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Matthias & Maxime| 『マティアス&マキシム』

グザヴィエ・ドランの新作『マティアス&マキシム』が、9月25日から日本で劇場公開される予定になっています。まずは予告を。

幼馴染のマティアスとマキシムが、友達の短編映画の中でキスをすることになったのをきっかけに、お互いへの感情を意識し始め、これまでとの関係が変わっていってしまうという内容らしいです。

グザヴィエ・ドランはカンヌ国際映画祭の常連で、『マイ・マザー』で衝撃的なデビューを果たして以来、『Mommy/マミー』では審査員賞、『たかが世界の終わり』ではグランプリを受賞し、日本で今年3月に公開された『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』では初の英語作品を監督しました。

実は僕は、一番かっこいいと思う人は誰?ときかれた時に、ギャスパー・ウリエルと答えるくらい、彼のことをかっこいいと思っているのですが、そんなギャスパーが主演している『たかが世界の終わり』はまだ観ていません。

ですが『ジョン・F・ドノヴァン』を観た時、彼の世界観がうまい具合に広がったなという感じがしました。『Mommy』はドランの監督作品の中では一番感動しましたが、少なくともそこまでは、彼の映画は主人公の半径2M以内を描いた映画という感じが拭えず、その密度は初期のドランの作品では良かったのですが、そういうのはいつか枯渇してしまうと思ったし、彼が歳を重ねて視界が広がっていく中で、どういう風に世界を見ているのかを知りたいと思ったのです。だから『ジョン・F・ドノヴァン』の時は、その世界観が外の社会にまで広がりを見せていて、安心したし、嬉しくもありました。

でもまたフランス語に戻っているし、雰囲気もどちらかというと、それより前の作品に近い気がします。キット・ハリントンやナタリー・ポートマンなどのスターを起用した英語作品、あまり好きじゃなかったんでしょうか。

ともかく、いろいろと書いてしまいましたが、『マティアス&マキシム』楽しみです。ドラン本人も出演しているし。

#LGBT #LGBTQ #ゲイ映画 #グザヴィエドラン  

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