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ヘアカラーデザインの色ツヤ、質感を長く楽しもう!『エドル』からの新提案、髪色ずっと続くルベルのサロントリートメント「エドル ラスター」

多くのお客さまがさまざまなヘアカラーを楽しむようになった今、その髪色を長くキープするための提案も強化していきたいもの。色を楽しむルベル/タカラベルモントのヘアカラーブランド「edol(エドル)」からの提案、「エドル ラスター」の秘密を解き明かす。

■DESIGN 1 ピンクのベースを生かしつつ陰影をプラス

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現状のピンクカラーを生かしつつ、顔周りやサイドに同系色の濃淡をプラス。2色をぼかす「スマジング」という技法を使うことで、髪が動いたときに、より陰影が際立つデザインに。褪色しても楽しめて、次回のヘアカラーも邪魔しないから、ハイトーンカラーを無理なく続けられる。

BEFORE

ルベルTU_Before01 (1)

ハイトーンカラーを繰り返しており、ペールピンクに褪色している。明度は18レベル程度で、新生部は2.5センチ。

HAIR COLOR RECIPE

ルベルTU_展開図01

(A)ブリーチ/「エドル ブリーチ」+6%(2倍)
(B)顔周り/「エドル」Gr-7:Pe-7=3:1+2%
(C)インナーカラー(ベージュ)/「エドル」(Be-11:Pe-7=2:1):Gr-11=10:1+4.5%
(D)インナーカラー(ピンク)/「エドル」(FP-11:P-11=3:1):V-7=10:1+4.5%
(E)毛先/「エドル」P- 9:V- 7=7:1+2%

TECHNIQUE PROCESS

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(1)ブリーチ履歴のある部分に、「エドル スタイルプレックス 1」をハケで塗布する。

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(2)サイドにセクションを取り、根元をあけて薬剤Aを塗布。薄めのスライスを取って施術し、しっかりと明度を上げる。10分放置後、水洗。

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(3)薬剤を流した後、ブリーチ部分に「エドル スタイルプレックス 2」をなじませて1分半程度放置。水洗後、シャンプーする。

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(4)ブリーチ後の状態。ピンクの色素が抜け、白に近い状態まで脱色されている。

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(5)顔周りの生え際1センチを分け取り、根元をあけて薬剤Bを塗布。フロントはジグザクパートを取って施術し、前髪の産毛には薬剤を塗布しない。

ルベルTU_プロセス6

(6)プロセス2でブリーチした部分に「スマジング」というテクニックを使ってカラーリング。根元をあけて薬剤Cを中間に塗布(写真上)した後、毛先側に薬剤Dを塗り(写真中)、ホイルをかぶせる。ホイルの上から少しホイルをズラすようにして(写真下)、薬剤の境目をグラデーション状にぼかす。次のパネルは中間に薬剤D、毛先側に薬剤Cを塗布。これを交互に施術していく。逆サイドも同様に薬剤CとDを塗布。

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(7)トップに厚さ1センチのスライスを取り、毛先2センチに薬剤Eを塗布。同様にバックにも施術する。15分放置。

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(8)水洗後、「エドル ラスター 1」を全体になじませる。洗い流さずにそのままシャンプー。

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(9)ヘアカラー施術後は、薬剤の色落ちによってシャンプーの泡が色づくが、「エドル ラスター」の効果により、色落ちが少ない。

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(10)「エドル ラスター 2」を全体になじませた後、「エドル ラスター 3M」を重ねてつけ、全体によくなじませる。その後、水洗。

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■DESIGN 2 グラデーションで見せる寒色系「くすみカラー」

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ダークカラーのベースに、表面のみ明度を上げてグリーンとベージュのカラーをグラデーション状に配置したデザイン。毛先にはオレンジを部分的に加え、差し色に。自然界に存在する色からヒントを得て、ややくすんだ色みに仕上げた。

BEFORE

ルベルTU_Before02

既染部は寒色系のブラウンで、明度は7レベル程度。耳周りに明度17レベルのハイライトが入っている。新生部は約5ミリ。

HAIR COLOR RECIPE

ルベルTU_展開図02

(A)ブリーチ/「エドル ブリーチ」+6%(2倍)
(B)グリーン/「エドル」M:A=10:1+2%
(C)ベージュ/「エドル」Pe-11:V-11=20:1+2%
(D)オレンジ/「エドル」O+2%
(E)グレー、ベース/「エドル」(Gr-7:Gr-9=1:1):M-9=10:1+2%

