語学の学習法は 十人十色
こんにちは!
今回は語学学習に対する私のスタンスについて書きたいと思います。
以前にも書いたことがありますが、語学学習の仕方はそれぞれで、登り方やルートはどれを取っても良いので、とにかく山頂に登れさえすれば良い、いや山頂に近づいていけさえすれば良い、というのが私のスタンスです。
私自身は学校英語が性に合ったタイプなので、文法の勉強が好きですし、語学の試験も一つの目標として捉えて取り組んでいます。自分で言うのもあれですが、良くも悪くも受験生タイプなんだと思います。ただ、受験生の時同様、単語帳作りはサボっていますが・・・。
そのため、他の勉強法、例えばドラマや映画を見て外国語能力を身に着けていくというのは自分には合わず、長続きしませんでした。
私がしてきた学習法は、
初級文法を学んだ後は、自分が背景知識を持っている、関心のある分野の文章をとにかく読みまくる。本だと挫折するなら最初はニュース記事から始める、それも長いながら1段落だけでも良いから、とにかく続ける。慣れてきたら、徐々に別の分野の文章にも触れるようにする。
というものです。
傍目からすると修行僧みたいかもしれませんが、私の場合はこの学習法が合いました。読解メインのため、今は聴解力の底上げに追われている、というのは別の記事にも書いたとおりです。
語学学習って面白いもので、恐らく「これをしたらダメ」みたいなものは何かしらあるのでしょうが、大抵の場合、どの勉強法が有効かという議論はあまり重要ではないと思います。自分自身に合い、基礎さえしっかり身に着けられるのなら、どの学習法でも構わないし、自分に合っているのが最良の学習法と言えます。
逆に言えば、巷で目にする学習法は、基礎固めに関しては傾聴に値する、と言えるのかもしれません。その中から自分に合ったものを選ぶのが良さそうです。
こんな感じなので、私は自分の学習経験に基づいてしか語学学習について話すことができませんし、正直なところ、誰かに自分の学習法を押し付けたいとか、自分の学習法を世に広めたい、というわけでもありません。
上述のとおり、語学学習のやり方は十人十色、千差万別なので、私のやり方が合わない人のほうがむしろ多いだろうし、もし私のやり方が合うと思った人が何年後かに現れて、私の記事が少しでも役に立ってくれれば、という感じで、気長に書いています。
語学ビジネスに興味を持ちつつ私がどうしても足を踏み入れられないのも、何となく押しつけがましい感じがするからなのかもしれません。
特に、ビジネス化すると、顧客の方は、自分の学習法を確立して既に自発的に学んでいる方よりも、必要に迫られて外国語を学ばなければいけなかったり、学習法自体に悩んでいられる方のほうが多いのではないかと思います。
そのような顧客の皆さまに、「三度の飯より語学が好き」という私みたいな人間が何を伝えられるのだろうか・・・と真顔になって考えてしまいます。
そういう意味では、ペンネームにしている「語学『屋』」も、別に商売をしているわけではないので不適切かもしれません。が、「語学『家』」を名乗るのはあまりにおこがましい。あくまで一介の語学好きの私です。
語学に限らずあらゆる分野において、分かりやすい入門書を書ける方は本当に尊敬します。
本当は語学学習に役立つ記事をたくさん書きたいし、何ならドイツ語文法を説明する記事も書ければ良いのですが、私の学習法がどれだけの人に合うのか分からないのと、そもそも人に何かを教えるよりも自分が語学学習をするほうが私は好きなので、結局ろくに記事が書けずにいます。
とは言いつつも、これからも、いつか誰かに記事を読んでいただければと願いながら、心に移り行く語学のよしなしごとを書き綴っていければと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!🍀
【画像】Hansさま【Pixabay】