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【旅】バンコクでプールサイド地蔵してたら不審がられた話

 旅が好き。だけど今は新型コロナのせいで国内旅行すらできない。今月末でカイシャを辞めるから時間だけはある。辞めた後(正確には最終出社後)有休が2ヶ月。なのにどこも行けない。あーあ残念。そもそもカイシャを辞めるって決めたのはコロナが流行る前だった。あーあ。まあ、いいや、こんな状況でも採用してくれるカイシャなら、この先何かあっても易々とは潰れないでしょう。まだ転職活動してないけど。

 今まで、ブログなどを書く文化が自分に無かった。毎日したいことが多すぎて、文字を書くより遊んでいた。遊びに行けなくなった今、丁度良い機会なので忘備録がわりに好きな場所や好きな事の記事を書きたいと思う。よかったら読んでね。そして気になったものがあったら、コロナがおさまったら遊びに行くと楽しいかもしれない。なんか聞きたいことがあったらお気軽にどうぞ。ちなみにわたしは、英語が話せず・流行りのプログラミングもできず・お賃金も女性正社員としては平均的な30代の女です。ご参考までに!

 最後に旅したのは今年3月。ギリギリ新型コロナが大爆発する前だった。セクハラパワハラボスに見切りをつけ(なにせ「君の喪服がそそる」などと言われ、「君は出世に興味が無さそうだから一生ヒラね」とも言われ。なんだそりゃ)、進行中のプロジェクトの完了と共に退社する事にした。退社すると決めたなら有休を使わなくては損だ。もはやカイシャに義理はない。3月末で繰り越せない分が10日分ほど消滅してしまう。もったいない!!ボスに有休を申請し、その場でバンコク行きの航空券を取った。ついでに、その4日間以外にも打ち合わせのない日はバンバン休んだ。部下ちゃんたちは優しかった。文句を言うどころか積極的に休ませてくれた。めっちゃ優しい。そして有能。ありがとね。

 そんなこんなでひょいっとバンコクへ。コロナがバンコクでも流行り始めた頃で、空港で検疫があった。サーモグラフィーの前を通過し、体温が高い人は空港職員にピックアップされ、おでこに白い体温計をぴっと当てられていた。それを横目に通過。家を出てからずっと、機内でもマスクをしていた。到着したバンコクでマスクをしていた人は半分くらい。欧米人にマスクをしている人は全く居ない。拍子抜けした。思ったより、マスクしてる人が少なくて。

 本当はバンコク在住の友達とランチでもしようかと思っていた。けれど、友達には『日本から来た人間に会った後は14日間自宅待機』という通達がカイシャから出されていた。ダイヤモンドプリンセス号の入港で、日本はめっちゃやばい国という認識をされていたから仕方ない。バイキンの国から来ちゃってごめんな!とも思ったのだけど、去年台風でバンコクに飛べなかった時の飛行機の払い戻しバウチャーを使っていたので、今回またキャンセルはな…(正直めんどくさい)と思って飛んだのだった。

 さて。コロナ怖いしお寺には興味がないし。そうしたらもう、ホテルに籠るしかない。

 泊まったのは”シェラトン グランデ スクンビット ア ラグジュアリーコレクション“。名前が長い。ちょっと豪華な感じクラシカルなホテル。アソーク駅直結。ショッピングセンターのターミナル21のそば。

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(ホテルの写真、ごちゃっとしててよくわかんないけど、実際もよくわかんない感じの建物なので勘弁してください)

 どうしてここにしたのかと言うと、ネットで見たときにプールが良さげだったから。そして実際プールがとても良かった。

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 小さいけど、ジャングルみたいなプール。ジャグジーもあってなお良し。

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 都会の真ん中にこんなジャングル作るのすごい!木陰が多いので快適。

 プールサイドにいるのは大抵欧米人のミナサマ。日本人は、女の子の二人組がやってきて、一人だけちゃぷっと水に浸かり、すぐに引き上げたり、男女のグループが馬鹿騒ぎをしたかと思えば、これも瞬で引き上げたり…と長居はしないご様子。反対に欧米のミナサマは日に当たっては家族全員でぞろぞろとお風呂に入るように静かにプールに入り、家族全員で水から上がり日にあたり、また家族全員で水に浸かる…ということを繰り返していた。意外と集団行動をするのですね。

 そんな中、わたしは水着の上にワンピースを羽織り、スマホで読書をし、水に入り、また読書をし、ソシャゲをし、SNSをし、仕事をし、ジャグジーに浸かり…みたいな感じで朝からひたすらプールサイドで地蔵をしていた。

 プールサイドのスタッフが飲み物を勧めてきたり、フルーツを持ってきてくれたりするのをてきとーに頂いたりして、とにかくひたすら、ぐだぐだとしていた。だって快適なんだもん。ぐだぐだするためにここまで来たんだもん。

