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外国人の私が感じた日本のデザイン

こんにちは!
株式会社スタートアップテクノロジーデザイン部の李(イ)です!

私はデザインの知識を本やネットだけでインプットをしていましたが、
普段の生活でもインプットできることがあると思いました。

外国人として日本で生活しているので、日本でのわかりやすいデザインについて考えるのも良いインプットだなと感じました。

日本人には当たり前、私がわかりやすいと感じたことをまとめてみることは
良い勉強になると思いましたので、日本でのわかりやすい・わかりにくいデザインについて考えてみました。

エレベーターボタンの開く・閉じるを押し間違っている

皆さんは、エレベーターの開閉ボタンを押し間違った経験がありますか?
私は、エレベーターに乗る人のために開けようとしたら間違って閉めるボタンを押してしまったことがたくさんあります。

「開」、「閉」ボタン
私は、エレベーターに乗った時、「開」、「閉」という漢字がいつも同じ形に見えて、ちゃんと確認しないと押し間違いが起きます。

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「◁▷」「▷◁」のようなアイコンのみのボタン
「開」、「閉」のボタンがアイコンになっているエレベーターが非常にわかりやすいと思いましたが、限られた時間で早く見つけるとなるとわかりにくいし、三角などのアイコンは、誰が見ても同じ意味を想像するわけではないので、完全に解決と言えませんね。


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英語のボタン
漢字もアイコンもダメなら、外国人もわかる英語はどうでしょうか?
「Open」、「Close」で「開く」、「閉じる」になると思いますが、
英語がわからない子供たちは困ってしまいます。

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アイコンのボタンに補足の文字が入るボタン
日本人の方は「ひらく」、「とじる」といったひらがなで十分わかりやすいよー!という意見があるかもしれませんが、私としてはどうしても間違ってしまうと思います。

私が乗ったエレベーターの中で一番わかりやすかったのは
アイコンのボタンに補足の文字が入ったボタンでした!

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コンビニでタバコの購入がとっても簡単!

日本では外国人がタバコを買う事はとっても簡単だと思います!
日本人の立場で考えたら、何が簡単なのって思うかもしれませんが、
韓国を例で説明したいと思います!

韓国のコンビニに揃っているタバコ

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韓国のコンビニでタバコを揃えている画像です。どこが日本と違うと思いますか?
はい、そうです。タバコの番号がついてないのです!

タバコの買う時、いちいち「マルボロ〇〇〇ください。」、「ダンヒル〇〇〇ください。」と言わないと伝わらないという事は少し面倒だと思いませんか?このように外国人がタバコを買うときは面倒なことが起きることもあります。

私:「マルボロ〇〇〇ください。」
店員さん:?
私:「マルボロ〇〇〇ください。」
店員さん:?
私:指でタバコを刺しながら「あれ、ください。」

喫煙者の場合、毎日同じタバコを吸っているから、タバコ名を言うぐらいなら問題と言う方もいるかもしれませんが、店員さんもタバコの位置を覚えないといけないし、番号で言われた時より、探す時間がかかってしまいます。

日本のコンビニに揃っているタバコ

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日本のコンビニです。日本人はすでに知っていると思いますが、日本のコンビニのタバコにはそれぞれ番号がついています。
コンビニによって番号は異なりますが、買いたいタバコの番号を言えば簡単に買うことができます。

「タバコ6番ください。」

日本では当たり前のことですが、
日本語が話せない外国人も簡単にタバコを買うことができて嬉しいですよね。

タバコだけでなく、飲食店のメニューなどもこのような記号や数字を用いた
デザインにしてくれると外国人にもわかりやすいデザインになるのではないかと思いました。

日本語がうまくないときは、
メニューが読めずに「これください」と指差して注文していました。

毎日様々なデザインのチラシが届いている

日本で一人暮らしを始めて、毎日色々なチラシが家に届いてびっくりしました。その時の私はポストにチラシが入っていると、読まずに捨てていました。

韓国ではペーパーレスが定着しており、チラシというものは思い出のものになっています(笑)

(約20年ほど前から各家庭のパソコンで情報を得ることができ、今はスマホが普及されているからだと思います。)

ということで、私はチラシに一切興味がなかったのですが、チラシに載っているデザインの中には、その企業の色やデザインが入り、ウェブサイトのLPのデザインで活かされていることが分かったので、興味を持つことになりました。

画像7(ほっともっとのチラシとLPページ)

チラシのデザインが必ず LPに活かされることではない。
チラシのデザインは、その企業のLPのデザインに活かされていることが普通だと思っていましたが、そうではないチラシもあります。

こちらはメルカリのチラシですが、何かメルカリっぽくないチラシだと思いませんか?
家電量販店やホームセンター、ユニクロのような折込チラシに見える方、違和感も持つ方も多いかと思います。

実はシニア層やオンラインでは届かない層の接点を増やすことが狙いだそうです。

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まとめ

今回は、日本在留8年目の私(外国人)が感じた
日本でのわかりやすい・わかりにくいデザインについてまとめてみました。

まとめてみて気づいたのは、
私が日本でわかりやすいなと思ったのは漢字の代わりに
表示されているアイコンやひらがな、数字の方がわかりやすかったということです。

というより、私がもっと漢字を勉強すれば解決することでしょうかね?(笑)

これからも日本の生活を楽しみながら、わかりやすかったデザインをどんどんインプットし、仕事に活かしていきたいと思います!


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