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元祖平壌冷麺屋note(126)

年内最後の営業日は、やはり忙しかった。昨日に続き連日行列で、夕方には完売御礼となった。

この冷麺を食べるために、ソウルから来ましたというカップルもいた。

今年の夏から始めた、この冷麺屋noteは、平壌冷麺のことを記すと見せかけて、何て事はない、ただの個人の日記だ。

日記は、大学時代から細々と書き残しているのだけど、公開するとなると、書けることが限定され、不特定少数の誰かを対象に語っているような書き方になってしまうけど、それはそれでよかった。

いつか成長した娘がこの記録を読んで(読まなくても)、ささやかな日々を、何でもないけど、ほかには換えることのできない、日常を暮らしてほしいと願っている。

冷麺の歴史は王朝時代からと長く、冷麺それ自体も途切れることのない江河のように長い。長く続けることは、それだけで「尊い」。無形文化遺産として、名前が残された「平壌冷麺の風習」。

来年からも、粛々と平壌冷麺を練る生活を続けていくだろう。



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