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 体質的にアルコールが飲めないので、ノンアルのティーソーダを頼んだら、「えっ?飲まないのかい?」みたいに驚かれた。飲めたらのんでるよ!周囲はみんな飲んでたよね。ビールとか。ゴクゴクっと。うらやましい。

 多分、日本人の女が一人、プールサイドで延々と地蔵をしているのはレアケースだったんだろうと思う。おずおず…という感じでタイ人の男性スタッフに「楽しんでる?」って聞かれてしまった。『なんでこいつここまできてソシャゲ(FGO)してんだ???』って思ったのかもしれない。わたしがスタッフでも、多分思う。こいつ何しに来たんだろう???って。まぁでも本人楽しいのでお気遣いなく!ちなみにチェックアウトの日も朝食後ギリギリまでプールサイドに居た。スマホいじりながら。最終日にもなるとプールサイドのスタッフも慣れたもので、『こいつ酒のめねーし、なんかやたら水飲んでる』(実際はノンアルドリンクと水を交互に。カフェイン入りの飲み物は水分補給にならないから!)…って思ったのかなんなのか、何も言わずにささっとお水持ってきてくれた。優しさ。

 このホテル、プールだけでなく部屋も広くて良い感じ。バトラーサービスがあって、24時間無料でお茶を運んでくれる。洗濯もしてくれる。他にもなんか色々あったけど忘れちゃった。とりあえず、お茶運んでくれるのは最高なので、本気で住みたいと思った。ウエルカムフルーツもおいてある。瓶詰めのお水も至る所においておいてくれてるんだけどちょっと癖があったので、結局ペットボトルの水を別に買った。お水がまずいのと照明のスイッチがわかりづらいのと、お掃除の要不要スイッチもわかりづらいのと、ベルスタッフによるお部屋の説明が不十分なのを除くと(お部屋のスイッチやバスルームの説明が皆無でちょっとこまった)、最高。お風呂もひろーい!さいこう!

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 ウォークインクローゼットがあるよ!便利!

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 のびのび

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 ドリアン持ち込みに厳しい。

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 お風呂最高すぎた。住みたい。

 朝ごはんはビュッフェで。種類が多くて食べたいものを全部食べきれない。フルーツの種類がたくさんあって最高!カウンターでヌードルを作ってもらったり、エッグベネディクトを作ってもらったりもできる。ひたすらフルーツが食べられて幸せ。もう、外でフルーツ食べなくていいじゃん。ここで十分だよ。っていうくらい十分。

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 色々食べたんだけど、食べるのに夢中でほぼ写真ないな。

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 好きだーエッグベネディクト。家で作れないから見かけると食べちゃう。

 夜ご飯は隣のショッピングセンター、ターミナル21のフードコートに行ってた。一人でカジュアルなタイ料理食べるのに気軽で大変良い!

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 ソムタム(とても辛い青パパイヤサラダ)とパッタイ(辛くない米麺の焼きそば)食べたらもうお腹いっぱい!ちなみにフードコートは最初にカウンターでチャージ式のカードを発行してもらって、好きな金額入れといて各お店で清算するスタイル。現金は使えないよ〜。空港のフードコートも同じシステム。帰りにカウンターに寄って「Refund Please」って言ったら残金払い戻ししてくれる。カトラリーは、カトラリー置き場に設置してある紫外線の機械で消毒してから使うシステム。

 バラマキ土産を買うならこのターミナル21の地下にあるスーパーが良い感じ。かさばるけれど、バナナチップスにタマリンドジャム(豆科の植物。癖はない)を挟んだものがおすすめ。バナナチップス好きじゃなかったけど美味しく食べました。カイシャの女子にもこれが一番評判が良かった。ちなみにチョコレートはやめたほうがいい。溶けるのが怖くて帰りに空港でちょっといいやつを買ったのだけれど、見事にブルーミングを起こしていた。やはり暑い国でチョコレートは買ってはいけない…(食に保守的なカイシャのおじさんたちへの外さないお土産)。

 こんな感じで朝から夕方まではホテルでぐだぐだ過ごし、夜にショッピングセンターへ出かける半引きこもりステイの後。帰国の日。夜便の飛行機までホテルにいるか、出かけるか悩んで、パンピューリ(タイの化粧品ブランド。先日コロナ禍で日本の子会社が撤退するってメールが来てました。悲しい)のスパに行くことに。チェックアウトから予約の時間まで余裕があったので、途中でアフタヌーンティーをした。好きなの。アフタヌーンティー。

