じょ~ろん

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最近の記事

『メタ思考』を読みました。

前から気になってはいましたが、仕事にすこし行き詰まりを感じており、急に読みたくなって手に取りました。 「思考法」とはなっていますが、中身は決して技術論ではなく、気づきや考え方などの示唆を与えてくれます。今年読んだ本の中でもトップクラスに良い本です。 話題は考え方から広くメンタルまでおよび、おおよそ書店の「ビジネス」の棚にあるような本をまとめて再構成したような形になっています。 実際、本書の内容のいくつかはすでに意識して実践しているものもあり、納得感は高いです。 分量も

    • 『クロスバイク購入完全ガイド2024』を読みました。

      10年乗っていたクロスバイクを買い替える際、選定に悩んでいたので購入しました。 結局、 「ロングライド・フィットネスにも使える」 「お買い得」 「以前のバイクもGIANTだったので信頼できる」 が決め手となり、「Giant ESCAPE RX2 Disk LTD」に決めました。 通勤や街乗りに頑張ってくれています。最近は、この自転車に乗ってスーパー銭湯やサウナでリラックスしたり、ちょっとしたサイクリングにも行ったりしています。 そのうち、サイクリング日記も書き始めるかも

      • 『人間を知る、経営を知る 松下幸之助  感動のエピソード集』を読みました。

        松下幸之助さんの言行録です。似たような本は多く出版されていますが、現代の経営者でここまで多く人の手本となっている人もまたいないのではないでしょうか。 通して読み、この本で伝えたかったことは何だろう…ということを考えた場合、それは「仕事への向き合い方」「人への向き合い方」だと思います。 自分の仕事ではないと言って手を抜くことを叱ったり、褒めるときにはきちんと本質を見抜いて褒めたり、周りの協力を引き出す頼み方を伝授したり…。そういったエピソードは、色々なものへの「向き合い方」

        • 『赤と青のガウン オックスフォード留学記』を読みました。

          三笠宮彬子女王のオックスフォード大学留学記です。 皇室の方の著書ですが、堅苦しいことは全くありません。オックスフォードの学生としての生活や英国の文化についてや、数々の友人や先生とのつながりなど、品性・ユーモア・楽しさがあふれ出る読み物になっています。 また、本書には皇室ならではのエピソードも等身大で書き綴られていますが、その点もこの本の魅力を上げるのに一役買っています。エリザベス女王との謁見や、普段の生活のアタフタ感などは思わずくすっとなってしまいました。 シンプルに、

        『メタ思考』を読みました。

          『ユニクロ』を読みました。

          自分たちがお客様に提供している価値の本質とは何か。 おおよそ仕事をしている人なら、一度は考えたことはあるでしょう。 それらに答えを出すためのヒントが、この本には詰まっています。 山口の小さな紳士服店が、一代でグローバル企業に成長した要因。それは自分たちの「ユニクロらしさ」を追求したが故でもあるし、失敗や挫折を繰り返し、そこから学び取ったからでもある。そういったことが綿密な取材をもとに描かれています。 また、この本の中には、成功、失敗含め、ユニクロの成長とともに中の人が体

          『ユニクロ』を読みました。

          『早回し全歴史』を読みました。

          ビッグバンで宇宙が始まってから138億年。ここからの歴史をわずか3~4時間の読書で駆け抜けようというのですから、なるほど「早回し」です。 前半は宇宙や天体の話なので「科学」、後半は人類の「歴史」の話ではありますが、分断されることなくすっと頭に入ってきました。 特に、前半の宇宙論や地球の成り立ちは、いわゆる歴史を扱った本では触れられない点でもあり新鮮でした。ビッグバン以前は時間や空間の概念が無いと説明され、不思議な感覚になったことを覚えています。 他にも、宇宙や地球の作ら

          『早回し全歴史』を読みました。

          『2034年 デジタル社会の地図: 未来への解像度を上げる10年後の予測』を読みました。

          本書のテーマは「今後、DXやAIが普及するとこういった人材が求められる」というものですが、確かに一定の説得力はありました。また、本書には技術ではなく顧客のニーズありきというのも繰り返し書かれており、このことは非常に重要な考察を私たちに与えてくれます。 印象に残った言葉として、「開発者にとっての「いま」とは5年後のことである。だから、今開発している者は、5年後に世の中に姿を現す。」といった点が挙げられます。考えてみれば当たり前のことですが、開発業務に身を置かない私にとってはわ

          『2034年 デジタル社会の地図: 未来への解像度を上げる10年後の予測』を読みました。

          『頭のいい説明「すぐできる」コツ』を読みました。

          説明、特に口頭での説明にずっと苦手意識を持っていました。 何とかしたいな…と思っていた矢先に書店で平積みされていたのが本書です。 奥付を見ると「第63刷発行」と記載がありました。ベストセラーですね。 中身については非常に柔らかい語り口で話されており、かつ具体的なテクニックに満ちています。 私が今後意識して行ってみようと思ったのは以下の個所です。無論、これらを行おうとすると事前の準備が大事になってきますが、しばらくはノートに内容をまとめてから説明を行う、といったスタンスで