TECHNIQUE PROCESS

トップの根元2センチをあけて薬剤Aを塗布。20分放置後、同じ部分に再び薬剤Aを塗布。15分放置後、水洗。ブリーチしたトップに、厚さ5ミリの斜めスライスを取り、中間~毛先に薬剤B~Eを塗布。「スマジング」という技法で、グラデーション状に施術する。トップ以外には薬剤Eを塗布し、15分放置後、水洗。

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■DESIGN 3 ソフトな印象に仕上げたモノトーン系カラー

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顔周りはウイービングのハイライトとバレイヤージュのコンビで動きを強調し、バックのグラデーションカラーとのコントラストを効かせたデザイン。「パール」のカラーをミックスすることで、硬い印象になりがちなモノトーンカラーにやわらかさをプラス。

BEFORE

ルベルTU_Before03

前回、ワンメイクのハイトーンカラーを施術しており、ナチュラルブラウンに褪色している状態。明度は17レベル程度、新生部は約2センチ。

HAIR COLOR RECIPE

ルベルTU_展開図03

(A)ウイービング/「エドル ブリーチ」+6%(2倍)
(B)バレイヤージュ/「エドル ブリーチ」+4. 5%(2倍)
(C)ベース(根元~中間)/「エドル」(Gr-7:Pe-7=2:1):Be-9=10:1+4.5%
(D)ベース(毛先)/「エドル」{(Gr-7:Pe-7=2:1):Be-9=10:1}:CLR-PX=2:1+4.5%
(E)ハイライト部分のカラーリング/「エドル」(Pe-11:Be-11=3:1):Gr-9=10:1+4.5%

TECHNIQUE PROCESS

生え際に薬剤Aをウイービングで、薬剤Bをバレイヤージュで施術。それ以外には薬剤C、Dを塗り、グラデーション状のベースをつくる。20分放置後、水洗。ウイービングとバレイヤージュを施した部分に薬剤Eを塗布し、15分放置後、水洗。

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髪色を楽しんでもらうための「エドル ラスター」提案のポイント

サロンでは「エドル ラスター」をどんな場面でおすすめしているのだろうか?『imaii scaena×colore』のカラリストとスタイリストに、お客さまへのアプローチのコツと、ヘアケア提案の心構えについて聞く。

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カラリスト 大倉 貴志さん
おおくら・たかし/東京都出身。東京美容専門学校卒業後、2002年に『imaii』入社。現在、『imaii scaena×colore』のトップカラリスト。

Q.「エドル ラスター」の魅力は?

短時間で施術できるから男性客にもおすすめ
「エドル」でカラーリングしたお客さまには「ラスター」のケアをおすすめしています。特に寒色系カラーに仕上げる際に、両者の相性の良さを感じます。最近はハイトーンカラーの男性客も増えてきました。ダメージは気になるけど、サロンのトリートメントは時間がかかるというイメージを持っている男性にも「ラスター」なら提案しやすい。時間がないから何もしないのではなく、時間がないなら「ラスター」を使えるという発想で、積極的にアプローチできるようになりました。(大倉さん)

Q.若手スタイリストに伝えたい、ヘアケアの心構えとは?

最適なケアを提案することは美容師の使命
サロンでは、5種類のトリートメントメニューを展開。目的や価格に違いをつけ、お客さまの髪質や悩みに合わせて、最適なケアを提案しています。教育面では、アシスタントのころからヘアケアの重要性を伝え、その日の施術に対してどんなケアが必要で、どんなホームケアが効果的かを、お客さまにきちんと説明できるよう指導しています。ヘアカラー毛に対して「ラスター」を使うメリットを伝え、納得いただいた上で施術するよう心掛けています。(大倉さん)

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カラリスト 高橋 拓也さん
たかはし・たくや/東京都出身。KBKビューティーカレッジ(現・国際総合ビューティーカレッジ)卒業後、2006年に『imaii』入社。現在、『imaii scaena×colore』のトップカラリスト。

Q.「エドル ラスター」の魅力は?

コスパが良く、満足度の高い「頼れる」アイテム
「ラスター」を使ってケアした次の来店時にお客さまに感想を聞くと、大半の方が「今回も使ってほしい」とリクエストされます。お客さま自身が効果を実感できれば、ヘアケアへの興味が高まるだけでなく、ケアを続けることにもつながっていくと思います。サロンのオペレーションを考えても、シャンプー時に短時間で施術できるので、費用対効果が大きい。サロンでの滞在時間をなるべく減らしたいこのご時世、素早く、質の良いケアを提供できるアイテムです。(高橋さん)

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ヘアスタイリスト 塩野 遥さん
しおの・はるか/1996年生まれ。東京都出身1996年生まれ。東京都出身。国際理容美容専門学校・美容高等科卒業後、2015年に『imaii』入社。現在、『imaii scaena × colore』ヘアスタイリスト。

Q.若手スタイリストに伝えたい、ヘアケアの心構えとは?

