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NETFLIXドラマ「離婚しようよ」がささる

きっかけ

「Netflixで離婚しようよにハマってます。」
そう同僚から話をされて、思わず「ご家庭大丈夫?」って切り替えしてしまいました。
「いや、全然コメディなんで大丈夫です。ぜひ見てみてください!」と。

人からのレコメンドは本当に見たくなるものですが、最初の一歩目が遅くなってしまいました。体調崩して横たわる一日がチャンスを与えてくれて、一気見しました!!
渾身のジャパニーズドラマって感じがしました。共感に感動。私既婚男子で三児のパパにはささるとこばかりでした。
以降ネタバレ含みます!

まだ見てない方はこちらへ


兎にも角にも語りたい事を3つ言わせてください!

言いたいこと3つ

⚫︎演者が神


まず主演のお二人がマジでやばいです。
お話的に非常に長めの時間軸を演じるので、松坂桃李はバカから一人前に成長。仲里依紗は自分らしい生き方を見つけていく。
その表情の移り変わり、幅の広さ、オンオフを本当にドラマのテンポを作るように私達に見せてくれます。
脇を固める豪華俳優陣も素晴らしく、コメディとして大学院時代から演じらされる姿すら素晴らしかったです。
悪役を演じる山本さんすら得意のギターと胸筋ピクピクを織り交ぜたり、なんとも言えない優しい世界を届けてくれました!
個人的に矢沢心さんに気付きませんでした。。。

⚫︎テーマが神


日本の成功したNetflixドラマは全裸監督や今際の国のアリス、サンクチュアリなど、地上波でできない過激コンテンツ層。または初恋のような純度の高いラブストーリー。

いずれの成功モデルに引っ張られず、離婚や結婚観というホームドラマとしてではなく、デバイス毎に個人で見たくなるコンテンツと、憶測ですがシニカルな政治へのジョークなどがネットを選んだ最適化要素なのかなと思いました。
見てる側はなんでこれ地上波じゃないのかなって感覚に陥るほど大好きになるジャパニーズドラマ。

結婚はなぜするのか?離婚したら幸せじゃないのか?という実は若年世帯には身近な違和感から、地方と東京のハイライトをつけた選挙区の地盤という本当に若年層が選挙を嫌いになる一件重たいテーマを脚本と演者が痛快に描き出してくれる。
そして選挙期間の泥臭さのデジタルでなかなか伝わらないアナログな熱狂を通して、人の成長ドラマと、選挙の魅力を同時に伝えていく。
すごくドメスティックなテーマであるのに、多分どこの国にも生じ始めているアナログな熱狂の価値と世代間の家族感の移り変わり。
さらには愛媛の観光資源を注ぎ込んでわざわざドローン撮影までしている点もNetflixのテーマ選定として秀逸だなーって思いました。

⚫︎続編を勝手に期待!

続編出て欲しいです。
今回のテーマで選挙活動の魅力は伝わって、選挙行きたいなと感じる人も増えそうですが、じゃあやはりなぜに選挙しても経済も良くならないの?という視点も根深い課題。
国会で若手議員がどんな壁にぶつかるのか、どんな怠慢の選択肢が見えてくるのかをぜひ描いてほしい。「再婚しようよ」とかで。
若いリーダーが必要な国で若いリーダーが簡単に結果を出せない国な印象が強い。
是非、松坂桃李が結婚制度にメスを入れて、2人の戸籍からバツが消えるようなアフターストーリーで政治自体への興味が上がるコンテンツを期待したいです!

その他

・錦戸亮が仲里依紗を街で選ぶ理由が自分にはちょっぴり疑問でした。でもこれは女性目線のシンデレラストーリーにする必要があるのと、不能に対して寛容な人かという視点があるのかなーと後から納得。

・小ネタ多くて最高。余命4〜50年の花嫁は爆笑しました。

・主題歌も最高でした!キメキメのポイントでかかるGood bye feat.asmi。脳内ループ中。

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