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元祖平壌冷麺屋note(80)

裸のままのフォークギターを持って、電車に乗ったら遠足行きの小学生たちに、ギターだ!と指さされた。片手にはアビーロードを渡る四人組のエコバッグ。いかにもビートルズを弾き始めそうな格好だったけど、もちろん弾かなかった。

妻とパリに新婚旅行で行ったときは、地下鉄の車内で、ボヘミアン風の夫婦がアコーディオンを演奏しながら歌っていたり、サックスを吹いている人もいて、風景の一部となっていた気がする。

弟家族、妹と、第一樓で来月の父の古希祝いの打ち合わせ。従兄弟から法律相談の電話があったので、弟に取り継ぐ。

センタープラザ地下の「リードマン」へギターを預ける。上の階のリードマンはたまに寄っていたけど、地下にもあることを初めて知った。夕方に娘の学研のお迎えをしてから戻ります、と伝えたら、若店主が「ガッケン!」と復唱したのが可笑しかった。

ジュンク堂と、神戸古書倶楽部の店内を一周して、本の栞へ。求めている本が飛び込んできた。蔵書量と、読みたい本に出会う確率は比例しないことが、証明された。

という話を、御用で昼食を取りながら、話す。豚ロースごま味噌カツ定食。

娘に「あつ森島の生き物図鑑」の画像を見せたら、誕生日の祝い金で買いたいと言ったので、学研の後に三ノ宮へリターン。ジュンク堂で目当ての図鑑を買い、リードマンでよみがえったフォークギターとサービスの500円ギターケースを受け取る。

お名前は?と訊かれ、娘が答える。名字を「チャン」にしたら響きが「ジョン・レノン」みたいですね、という話になった。大学の時には、体育館で催したミレニアムコンサートで、「ハッピークリスマス」の弾き語りをしたのだった。

帰りに娘リクエストで、三斗ラーメン。出来上がりに時間がかかるとのことで、枝豆とラーメン一杯分を余分に作ってくれた。サービスの領域を超えているよね。

帰宅して、早速、ギターを試し弾き。20年ぶりに弾く。ギターは万全なのに、技術がともなわず、全然弾けなかった。盛り上がってきたぞー、と勝手に盛り上がったところで、娘と歯を磨いて、寝た。

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