見出し画像

「女性ならではの感性」この表現、一体どこが悪いんでしょうか?

言葉尻を捕らえることなく、言葉の真意をしっかりと捉えることが大事です!


さる9月13日に発足した第2次岸田第2次改造内閣発足に伴う総理の発言が波紋を呼びました。

「女性としての、女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら仕事をしていただくことを期待したい」

総理の言葉

ある女性コメンテーターが「いい加減にしろよ、って気持ちです。うんざりですね」と発言していたのを耳にしました。

さて、皆さんはどう思いましたか?

総理の発言に否定的な人は「発想が古い」「男女の区別がない時代なんだよ」「能力重視で起用したと言えばいいだけのこと」といった考えがあるようです。

ある専門家からの「無意識の偏見をばらまき、追認している」との見解も目にしました。

まぁ、確かにそのような見方もできるのかも知れませんね。

でも、これまで遅れていた(いや、日本はまだまだ遅れていますけど)女性の社会進出を鑑みれば、それを後押しする意味合いもあると思いますからね。

だから、私は総理の発言には違和感なんて全くありませんでしたけど。

いや、むしろ言葉尻を捕らえる風潮にこそ、違和感・・というか、嫌悪感を覚えましたけどね。

もちろん、受け止め方なんて人それぞれなんでしょうが。

ほんと・・「女性ならではの感性」この表現、一体どこが悪いんでしょうか?

私は感性とは経験によって培われる、そんな側面もあると考えています。

そんな側面で捉えると、男性と女性は経験が異なるところもありますからね。よって感性も違うと思います。

すなわち、経験値で考えると、これは男性と女性に限ったことではありません。

倒産を経験した経営者ならではの感性、障害者ならではの感性、業界経験50年を有する専門家ならではの感性、単身赴任での生活者ならではの感性・・ほんと、究極は一人ひとりの感性ですよ。

高齢者に活躍して欲しい、女性に活躍して欲しい、障害者に活躍して欲しい。これは日頃から包み隠さず発信している私の考えです。

大切なことは、言葉尻を捕らえることではありません。その真意を計り知ることです。

もちろん、政治家にとって言葉は生命線ですし、大衆に分かりやすく誤解を与えない言葉(表現)が大事なんですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?