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イノシシを捌いて地球環境を守ろう

こんにちは、ここ一カ月で5頭イノシシを捌いた菊本です。

イノシシばかり捌いてますが、一応フリーダイバーもやってます。

よろしくおねがいします。

さて、なぜ僕がこんなにイノシシを捌いているのかについてまずはお話しましょう。

昨年、大阪から長崎に引っ越してきた僕は、長崎の豊かな海に歓喜し、毎日のように魚突きに繰り出していました。

そして、突いた魚は家族で消費していたのですが、あまりにも僕が大量の魚を毎日とってくるので、とうとう妻が切れました。

「いい加減魚ばかり飽きた!もう、魚突き行くな」

「それだけは困る」

あせった僕はさっそく行動を始めました。とった魚をすべて周り近所に配るようにしたのです。

イシダイ、真鯛、クエ、ヒラマサなどの高級魚を全部ただで配りまわっていました。

とっては配り、配ってはとりに行く

そんなことを繰り返すこと一か月

僕の家には、魚の代わりに大量の米、野菜などが周り近所から届けられるようになってきました。

それは、うれしいのですが、季節がらか野菜の偏りが多く、一時期家にはたまねぎが100個くらい転がっていました。(くえねーよそんなに笑)

そんな感じで、ぶつぶつ交換的な生活をしていたのですが、ある日、ある農家から意外なものをもらいます。

そう、イノシシの肉です。

その農家は、兼業で猟師もやっており、イノシシが定期的にとれるとのことでその肉の一部をもらうことができました。

イノシシ肉は臭みもなく、あぶらもあっさりしていて、とてもおいしいのです。

それ以来、ぼくらは肉と魚の交換を定期的に行うことになりました。

はじめは精肉された肉をもらっていたのですが、だんだんと元の状態にちかくなり、最後は丸一頭のイノシシをもらうようになりました。

丸一頭をもらったのはいいのですが、ぼくは捌き方がわかりません。

そこでYoutubeなどで調べてやってみた結果、すぐにさばけるようになりました。

そんな感じで、猟師も定期的にイノシシをくれるようになり、ぼくは魚突きに行き帰ってきたらイノシシを捌くというなぞの生活に突入していきました。

ちなみに、イノシシを一頭さばくと、まあまあの肉量がとれます。

ということでうちは、魚、たまねぎについでイノシシも飽和状態となり、いままで買っていた鶏、豚、牛などは一切買わなくなりました。

そんな感じでイノシシを捌き続けたことにより、世界の肉食事情について興味が出てきました。

いろいろ調べていく中で、牛を飼うことは環境負荷がものすごく高いということがわかってきました。

簡単に説明します。

牛を飼うには、土地が当然必要なんですが、それに加えエサとなるトウモロコシ、大豆を栽培する土地も必要となってきます。

牛は現在、世界中に20憶匹以上いると言われていて、基本的にこれ以上牛を飼うスペースはありません。

そこで、ブラジルなどの国では、熱帯雨林を焼き払いスペースを作って牛を飼い始めています。

熱帯雨林が失われると、野生動物が絶滅する、二酸化炭素が増え気候変動が加速する、など地球環境にとても悪いのです。

また、牛が増えると、そのげっぷや糞尿から発生するメタンガスが温暖化の原因になるともいわれています。

温暖化になれば、現在日本の海の問題となっている「磯焼け」が進み魚がいなくなってしまうことになります。

ということで、僕はできるだけ牛を食べることをやめ、代わりのたんぱく源としてイノシシを食べることにしたのです。

イノシシを捌くことは環境保護につながる。

みなさんもイノシシ捌きたくなりましたか?


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