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わたしたちが、あの作品に度胆を抜かれたワケ/HAIR MODE編集部

文/ヘアモード編集部・有本 彩

ごあいさつ

新型コロナウイルスの影響で、大変な日々をお過ごしのことと思います。どうか、みなさまと大切な方々が心身ともに健やかでいられますように。私たちも美容専門誌の出版社として、今できることを精いっぱい進めてまいります。(新型コロナ対策の記事が、noteにあがっておりますのでぜひご覧ください)

これも新型コロナによる弊害ですが、コンテストなどの中止が相次いでおりますね。素晴らしい作品の数々を拝見する機会が激減してしまったのは、とても悲しいです。みなさまがまったく想定していないことかと思いますが、作品を見て「負けてらんねえ!」と、なぞの闘志を燃やしていたのは、この私でございます。(知らんがな)

過去のたまげた作品、集めてみた

コンテストや小誌企画にて作品を拝見するときはいつだって、「わあ、そうきたか!」「このアプローチ、すてき!」とワクワク・ドキドキするものですが、ときどき「こりゃ、たまげた!」とその場でひっくり返ることがあります。嘘をつきました。ひっくり返りそうになるだけで、実際にはひっくり返っていません。

「人の心に響く作品って、どんな作品だろう?」 

これは、作品撮りが好きな美容師さんにとって、永遠の課題ですよね。美容専門誌をつくる、私たちにとってもそうです。先日、ふと思い立って先輩と、ここ最近で『ヘアモード』に掲載した作品の中から、たまげた作品を集めてみたのです。改めて見ている中で、それらには特徴があることを発見しました。ですので、コホン! 僭越ながらここで発表させていただきます。 

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(おそらく)これが、心に響く作品の特徴だ!

さて、では張り切ってご紹介! 主に2つの特徴がある気がしています。

1 物語、人の感情、個性を感じられる作品

見た瞬間、頭の中でぶわっと情景が浮かんだり、「この人(モデル)って性格はこうで、あんな生活を送ってそう。今こんなことを思っているのかな」と想像できたりすると、もうその作品のとりこ! 目が離せなくなります。

ヘアは、ナチュラルでも派手でも良さそうです。とはいえ、ヘア作品として見ているので、映画のワンシーンを切り取ったかのようなドラマティックな作品も、今にも動きだしそうなイキイキとしたポートレイトも、ヘアがその情景や人を物語る重要な要素として機能し、それが心地よいことが大事なのだなと思っています。こんな作品に魅かれてしまうのは、きっと私だけではないはずです。

2 つくった美容師の圧倒的技術力とデザイン力が盛り込まれた作品

これは、1とは全く別次元で、「参りました!」。その美容師さんだからこその超ハイレベルな技術で、独自の思考回路によって生み出された、圧倒的存在感を放つ作品です。

どんなにたくさん作品が並んでいても、それにだけスポットライトがぱぁーっと当たっていて、虫のように吸い寄せられて見に行くと、すぐに誰がつくったか分かる。「これ、絶対●●さんがつくったものだ!」と思って、確認してビンゴだったときのぞわわわ感! コム・デ・ギャルソンの川久保 玲さんの創作と一緒にすると怒られそうですが、でも、強固なアイデンティティを、高いスキルでもって貫く姿勢に、人は感動するのだなと実感します。

我々がたまげた作品、見られます!

(このキャンペーンは2020年6月25日に終了しました)
ここまで、ゴチャゴチャと語ってきましたが、つたない語り口ゆえ、「えっと?」となっておられる方多数と想像いたします。ええ、百聞は一見に如かず! 今回、編集部で度胆を抜かれた作品たちを厳選し、『JOSEI MODE BOOKS』内で無料公開させていただくことにいたしました! 「最初からそう言ってくれたら良くない?」という苦情は受け付けませんよ! 

※このキャンペーンは2020年6月25日に終了しました
★★企画ラインアップ★★
①コントラストの着地点 五百川英子[SNIPS]
(2018年9月号 特集「コントラスト」より)
②質感づくりのマイルール tsubasa[THE OVERSEA]
(2019年3月号 特集「質感メソッド」より)
③ピリッとロング 神谷 翼[SCREEN]
(2019年4月号 特集「攻めロング」より)
④100年後のオシャレな人たちに会いに行ってみた 白神裕己[epine]
(2019年6月号 特集「100年後の未来」より)
⑤未来のフレキシブル・ヘア 藤岡幹也[SHISEIDO]
(2019年6月号 特集「100年後の未来」より)
⑥大人のイメチェン提案術 西澤桂一、橋本裕治[ROSSO]
(2019年10月号 特集「提案されたい大人たち」)


豪華ラインアップでございますでしょ! さあ、みなさんは、何回ひっくり返るでしょうか? もしくは「オレ/わたしの方がイケてる作品つくるぜ!」という猛者がいらっしゃったら、ぜひヘアモード編集部までご連絡ください! 
また、イベントやコンテストなどの機会で、もしくは誌面を通して、みなさまにお目にかかれることを楽しみにしております。

★★★ご利用方法★★★

下のバナーからアプリ『JOSEI MODE BOOKS』をダウンロード(無料)。
アプリ内「珠玉作品」タブで、全6企画を無料でお読みいただけます。

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