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★百人一首解説:061-070

★百人一首解説:061-070

百人一首解説です。
061 伊勢大輔から
070 良暹法師まで

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逐次、古典文法も解説して
います。

人工音声でお聴き苦しいですが、
それぞれの和歌にメロディを付けてアレンジしたものをお届けします。(2031年、生ヴォーカルにてDVD発売予定)

──── 目 次 ────

061 伊勢大輔:いにしへの
062 清少納言:夜をこめて
063 左京大夫道雅:今はただ
064 権中納言定頼:朝ぼらけ
065 相模:恨みわび
066 前大僧正行尊:もろともに
067 周防内侍:春の夜の
068 三条院:心にも
069 能因法師:嵐吹く
070 良暹法師:さびしさに

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061 伊勢大輔:いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな


062 清少納言:夜をこめて 鳥の空音は はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ


063 左京大夫道雅:今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな


064 権中納言定頼:朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木


065 相模:恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

066 前大僧正行尊:もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし


067 周防内侍:春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ


068 三条院:心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな


069 能因法師:嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり


070 良暹法師:さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ


《8》に続く


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