの1学期も終わりに近づいて来週からいよいよ夏休みだっていうのに、シンジをふくむ男女4人組のいつものメンバーは、これといったイベントを予定するでもなく、ふだんどおりダラダラとつるんで時間を過ごすばかりで、あたしがシンジのこと好きだっていうのはあいつもほかのメンバーも知っているのに、あえてなのか何なのか、ふわっとした関係が続いている現状にいいかげんイライラしてんだけどさ、でもあたしも強気に出られるキャラクターじゃないから適当に空気を読んで雰囲気合わせているわけで、こちらにも非があるといえばそうかもしれないけど、いつまでもこんなの続けるわけにはいかない、よし、次の夏祭りにふたりきりデートに誘ってやるぞと意気込みつつ「ちょっと! あんた来週末の土曜日って……」「あ、ごめん、いま手が離せなくて、あとでいい?」「う、うぅ」であえなく撃沈したわけで、なんだかあたし自信なくなっちゃって、オーナーさん、教えてください、もうほんと、いったいどうすればいいのか……サロン。

これしかない(言いたいことはわかりますが、他所よそでお願いします)。

このコンセプトを軸に百貨店の個室トイレで「乙姫彦星カウンセラー™」として鮮烈なデビューを飾りたい。ウォシュレット、音姫につづくCool Japanトイレシリーズ第3弾はこれに決まり。

個人情報とかも完全に抜かれて
🤖「いらっしゃいませ、おや、お久しぶりですね、その後どうですか?」
🙂「え? カウンセラーさん、あたしのこと覚えているんですか?」
🤖「モニタにカメラが埋め込まれてますからね。すべて録画済みです」
🙂「・・・」

どうやら法的な課題がいくつかありそうです。

でも、これを有料サービスにすれば商業施設にとっては一種のテナントだしね。UUUM所属のTOPカウンセラーがあそこの商業ビルに導入、なんてうわさで客が殺到して朝から列ができるとかさ。相互メリットありそうだけど。

ただ、ひとつ注意が必要なのは、トイレが異常に混む(回転が落ちる)こと。本当にトイレを使いたい人にとっては、えらい迷惑な話だし。もっとも、なんでこんなクレイジーなことを本物のトイレでやる必要があるのか、って聞かれても「それをぜひカウンセラーと相談していただいて」って逃げるしかないしな😛

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