Zwiftでインドアトレーニング
半年間続けてきた自転車通勤。通勤経路をいくつか開拓し、通勤とはいえそれなりにサイクリングを楽しみつつ、体力も向上し、太ももの筋肉もついてきました。早く走れるようになったことで、自分の成長にも磨きがかかります。
ただ、春になってからは雨が続くことがしばしば。雨が続くと自転車に乗る頻度が減り、体力、筋肉ともに衰えていきます。雨の日も自転車に乗りたい気持ちが高まり、最近始める人が増えているバーチャルサイクリングに興味が出てきました。バーチャルサイクリングアプリはいくつかありますが、世界的にも最も有名なのはZwiftです。
家族の同意が得られ、自宅でZwiftを始めることにした私は、早速準備に取り掛かりました。
Zwiftに必要なもの
Zwiftを始めるには、以下の機材が必要となります。
インストールするハード(例:PC、Mac、スマホ、タブレット)
バイク(例:ロードバイク、フィットネスバイク)
スマートトレーナー
解説は他のWebサイトに任せるとして、実際に私が導入した機材を紹介します。
アプリをインストールするハードウェア
すぐに飽きるかもしれないし、コストはなるべく抑えたかったので、既に自宅で所有していたiPad Pro 12.9インチ(第3世代)にZwiftをインストールすることにしました。iPadの中でもこの機種は最も画面が大きいので、モニターを使わずとも高い没入感が得られます。
ただ、iPad proは在庫が少ないようなので、iPad Proよりも安く画面も比較的大きいiPad Airでもよい気がします。
ちなみに画面が小さくてもよいのであれば、iPhoneでもZwift自体は可能です。
バイク
Zwiftを始める人は、既にロードバイクを趣味とする人が多いためか、一般的にはロードバイクを用いるようです。しかし、私はロードバイクを未所持の上、自宅には幼い子どもが二人います。チェーンの付いたロードバイクを使うと、トレーニング中に子供の手が自転車のチェーンに巻き込まれる可能性もあります。また、私の手持ちの自転車は折りたたみ自転車であるDAHON Visc EVOの1台のみ。ロードバイクを使うとなると、10万円程度の出費が新たに必要にあります。それに、マンション住まいということもあり、ロードバイクを自宅の狭い室内に置くのもはばかられるため、自転車置場の契約追加も考える必要があります。
そこで、私が出した結論はフィットネスバイクです。子供のことを考えると駆動部が露出していないことがまずは最優先です。さらに、調べたところ最近ではスマートトレーナーを内蔵したフィットネスバイクがあるのこと。
スマートトレーナーはおよそ10万円前後の価格であり、それだけで比較的高いコストが発生します。スマートトレーナー内蔵フィットネスバイクであれば、自転車+スマートトレーナーが10万円以下で入手可能です。
いくつか候補がありましたが、私が購入したのはzepan&NexgimのQB-C01です。
結果、このバイクを導入した結論はどうかというと、非常に満足しています。スペック紹介は公式ページに任せるとして、私が中でも気に入った長所は下記のとおりです。
電源がいらない
バイク本体にバッテリーが内蔵されており、さらにペダルを漕ぐことで充電も可能です。購入して最初の一度だけコンセントをつなぎましたが、それ以来は一度もバッテリー不足になったことはありません。電源コードを床に這わせる必要がないので、周辺がスッキリとしています。
無期限の連続稼働が可能
よくあるフィットネスバイクは、長時間運動に伴い生じる熱による故障を防ぐため、最長30分~1時間程度の時間制限があります。一方、このバイクは電動モーターで負荷を電力に変換するタイプのため、無限に漕ぎ続けることができます(体力の限界が先にやってきます)。
坂道やギアに自動対応
スマートトレーナーを内蔵しているため、坂道の上り下りや、ギア段数にあわせて負荷が自動で調整されます。通常のフィットネスバイクではこうはいきません。
非常に静か
自転車ではどうしてもチェーンから騒音が発生しますが、このバイクは駆動部が最小限のためなのか、非常に静かです。となりでテレビを鑑賞している子供も、私のトレーニング音は気にならないようです。
手順と感想
Zwiftを設定するまでの手順は以下の通りでした。
タブレットにNEXGIMアプリをインストールする。
アプリの中でバイク本体とBluetooth 接続を設定する。
Zwiftアプリを起動する(無料期間は1週間です。その後はサブスク)。
Zwiftアプリの中でバイクと接続を設定する。
この中で私が戸惑った点としては、アプリからBluetooth接続が必要ということでした。タブレットの「設定」からBlutooth接続しようとしても、バイクとの接続を確立できませんでした。どうやらNexgimアプリのインストールは必要なようです。Macと接続して大画面でもZwiftをやってみたいなと思っていましたが、Macについては対応アプリがないため、Bluetooth接続ができないかもしれません(Zwift のCompanionアプリを介すれば可能かも?)。
こうして、最小限の機材で始めたZwiftですが、問題なくバーチャルサイクリングを始めることができました。画面とはいえ風景が変わったり、他の人と競ったり、一緒に走ったりと、ただの同じ風景を見続けるフィットネスバイクでは味わえない楽しみがあります。
私のようなZwiftには興味があるけれど、ロードバイクやスマートトレーナーを未所有という人には、ここで紹介した機材は比較的リーズナブルな組み合わせだと思います。
Zwiftをやっていく上で、他にもあったほうがよい機材はまだありますが、そちらはいつかのタイミングで記事にしたいと思います。
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