 さて、やってきたのはパンピューリのスパと同じデパート、ゲイソーンヴィレッジの中にある "1823 Tea Lounge"。サイアム駅、もしくはチットロム駅からスカイウォークで繋がっていて便利。ドイツのロンネフェルト社(ドバイ5つ星ホテルなどで提供されている紅茶メーカー。日本のホテルでも結構使用されています)のお茶が飲めるティーラウンジ。ここへきたのは、アフタヌーンティーの提供開始時間が早かったから(10時のオープンから提供。他は14時頃からが多い)。スパに行かなければいけないので、お昼ご飯の代わりにアフタヌーンティーをしたのです。

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 ロゴ入りの3段スタンドがおしゃれ。少なく見えて食べでがある。セイボリーとスイーツのバランスはちょうど良い感じ。お茶はおかわり自由ではないので、人によってはもう1ポット必要かな?という感じ。

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 バンコクオリジナルの ”The Gaysorn Blend”。白茶にマンゴーフレーバーかな?爽やかで甘い香り。

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 各フードはこんな感じ。スイーツはこれといって特徴はなかったけど、セイボリーが美味しかった。

 お腹も膨れたところでスパへ。行ったのは ”Panpuri Wellness Spa”。ここには”オンセン”がある。オンセン付きのコースにしたので、トリートメントの予約時間までお湯に浸かってのんびり。オンセンには中国の女性が数人のみ。

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靴入れの鍵が可愛い。

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オンセンの後にリラクゼーションスペースへ(男女共用)。見事に男性しかいない。奥様のトリートメントが終わるのを待っているのかも。

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 トリートメントの前に出されるエナジードリンク。担当してくれた女性はにこにこと優しくて、マッサージが上手で、すごくよかった。全身スクラブとマッサージのコースだったのだけど、スクラブが終わってシャワーを浴びて、マッサージになった途端、寝ました。即落ち。

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 トリートメントのあとは米茶とスイカ。ちょっと休憩して、退店。周囲はデパートや巨大なショッピングモール、高級ホテルなどの集まった繁華街なので、バンコクイセタンをのぞいて、空港へ。売っているものは日本とあまり変わらない。バンコク全然住めるなって思った。以上でバンコクステイは終了!普段せかせかした旅が多いので(1日2万歩くらい歩く)、こういう、何にもしないことをする旅もいいですね。って思いました。

 バンコクで気になったのは、スカイウォークは夜でも綺麗で安全。でもそれ以外の道路脇の歩道は夜になるとちょっと柄の悪い人もいるなぁというところ。夜歩くのはちょっと危ないかも。タクシーも夜に女性一人で乗ると危ないと聞いたので、電車やバスでの移動が安全かも。電車もバスも、特に不便はなかった。バスは乗車後に係の人が集金に来るので、降りたいバス停を伝えておくと、着いたら知らせてくれる。基本的にみんな優しい。

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 お金を払うとくれる、バスチケット。可愛い。

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 電車のチケット。電車は東京と同じ感じで利用できる。すぐ来るし便利。

 バンコクは物価が安いので、ちょっといいホテルに泊まりたいなーという時にぴったりだなと思いました。日本やハワイだったら手が出ないクラスのお部屋でも泊まれちゃうのが良い。二人旅だとお部屋代が割り勘になるので、さらにものすごくリーズナブル。ホテルでの食事やスパの料金は多少リーズナブル感はあっても、それほどでもなく。

 今回はそんな感じの旅でした。気になったことがあったらそれぞれ詳しくネットで書いてくれてる人がいるのでググってね。また、今回の記事は2020年3月時点の情報ですので、ご旅行の際は最新の状況を調べてから旅立ってくださいね〜。

それでは!

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Sheraton Grande Sukhumvit, a Luxury Collection Hotel, Bangkok

日本人スタッフいるよって事だったけどわたしの滞在中はいなかったよ!お部屋の電話に日本人スタッフにつながる専用番号あるけど、出たのはタイ人スタッフだったよ!レセプションではインアウト両方韓国人スタッフが対応してくれたよ。なので、日本語対応を求めて宿泊するのはおすすめしません〜。マリオット系列なので、先日マリオットから60%分プラスしたバウチャー(例えば1万円買うと1万6千円分として使える)売ってるよって営業メールがきた。ホテル業界今ほんとつらい時期ですよね。。。

1823 Tea Lounge by Ronnefeldt

お土産にバンコクオリジナルブレンドの茶葉がほしいなぁって思ったけど100グラムからしかなかったので諦めちゃった。50グラム缶とか、ティーバッグとかあると嬉しいなぁと思うけど、茶葉買って帰る人は少ないのかもしれない…。(100グラムの茶葉も、奥から業務用っぽいの出してきてくれた…)

PUNPURI Wellness

アメニティはほぼ揃っているけど、メイク落としはないのでメイク落とし持っていくといいかもしれません〜。帰国日に利用する場合はちょっと時間に余裕をもつとゆっくりできるかも。

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