レペゼン地球に学ぶ集客の話し
今日はバンドやアーティストが抱える1番の悩みの種でもある集客について追求してみようと思います。
大多数の集客に悩むアーティストはこんな感じのテンプレみたいなツイートしかしてないと思われます。
例:○月○日にライブがあるので、ご予約まだの方お待ちしています!
来たら絶対楽しい事間違いないので是非お願いします!
例:最高の時間を俺らと作ろうぜ!予約待ってる!
自分のことを客観視するのは難しいですが、頑張って客観視して冷静に考えてみてください。これでいきたいと思いますか?僕は少なくとも思いません。
それは何故か
それはあなたのライブの中身がどれ程凄いのかが文面だけでは全く伝わらないからです。
どうすればいいのか?
**ライブのクオリティを上げる
ライブに行ってみたくなる動機を作る
ライブ開催までの導線を徹底する**
この3つが挙げられます。ライブのクオリティーを上げるのは当たり前のように思われるかもしれませんが、非常に難しいです。
楽器の練習ももちろんですが、曲の良し悪しやライブ全体の流れや見た目や、メンバーの動きなど気を配らなければいけない事は多岐に渡ります。ここら辺はブランディングって話しにも直結するんですが、それはこちらの記事を参照下さい
一朝一夕でどうにかなる問題でもありませんし、人からのアドバイスや経験を踏まえてじっくりと改善していくような問題だと思います。
しかしながら音楽を飲食店のメニューと置き換えた時にメニューが抜群に良ければ自然と広がります。これこそが口コミによる広告です。
実はこれが一番堅実かつファンが離れ難い一番の方法ですが、先ほどの通り短期で改善が出来ないのがデメリット。
**じゃあ下手でも活動歴が短くても売れている人は
どうしているのか?**
これこそが今回のメインテーマとなります。
皆さんレペゼン地球はご存知ですか?
先日所属事務所のアーティストに対してパワハラセクハラをしたっていうでっちあげをして、そのステルスマーケティングで類を見ないほど大炎上したDJ集団です
彼らの活動期間は実質3年程度ですが、ZEPPツアーを成功させたりアリーナ&ドームツアーを企画したりとメジャーと変わらぬ活躍ぶりを見せています。
驚くべきことにどこの事務所にも所属しておらず全て自社企画で完結している点
これがすなわち何を意味しているかというと、今まで音楽の業界並びに芸能業界は仕事が全て細分化され、それぞれに役割を持たされていました。
それほど大変な作業をアーティストが自分たちだけで全て完結させるのは本当に凄いことなのです。因みに断っておくと彼らの音楽のレベルが低いと言いたいわけではありません、むしろ好きです。
最近はこういったアーティストも増え、代表例としては岡崎体育さんが上がりますね。
彼らがなぜそこまでして成功できたのか
それはYouTube(映像)を駆使したという所です。
「当たり前のこと言ってんじゃねーよボケ!」と思われるかもしれませんが、彼らはただ適当にライブ映像あげたり、適当に自分達で撮ったPVをアップしているわけではありません。一先ず彼らのYouTubeをご覧頂くのが1番手っ取り早いです
エンターテイメント性に富んでいる**
例えば岡崎体育さんが有名になるきっかけとなった'ミュージックビデオ'と言うタイトルの曲ですが、ミュージックビデオあるあるを詰め込んだとってもキャッチーなPVに仕上がっています
思わず人に教えたくなるような内容だと思いませんか?
レペゼン地球の動画はアカウントが一度削除されてしまいましたので、過去動画を見る事はあまりできませんが、どれも小学生が喜びそうな内容ばかり
控えめに言って僕は大好きです。っていか男の思考なんて小学生から対して変わらん
賛否両論あるとは思いますが、彼の動画を沢山見た僕は思わずどんな人なのか会いに行きたくなる動画だと思いました。
チャラけた低俗な人間と決めつけるのは早い。この動画を見るべし
彼らはふざけているだけではなく活動当初から楽曲のPVをかなりのハイペースであげていて、そのクオリティーも回を増すごとに上がっていっています。
最初はiPhoneで撮ってiMovieで編集したような動画ですが、最新のPVを見ると相当お金がかかっているのが伺えます。
こんな短期間でこれだけの変貌を見せられたのも、彼らのライブ動員や人気が右肩上がりだったからです。
ライブに行きたくなる理由をライブ以外の場所でどれだけ人に周知できたかが如何に大切かお分かり頂けたでしょうか?
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それを踏まえ何をしたらいいか
アーティストの性質によるので一概には言えませんが、彼らの活動を参考にさせて頂くと個人的(パーソナル)な部分を動画で披露する事でファンになって貰いやすいと言えます
料理が得意な人は料理を出せばいいと思うし、カードゲームが好きならカードゲームの話を出せばいいと思います。
また更新頻度が多ければ多いほど、ファンになりやすい傾向になります。
これは心理学で言う単純接触の原理と同じです
「ミュージシャンやアーティストがそんなダサイことやってられるか!」
って思った方はどうぞ自分のやり方で結果出してみて下さい。
実は大昔からそれらをやっていた大御所がいる
それはジャニーズJr.です。
皆さんもテレビのバラエティー番組でメンバーが活躍しているのご覧になった事があると思います。
彼らはライブや曲のクオリティーもさることながら、自分達がライブ以外でできる広報活動としてバラエティー番組に頻繁に露出しております。
ライブチケットが予約でいっぱいなんて状況をずっと続けているアーティストなんてこのご時世に他にいますか?
音楽だけで売れたい気持ちは僕にもあります、今までやってきた事に対してのプライドもあります。しかし時代は変わったのです、こういったテキストや小説を読まない人が増えました。勿論なくなる事はありませんが、それが動画に変わったのです。これは日本だけじゃなくて世界中に起きている革命です。
僕は弦楽器の講師としてYouTubeを発信しておりますが、それで本も出版出来ましたし実際に生徒さんが増えました。何より名刺がわりになる上に信用が勝手に蓄積されるというおまけ付き。
アーティスト以外の人間がやっても効果が絶大なので、これを利用しない手は無いはず。
時代の変化を受け入れて進む事が出来るアーティストがこれからの未来を切り開くのではないでしょうか?
長くなってしまったので、ライブまでの導線設計の話しは次回にしたいと思います
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