万年ダイエッターの人生

"万年ダイエッター"

そう仲の良い友達に居酒屋で言われた日のことを
今でも鮮明に思い出せる。
こんなにしっくり私にはまる肩書きは
これしかないと思ったから。

中学一年生の頃、1センチしか伸びていないのに
5キロも増えた冬休みを境に
周りのみんなにデブ扱いをされるようになった(T-T)
友達、家族、本当にみんな(T-T)
そりゃ太るよねえって思う生活を送っていたし変わろうともしなかったけど、まあつらかったな。

高校二年生の冬、私は大橋くんを好きになった。
彼は167センチで、一番細かったときの体重が
当時の私の体重(人生のMAX体重)よりも
はるかに軽く、衝撃を受けたことがきっかけで
ようやく痩せることを決意(T-T)
毎日夜中歩いたり
朝に食べていたバカデカいおにぎりを枝豆に変えた
56キロもあったもんだから、50キロまでは
すとんと簡単に落ちた気がする。
確か48キロまで落として満足して高校を卒業(T-T)
この頃ちょうどコロナが流行し始めたときで
バイトも学校も全部自粛になってしまい
めちゃくちゃ暇。
暇なら今のうちに痩せとくか・・?ということで
またガチガチのダイエットをスタートさせた
朝起きたらまず何も食べずに1時間歩いて
帰ってきたらトマトブロッコリーとかを食べてたかな
で、17時くらいに豆腐を夜ごはんにして
夜にはまた歩いたりしてた(T-T)
朝起き上がれないときもあったな。
今思えばあれはやりすぎていたんだと思う
身体が飢餓状態だったんだろうな、ごめんね・・
そんな生活を2ヶ月くらい続けていたら43キロくらいになったんじゃないかな?忘れちゃったけど。
そのあとハロウィンあたりから私はガルバをはじめ
ここで一気にカリカリになった。
理由は明白で19時までに家でごはんを済ませて
出勤をし終電で帰る生活をしていたから。
駅から家まで歩いてたけど25分はあったし
未成年でアルコールを飲むこともなかった。
体重計に乗るたびに減っていくあのときの感覚は
今でも覚えてる。そして38キロになった。
もうこの頃は本当にバカで栄養不足で震えてるのに
筋トレしてからじゃないと不安で寝られなくて
フラフラしながら筋トレしてた。
頭の中は痩せなきゃ痩せなきゃでいっぱいだった
自分の努力が水の泡になるのが耐えきれなかった

人付き合いも悪くなって
急なお誘いには行けないし
お昼も友達と食べられなかった
ゆでたまごとブロッコリーとお米しか許せなくて
またあの子あんなの食べてるって思われるんだろうなって思っていた。聞かれるのも面倒だった。
でも当時はそんなことよりも太ることの方がストレスだったから全然嫌じゃなかった。
人と食べることの方がストレスだった。

外食をしてもメニューの中からタンパク質が多いものを選んだり
プロテイン持ち歩いたり
本当に病気だった(T-T)
カリカリでも良いことないのにね
食べたい気持ちよりも栄養素を優先していた

カリカリになったあともつらかった
鏡を見ても貧相だなあって思うかデブって思うことしかなかった。どうしてこんな極端なんだろう(T-T)
満足したことなんて一度もなかったよ(T-T)
お洋服を可愛く着るために痩せたはずなのに
次はカリカリ過ぎてミニ丈が履けなくなった
黒いタイツなんて論外だったね

高校生のときなんて風呂に入らないで寝ることは当たり前だったのに、ここ数年間はそのまま寝る日なんてない(T-T)理由は、お風呂もエネルギー消費の為の運動のひとつだと思っているから・・
これをサボったら太るって思っているから
この点に関しては、痩せてから考え方が変わり生活が豊かになったから良かったと思ってる

今も連日友達と遊ぶことはできないの
食べる予定を詰め込むのが怖い
調整日を設けないと不安になっちゃう
でも昔よりもうんと寛容になったと思う

今でも克服できていないことはたくさんあるけど
もうおんなじことで苦しみたくないって毎日思う
私が痩せに執着しなくなる日はこないけど
常に幸せな選択を自分でできるように
頑張ってる

私へ
細いことにこだわらなくていいよ






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