見出し画像

【Zatsu】健康診断いってみた

いってきました、健康診断。

某大型クリニックで、人間ドックや健康診断の専門施設。これまでもお世話になっているから、流れはだいたい把握しているのでお気楽です。
ただ、今回は非常に残念なことが3点ありましたので、そちらを健康診断の巡回路よろしく告発していきたいと思います。

1.採血
座って順番を待っていると、前の人が採血されているのが見える。見たところ名物婦長みたいなベテラン看護師さんで、首から上はおだやかな雰囲気なんだけれど、手元の動きがすさまじく達人級マスタークラス。1日に何百人からの血を抜いているわけだからね。そりゃあワザも磨かれるってもんですよ。
やっぱりプロは違うなぁと感心しているうちに順番がまわってきた。案内されていくと、あれ? 婦長の横を通り過ぎて……そのさきには、若い小柄な女性看護師さん。
まあいいか。いつもどおり左腕を出す。で「少しチクッとしますよ~」の掛け声とともに採血開始。
すると、何か様子がおかしい。
「もう少し——進みます!」
え、うそでしょ。そんな出発進行みたいなことある?
と思っている間に針がグリグリー。
「しびれ無し——進みます!」キリッ
そんな、異常なぁし、みたいなのある?
グリグリー。
「すみません、抜きますね。チクッとします」
いやもう、そんなチクッとなんてどうでもいいから。
ここまでやって、採血できなかったらしい。
隣では婦長が2~3人を右から左へバンバンさばいていているのに。
けっきょく右腕から採り直しで完了。いままで左腕から採血できなかった記憶がないんだけど、こんなこともあるんだなと思いつつ、次の診察場所へ。

2.腹部超音波
薄暗い部屋のなかベッドに仰向けになり、おなかにハンディ機器をあててエコーで検査する。
先生の掛け声にあわせて、息を吸ったり吐いたりするんです。
「はい、大きく息を吸ってー。はい止めてッ! ……はい、吐いてー。また大きく吸ってー、ハイ止めて! ……はい、ゆっくり吐いてー」
これを何度も繰り返すんだけど、途中で先生が
「はい、吐いて楽にして―
はい大きく吸ってー、止めて! 楽にして―
はい吸ってー、吸って!」
「!!!」げほげほ
「はい、止めてー」
わかってやってんのかな。先生も疲れているのかもしれないけど。

3.胃部X線(バリウム検査)
笑顔がさわやかで、物腰の柔らかい好青年技師。
発泡剤とバリウムを飲んで検査スタート。例のごとくゲップを我慢しながらなのでツライけれど、なんとか指示に従って宇宙遊泳トレーニングみたいな回転運動に耐えていたんです。すると、彼がマイクで「う~ん、おなかのふくらみが弱いんだよなぁ」と漏らし、発泡剤と水をもってやってきた。
追い発泡剤。
こんなの初めてですよ。これでさらにゲップを我慢しながら回転とか過酷すぎるだろ。でも仕方ない、言われた通り発泡剤と水を飲もうとしたとき、彼が耳元で、低いトーンの早口で「ゲップしてないっすよね」
何なの、怖いよー。
してないですよ、と答えると、キラキラした笑顔で操作室へ戻っていきました。そこからさらに10分くらい、回転装置のシゴキに耐えようやく解放。
げふー。
以前に胃カメラは生涯もう飲むまいと心に決めたんですが、やっぱり胃カメラのほうがいいのかなぁ。

検査結果は後日郵送。このクリニックはわりと気に入っているんですが、次回どうするかを思案中です。

この記事が参加している募集