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免疫細胞「ランゲルハンス細胞」の活性化と増加が、肌トラブルの改善とエイジングケアに有効であることを実証_(株)パトラ

 免疫美容をベースとした化粧品販売を展開する(株)パトラ( 島野孝子代表取締役)は、 昨年6月に開かれた「第119回日本皮膚科学会」にて、 加齢、 紫外線、 合成界面活性剤、 ステロイドなどで起こる免疫細胞「ランゲルハンス細胞」の減少に対し、「アミノ酸複合体(パルシア)」を連続塗布することにより、 免疫細胞「ランゲルハンス細胞」の活性化と増加、 ステロイドの離脱と皮膚萎縮の改善に、マウス実験により効果があったと発表した(日本皮膚科学会誌 130 1180 (O3-7, P1-15)。 その内容は、 学術論文雑誌「薬理と治療」に投稿、 採択され出版に至っている(薬理と治療48(12) 2099-2105 2020)。

論文タイトル「ユニークなアミノ酸複合体〈PS〉による連続塗布による皮膚炎改善効果およびその作用機序」

錦織浩治(NPO法人日本免疫美容協会、上写真右)            小山秀男((株)パトラコスメティック 、上写真左)          島野孝子((株)パトラ、上写真中央)               矢矢野貴士((株)生活科学研究所)

【背景 と経緯】
 ランゲルハンス細胞に関しては、1868年 ドイツの解剖学者パウル・ランゲルハンスにより、 発見されて以来、数々の研究結果が発表されている。

 1993年にランゲルハンス細胞と脳が神経細胞を通じてつながっていることが、 資生堂・ハーバード医科大学・マサチューセッツ総合病院の共同研究によって実証され(論文掲載科学雑誌 Mature;13 May,1993)、 その後、新聞などで『免疫細胞ランゲルハンス細胞を活性化する物質が見つかれば、 免疫力を働かせて皮膚の老化を内面から防ぐ方法につながるのではないか』と言われて続けてきた。(産経新聞未来史 1996年)

 さらに2009年に慶応義塾大学の研究結果では、 皮膚の下部層にあるランゲルハンス細胞は、その上の層にある肌のバリア機能「タイトジャンクション」を壊さずに、 つまり皮膚を維持しながら浸透してきた物質を感知して免疫を働かせている事が発表された。 (2009年 慶應義塾大学医学部 Journal of Experimental Medicine誌 電子版)

 パトラ社は、 40年前から肌の免疫細胞「ランゲルハンス細胞」だけに着目しており、独自のアミノ酸複合体(パルシア)によるランゲルハンス細胞の活性物質として平成4年に商品化し、長い間に多くの臨床例を得ている。

(臨床例)
●アトピー性皮膚炎〈成人・子供〉 ●尋常性乾癬〈成人・子供〉 ●吹き出物 ●手術後傷跡 ●交通事故傷跡 ●火傷 ●円形脱毛症 ●老化肌

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(独自のアミノ酸を活用したパトラ化粧品)
※一部抜粋 パルシアスタシス<乳液> 60ml

【今後の展望】
 これまで、 大手化粧品メーカーからも、 ランゲルハンス細胞に着目した商品は出ていたが、有効な結果を得るに至っていなかった。 パトラ社は、 これまで得た多くの臨床例もとに、今回の発表へとたどり着いた。

  すなわち、アミノ酸研究家・小山秀男氏によってつくられたアミノ酸複合体(パルシア)が、ランゲルハンス細胞を活性化・増加させる物質で、 ステロイドによってランゲルハンス細胞が消失した皮膚に一定の効果があり、 肌トラブルはアミノ酸複合体(パルシア)によって自然治癒力が発揮され、 本来の肌の免疫により修復できると言える根拠となった。

 その アミノ酸複合体 (パルシア) を 、 化 粧品や医薬品の分野で応用させることに 、 今後の 美容分野や免疫分野 に 大きな期待が寄せられる。

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 ステロイドを塗布してランゲルハンス細胞を減少させた皮膚に対し、 ユニークなアミノ酸複合体と生理食塩水を数日間投与した増加細胞の平均数。 生理食塩水投与は減っているが、 アミノ酸複合体は大幅な増加が認められた。

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 通常の皮膚とステロイド塗布によって薄くなった皮膚に対し、 生理食塩水とユニークなアミノ酸複合体を数日間投与した比較では、 生理食塩水と比較して、 ユニークなアミノ酸複合体の皮膚厚が、 徐々に改善されていることが証明された。

 上記2つの結果から、 ステロイドによって薄くなってしまった皮膚は、 ユニークなアミノ酸複合体によりランゲルハンス細胞が増加・活性化し 、 その 結果、 皮膚が改善されたことが理解できる。