試してもらいやすい料金設定が人気の秘密
ハイトーンカラーが人気の今だからこそ、もっとケアに意識を向けてほしい! 今までは、サロンでメニュー化しているトリートメントの最低料金は3,500円でした。この価格だと、若い世代のお客さまには提案しづらくて……。2,000円代で提供できるトリートメントの導入は、若いスタッフの声によって実現したんです。「ラスター 1」の、シャンプー前につけるというユニークな使い方も魅力。アプローチできるお客さまの幅もグンと広がりました。(塩野さん)

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ヘアスタイリスト 堀川 加偉さん
ほりかわ・かい/1995年生まれ。京都府出身。京都美容専門学校卒業後、2016年に『imaii』入社。現在、『imaii scaena × colore』ヘアスタイリスト。

Q.「エドル ラスター」の魅力は?

ベタッとせずサラッと軽い仕上がりが魅力的!
サロンでは「ラスター」のケアを2,000円で提供していて、ホームケアの「ラスター 3days」と合わせても3,000円未満だから、若いお客さまにも提案しやすいです。また、従来のトリートメントはリッチな使い心地のものが多く、仕上がりの質感がベタッとしがちでしたが、「ラスター」はサラッと軽く仕上がるのが良いですね。「ラスター 3」は髪質に合わせて2種類から選べるので、仕上がりの質感をコントロールできる点も気に入っています。(堀川さん)

HM2月号_別冊付録_ルベル

アシスタント 園山 楓恋さん

Q.若手スタイリストに伝えたい、ヘアケアの心構えとは?

色持ちの良さと手触りの違いでリピーター続出!
10代や20代のお客さまは、ヘアケアへの意識がそんなに高くはないのですが、色持ちを良くしたいという声は多いです。そんな方に「ラスター」で施術し、再来店した時に感想を聞いてみると「色持ちだけじゃなく、手触りも違う!」と喜んでもらえました。短時間でケアできるから、小さなお子さま連れのお客さまや、白髪染めの持ちを良くしたい大人世代のお客さまにもおすすめ。「ラスター 3」の放置中に、頭部を軽くマッサージをするのが、私のこだわりです。(園山さん)

Product Information 「エドル ラスター」

ヘアカラーデザインをより強く美しくサポートする「エドル ラスター」

ルベルTU_商品

エドル ラスター 1〈ヘアトリートメント〉
ネットポリマーが毛髪内部に吸着。シャンプー前に使用することで染料の流出を抑制し、ヘアカラー直後のシャンプーから髪色を守る。 ※専用ボトル別売

エドル ラスター 2〈ヘアトリートメント〉
シャンプー後に使用。水や界面活性剤の侵入をより強固に防ぎ、色持ちをアップ。さらに、ヘアアイロン使用などによる変色をセーブする。 ※専用ボトル別売

エドル ラスター 3S、3M〈ヘアトリートメント〉
「ラスター 2」に重ねてつけることで美しい色ツヤを保ち、滑らかな質感に。軟毛~普通毛向けの「S」、普通毛~硬毛、ダメージ毛向けの「M」の2タイプ。 ※専用ボトル別売

エドル ラスター 3days〈ヘアトリートメント〉
ヘアカラー施術後3日間の集中ケアでシャンプーによるヘアカラーの色落ちを防ぐ。髪への界面活性剤の浸透を穏やかにし、毛髪内部からの染料の流出を抑制。

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「赤み」に縛られない自在なクリエイティブを表現するヘアカラーシリーズ

エドル 全56色 〈医薬部外品〉
エドル ブリーチ 〈医薬部外品〉(販売名:パウダーブリーチLB)

<お問い合わせ>
ルベル テクニカルサポートセンター
0120-853-854
【受付時間】10:00~12:00/13:00~17:00(土・日・祝日を除く)
https://www.lebel.co.jp/products/series/edol/
Instagram:@edol_lebel

<CREDIT>
●hair color_Takashi Okura(DESIGN 1、3)、Takuya Takahashi(DESIGN 2)[imaii scaena×colore]
●hair design & make up_Haruka Shiono[imaii scaena×colore]
●photo_Shota Umetsu