信頼関係構築におけるオンラインとオフラインのメリットとデメリット比較

今日、所属しているサークルで初めてオフラインの集まりがあり、オンラインでは味わえない楽しい時間を過ごすことができた。

そのため、改めてオンラインとオフラインの利点と欠点を考えてみたいと思った。

オンラインのメリットとデメリット

オンラインでの交流はコロナへの応急処置として行われた外出自粛によって一気に増加したが、それは単に既存の会合を代替するだけではなく、今まで時間的空間的に直接顔を合わせることができなかった人とも話すことが可能となったため、コミュニケーションをとる機会はむしろ増加した。

しかし、事前に決められた相手と決められた時間しか話せないという制限があるため、話す時間も話す相手も確定した上限が存在するという点で相互理解の発展性がある程度犠牲になる。

例えば、「あの話を詳しく聞きたい!」「あの人の話をもっと聞きたい!」と思っても相手の都合や全体のスケジュールで相手の画面が消えてしまうと新たに話しかけることは困難となる。

オフラインのメリットとデメリット

逆にオフラインではメインの活動が終わったとしても話を聞きそびれた人と接点をつくるチャンスがある。(偶然的にも起こりうるし、自ら積極的に行動すれば容易くチャンスを作れる)

例えば、イベントの帰り際に話しかけたり、帰る方向が偶然一緒だった場合にはとりとめのない会話をすることもできるので、相手のことを深く知ることができる。

その点からいえばオフラインは相互理解を発展させることが可能だが、時間的空間的な制限によって話せる人の数が極端に制限されてしまう。

そのため、家の都合で遠く離れてしまった友人や仕事上なかなか時間が合わない友人と話すチャンスさえも無くなってしまうのだ。

オンラインとオフラインの使い分け方

結論として、オフラインによる相互理解の発展性とオンラインによる人脈の拡張性を活かすために

①時間的空間的にオフラインによるコミュニケーションが可能なら直接対面することによる信頼関係構築を行う

②時間的空間的にオフラインが厳しい場合はオンラインによる信頼関係構築を行う

という手順で使い分けるのがベストであると考える。

オフラインによるコミュニケーションを優先したのは、広く浅い交友関係を築くより狭くてもいいから深い関係を持つことの方が「孤独」を感じる可能性が低くなるからである。

人間は生まれながらにして育ての親をもつ、集団に帰属することを前提とした生き物(赤ちゃんが誰からも好かれるような容姿である理由は孤独を回避する意味合いがあると推察される)なので、「生」の反対は身体的な「死」の前に精神的社会的な「孤独」にあると考えている。

その意味で浅い繋がりより深い繋がりの方を優先してこの手順とした。

とはいえ、人間関係における価値観は人それぞれであるため一概には言えないので、最低限オンラインとオフラインのメリットとデメリットを踏まえた上で各人の望む信頼関係を構築することを切に願う。



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