          『頭のいい説明「すぐできる」コツ』を読みました。

          『知らないと恥をかく世界の大問題15』を読みました。

          このシリーズは毎回購入して読んでます。 今年はアメリカの大統領選挙の年でもあり、ウクライナ戦争の行方はこの結果にかかっているといっても過言ではありません。また、加えてガザ地区の紛争、中国経済の失速、不安定な状況が続いています。 それぞれ事象の専門書については書店には並んでいますが、池上さんのシリーズは、ニュースの背景や今起きていることへの示唆が手軽に得られますのでお勧めです。 特に、今起きているガザ地区での悲惨な状況については、歴史的背景からハマス/イスラエルの内在的理

          『知らないと恥をかく世界の大問題15』を読みました。

          『クリティカル・ビジネス・パラダイム』を読みました。

          著者の山口さんは視点がユニークで、本書も読んでいて非常に刺激を受けるものとなりました。 今まで社会運動がなぜビジネスになるのか?という点について私自身は無理解でしたが、なるほど、今までの延長線上にはすでに成長要素は存在しないとか、今後は共感性が必要になるなど言われると、確かに、とは思います。 また、この本の良いところは、問題を問題としてのみで終わらせず「どうしたら自分の確信している課題が共感され大きな社会変革が生まれるか」といった手法論にも言及しているところでしょう。

          『クリティカル・ビジネス・パラダイム』を読みました。

          『グローバルサウスの逆襲』を読みました。

          池上さん、佐藤さんの対談本は出版されるたびに読んでいます。 タイトルは「グローバルサウス」ですが、基本的にはこのシリーズは世界の「今」起きていることの背景の解説となっており、知的好奇心を刺激されるものとなっています。 いわゆるニュース解説型なので、早めに読むことをお勧めします。

          『グローバルサウスの逆襲』を読みました。

          『カスタマーサクセス・プロフェッショナル』を読みました。

          数年前から「カスタマーサクセス」なる言葉に引かれ、色々と本を読み漁っています。 「カスタマーサクセス」とは、簡単に言えば「顧客が自社のプロダクトでの価値を出し成功するために働きかけること」となり、これまでにはなかった「販売後」の時間軸で付加価値を出す業務です。 サブスクの解約などを防いだり、次回の契約更新時にまた自社のプロダクトを選択してもらえたりすることを考えた場合、自社にとっても自分の会社が販売したプロダクトを使い続けてもらえることは自社のメリットにもつながります。そ

          『カスタマーサクセス・プロフェッショナル』を読みました。

          『世界を動かした名演説』を読みました。

          世界の演説に関する、池上彰さんとパトリックさんとの対談集です。 人の心に残ったり歴史を超えて語り継がれていく演説は、それなりに理由があって残っているのであり、それを表現や文化的な側面から解き明かしてくれています。 心を動かすスピーチとするにはどういった要素が必要か、何をやってはいけないか、人前で話す方にとっては参考になるのではないかと思います。 また、多くの演説に触れ、人を動かすのは大義とそれを伝えるための言葉であると改めて感じました。

          『世界を動かした名演説』を読みました。

          『解像度を上げる』を読みました。

          いわゆる「課題設定」「問題解決」のための本です。 本書は非常に読み応えのある本ですが、今までの本とは異なる衝撃を受けました。 今までも「仮説思考」「論点思考」「問題解決ファシリテーター」「参謀の教科書」など、いろいろなアプローチで問題解決の本を読んできましたが、こちらはとにかく言語量がすさまじく実践的なのです。 また、記述そのものもツリー状になっており、頭にすっと入ってきます。 この本に記述されていることを身につけ、実際に行動すれば、おそらく10年以上戦える、そこまで

          『解像度を上げる』を読みました。

          『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』を読みました。

          世間では新NISAについていろいろと話題とされており、書店でもそれらの関連書籍が平積みされていたりしますね。 私自身は今まであまり「投資」については学ぶ機会がなく、投資を行うにしろ行わないにしろ実際にその関連の本は読んでおく方が良いだろうと思い、おそらく世界でも最も有名な投資に関する本の一つである本書を選んでみました。 要は「経済的自由を得るには、利益を生み出す資産となるものを買いなさい」「働いて得た勤労所得を、不労所得が得られる資産に投資しなさい」というのが本書の底を流

          『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』を読みました。

          『すばらしい人体』を読みました。

          身近にありながらも普段なかなか気づかない自分の体や医療について、語り掛けるように綴られています。 この本では人体の不思議を取り扱っていますが「人間の体は重いのに重さを感じないのはなぜか」「血液型のA型、B型は実際は何なのか」という点など、普通に生活していたらあまり着想を得られないところからの切り口となっている点が、この本を面白くたらしめている理由ではないかと思います。 他にも、人体のメカニズムや医学の歴史、実際の現場のトリビアまで、医療に関して幅広くトピックが集められてお

          『すばらしい人体』を読みました。