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髪型・化粧から考えるライフヒストリー。美容考古学研究所が研究報告第3弾を発表/国際文化学園

 学校法人 国際文化学園(平野 徹理事長)が運営する美容考古学研究所(村田孝子所長)はこのほど、「美容考古学研究報告 Vol.3」をまとめたことを発表した。

 美容考古学とは、先史時代から近現代までのライフヒストリーを、髪型・化粧など美容の観点から考察するもの。現在は主に、縄文時代に製作された土偶の髪型について、サンプル収集・検証を積み重ねながら、ヘアスタイルの再現を試みている。

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 今回の発表では、石器製作など実験考古学を専門としている佐藤 洋氏の考察による「縄文人は髪を切ったのか?」をテーマとした寄稿の他、土偶ライターの譽田亜紀子氏の好評エッセイ(連載第3回)も掲載。

 同研究所の実践的な検証としては、縄文中期の特徴的な髪型である「三つ編み」を題材とした特集を組んでおり、土偶のヘアデザインとして用いられた三つ編みの再現にも挑戦している。

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▲再現された土偶の三つ編みデザイン

以下、研究報告目次より
「土偶の三つ編みは、時代を超えて近代へ」村田孝子(美容考古学研究所 所長)
「縄文人は髪を切ったのか?」佐藤 洋(千葉市教育委員会)
「縄文エッセイ 第3話」譽田亜紀子
「特集 三つ編み土偶」篠原博昭(美容考古学研究所 主任研究員)

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学校法人 国際文化学園
美容考古学研究所
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