工工四の無料配布を廃止する理由
どうも夢弦流三線教室の松本です。YouTubeを
ご覧下さっている方には残念なお知らせになります
今までは工工四を無料配布しておりましたが、色々と思うところがあったり著作権のこともシビアに考える時期になってきたので、今後は基本的に販売する方向にしていきます。著作権が切れてるものは引き続き無料で配布させて頂きますので何卒ご理解ご了承頂けますと幸いです!
「最近金の話しばっかしよってからにこの銭ゲバ!」と呼ばれるのも癪なので
動画には今まで通り工工四を乗せた編集のままにでいきます!
今回は有料化にあたって僕がこれまで実際に経験した事を例に出して僕の考えをお伝えしたいと思います。
先ず夢弦流および松本に依頼をする場合には
多かれ少なかれ必ず報酬が発生します。
YouTubeのコメントでちょこちょこあるのが「◯◯の工工四が欲しいです、お願いします!」みたいなコメント。きっと語尾には心の声で「ただし無料で」と入っていると思います。
敢えて聞きますがレストラン行ってお金ないけどご飯食べさせて下さいって絶対言わなくないですか?Amazonで買い物する時お金使わないで買い物出来ますか?
自営業のコンテンツ製作者は一度はこう言ったお前のコンテンツを使ってやるんだから無料で提供するのが当たり前だろうという程のやりとりを経験します。
ネットだからといって距離感バグってる人はよくこうゆうの言いがちですが、ネットだろうが現実世界とマナーは変わりませんし、相手に礼儀や思いやりはあるべきです。
そして残念な事に松本も植物のようにとりま水さえあれば生きていけるというものではありませんのでお金が必要です。それは挑戦をするとか以前に生きる上で必要な事なので何卒ご理解下さい。
僕は慈善事業をするつもりは1ミリもありませんし、聖人君子でもありません。尚且つ今は世界一の三線屋になるという挑戦をしているのでめっちゃお金が欲しいです。ですので「音楽や芸術をお金に変えるとは何事か!?」とお花畑みたいな考え方をなさっている方は二度と僕のコンテンツをご覧頂かなくて結構です。
とはいえこういうコメントなら全然マシで、中でも1番クソだったのがわざわざレッスンの相談という前提でメールから問い合わせをして来て、孫に三線を披露してあげたいけどお金が無いから無料でレッスンお願いしますっていう典型的な老害からの迷惑メールでした。孫に弾いてあげたいそのお気持ちはとても尊いですが、どうぞ耳コピするなり猛練習して下さい。
プロにタカり行為をしてた事実をお孫さんが知ったらドン引きされますよ。
因みに著作権を巡って裁判が行われた事は皆さんご存知でしょうか?
まだの方はこちらの記事を先ずご覧下さい。
著作権を管理する会社の社員が身分を隠して音楽教室に習いに行って内情を証拠に取って著作権違反の裁判を起こした事がニュースになった事をご存知の方もいらっしゃると思います。まだ裁判中ですが権利侵害という点では間違いなくその通りなので確実に音楽教室は負けます、そして著作料を更に徴収される事になるでしょう。インボイスでも大打撃ですが追い討ちをかけるように著作料の支払いと、殆どの音楽教室や音楽家は詰みます。
うちの教室も値上げや今回のような全てのコンテンツを商品化するなどの対策を講じなくてはとても生きていけません。自営業で自分の好きなことをやっているんだから甘んじて受け入れろというのはごもっともかも知れませんが、そんな不寛容さが芸術を殺すということを皆さんにもご理解頂きたいです。
ただ僕は10年以上音楽をメインの仕事にしてきたので、そろそろこの仕事は一生の趣味兼仕事、いわゆるライフワークにしてもいいかなという気持ちになっていきています。なのでライスワークとよばれるしっかり収入が得られる仕事についたり立ち上げたりする準備に入ろうとしていたりします。
話しを戻しますが社会的なルールである事も理解していますので決められたルールは守っていこうと思います。辛いですがポジティブな側面もあって、著作料がちゃんと作家の方にお金が回る事です。巡り巡って沖縄や作者に還元する事になります。自分で事業を始めると権利や収益に対してとてもシビアになりました、だから今までなあなあにしていた譜面の管理を見直そうと思った次第です。
因みにYouTubeの動画は著作権の判断をAIが勝手に
識別&収益分配をしてくれてるのでご安心下さい。
しかし何でもかんでも有料にしてしまうと僕の役割である三線業界の敷居を下げて間口を広げるという事が難しくなります。そこでとてもグレーですが動画の画面内にはこれまでと変わらず譜面を掲載しますので、商品は意地でも買いたくねえ!って方は動画を見てもらえれば練習は出来ます!あとは努力と根性で書き写したり覚えて下さい!というわけで視聴者の皆様にもご不便をおかけしますが何卒ご理解頂けますと幸いです。
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