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良く知り、謙虚に、美術を伝える FIle No.1 LACHI

Spot LightというYouTubeチャンネルを作りました。

インタビューするのが趣味みたいになっているので、この場所で色んな方の話を聞いていけたらいいなと思ってます。

 File No.1 聴く美術館らち LACHIさん

podcastチャンネル「そんない美術の時間」
YouTubeチャンネル「聴く美術館らち」

など多方面で美術の発信をするLACHIさん。元々友達ではあったのだがLACHIさんの分野の話を詳しく聞いたのは初めてだったかもしれない。
今回LACHIさんをインタビューしてあらためて感じた、彼女は品が良い。

美術というジャンルに正直取っつきづらさを感じていた。ごく一部の人間の高尚なハードルの高い嗜みである。そう思っていた。
だがLACHIさんはそんな美術のハードルを下げて、裾野を広げようというスタンスを取っている。

LACHI「デザインの仕事をしている時に、営業の人とかお客さんから『俺はセンスがないから任せるよ。とりあえずカッコいい作って』って言われた時になんか美術に対して拒絶反応があるんだなって思ったんですよ。そういう人に美術ってもっと身近なものだよって感じてくれたら何か変わるんじゃないかなと思ってpodcastを始めたのがキッカケになるかな」

美術側の人間が美術を知らない人間に歩み寄ってくれている。
それだけでただ嬉しく思った。

LACHIさんは「美術を詳しく知りたいマニアックな人」にも「美術を全く知らない人」にも美術を届けようとしてくれている。


絵を見せずに美術を語る挑戦

美術の発信と聞くとやはり美術作品を見ながら、その説明を聞いたりしたいものだ。しかしLACHIさんがパーソナリティを務める「そんない美術の時間」はラジオである。その「そんない美術の時間」についても話してくれた。

LACHI「元々『そんない美術の時間』は違うパーソナリティの方がやっていて、私はリスナーだったんですけど、美術という視覚情報に重きをおくジャンルにおいて、視覚情報がない状態で喋るって面白い番組だなと思ってて。とあるキッカケでパーソナリティをやらせてもらう事になった時に最初は戸惑ったんですけど、今はすごく楽しくやらせてもらってます」

そんな番組がYoutubeに進出するに至った経緯について

LACHI「そこからリスナーの方からお便りをいただく中で『そろそろ画像で見せてください』って言われて(笑)それは何度か言われてたんですけど、画像がない状態で、この美術という世界をどう表現するかという私のチャレンジでもあったから『それは分かっているんだけど…』って思いながら喋っていたんですよ。でもそういう意見を聞いていくうちに『絵があったらどうみんなは見てくれるんだろう』と思い実験してみたいなとYouTubeやってみようと思いました。


彼女の美術と美術を知ろうとする全ての人に対して、謙虚で積極的なその姿勢にとても胸を打たれる時間でした。

インタビューをするとその人の品性がよく見えるのだが、LACHIさんはとにかく品が良い。

LACHIさんは僕のまどろっこしい質問にも姿勢を崩さず視線もずらさず聞いてくれた。まずその姿に品性を感じたし。多くの才能を持ち合わせながら、それを自分のためだけに使うのではなく。周りの人・美術に興味を持ってくれる全ての人にそのエネルギーを使いたいと積極的に動いている。

そんな素敵なLACHIさんの活動をSpot Lightではこれからも応援していきます。


===LACHI infomation===

〈聴く美術館らち〉

〈そんない美術の時間〉

〈LACHI Twitter〉




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