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【小説】シャボン玉が飛んできたのでナンパしてみた【最終話】

 ユイが先ほどまでサンドイッチを頬張っていたクチを僕の唇に重ねて来たので、余り気乗りはしなかったが、場の空気を読んで流れを妨げぬようにとこちらも避けずに応じた。 そして取りあえず1回はユイを絶頂へという思いから、体勢を変えてマングリ返しの状態で上から執拗にユイを突いた。ピクリとユイのカラダが跳ねるような反応を見せたところで僕は一旦アレを抜いた。
「クチの中でぶちまけたいから咥えて」
「そんな露骨な表現しないで…」

 拒否しようという訳では無いのだが、言われるがままに応じるのはどうだろうといった、虚ろな眼のユイの言葉を聞こえない振りをしながら、ユイの喉の奥にアレを突っ込んだ。そして僕も自分でアレの根元をしごきながら、たっぷりとユイのクチの中で果てた。これまで頭を叩かれたり、駄目出しされっぱなしの僕であったが、そうすることで更にユイに嫌味を言われそうな気はしていたのだが、そんなことはこの期に及んではもはや構わないといった調子で開き直って思い切り口の中にぶちまけた。
 応じながらも不本意そうな表情でティッシュに吐き出すユイを眺めながら、先ずは昨日のリベンジは果たしたと胸を撫で下ろす自分がいた。普段の調子を取り戻したように、形成を逆転させたように、服を着直そうとするユイの体の中心のワレメの入口の突起を執拗に指先で弄ぶと、中を激しく突くよりも大きな声でユイは鳴き声のような声を車内に響かせた。余りにも反応良く体が応じて返すので、執拗に指先で突起部分を叩いた。もはやユイは僕の頭を叩いたりしていた時のようには体の自由が効かないようで、僕の腕の中でしおらしく鳴き声のような声を鳴らしながら、脚を大きくビクつかせながら何度か絶頂を迎えた。
 事を終えた後も、その時の体の感度の良さを関心する様に、その事を振り返るようにユイに問い掛けると、そんなに直接的な表現で虐めないでと一度滲み出したしおらしさは抜けないままでいた。

 車を走らせながら、日々の問答を互いにぶちまけ合いながら待ち合わせていた場所へと向かう。僕はハンカチも返したしカーSEXもしたし、ユイもそんなに怒っていないようだしと明日からはまた日々の業務に没頭出来そうだ。非常に充実した日曜の昼下がりだったと清々しい気持ちで満ちていた。辺りはまだ明るいが時刻は十七時を回るには少し早い、そんな時間帯に差し掛かっていた。バス通りの行き来する人の往来を眺めながら、皆各々の休日をどの様に楽しんだのだろう、充実していただろうかと物憂げな気持ちになりながら取り留めも無く思考を巡らせながら、ユイを拾ったコンビニへと辿り着く。
「そういえば!」
「何…?急に」
「パンスト、ビリビリに引き裂いちゃったんだった!」
「大丈夫、家族には見えない様に処分するから(笑)」
「そう、上手くいくかなぁ…」
「残念。期待していたような展開にはならないよ」
「ね、ねーちゃんこのパンスト!!ってなったら何て言うの?(笑)」
「さぁ、ってか何?そのバレるシチュエーションみたいなのばっかずっと言ってるけど(笑)」
「ね、ねーちゃん…!」
「しつこい!(笑)」

 ユイはビリビリのストッキングを何事もなかったかのようにスカートの下に履いたまま車を降りて手を振っていた。秘書ということもあってか、傍から見た佇まいはクールに見えるのに、スカートの中はビリビリに割かれたパンストが隠れているのを知っているのは僕だけだけなのだと思うと、また無性にクリトリスを弄んでやりたくなった。そして、中々派手に引き裂いたと思ったのに上手く隠れるもんだと妙に納得しながら僕は自慢の愛車のアクセルを踏んだ。

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