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大学生→地方公務員→大学受験メイン学習塾教室長→大学生です。様々なことを多角的に書き綴…

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大学生→地方公務員→大学受験メイン学習塾教室長→大学生です。様々なことを多角的に書き綴ります。

最近の記事

クワドラントを用いて学習塾のスタイルと志望系統とのマッチングを図ってみる

昨今、本当に多くの学習塾が存在しています。 ざっくり大きく分ければ以下の4タイプに分類されると思われます。 ①ライブ授業型 駿台、河合塾、代ゼミのような老舗予備校が筆頭 ②映像授業型 東進衛生予備校が代表格 ③個別指導型 明光義塾、ITTO個別指導学院、ナビ個別指導学院など多数 ④自学自習型 武田塾が代表格 さて、4つのスタイルに分類されましたが、どんな要素によってこれらの学習塾が分類されているのかは表面的には分かりにくいのが現状です。 それでは、ここでビジネスコ

    • 庶民・凡人にとって早慶上理ICUへの入学はノスタルジアと化してきている

      早慶上理ICU偏差値60以上の泣く子も黙る最難関私立大学群です。 ・早稲田大学 ・慶應義塾大学 ・上智大学 ・東京理科大学 ・国際基督教大学 入口+出口の総合評価として、早慶は地方旧帝、上理ICUは筑横千に匹敵するとされています。 入試科目数に比して就職力がとても高く、コスパの良さから一般選抜で逆転合格を狙う受験生は星の数ほどいます。 その一方で、早慶上理ICUは“逆転合格ブロック網”を敷き始めています。 ・推薦&内部進学枠の増加 ・一般選抜の複雑化 このことにより

      • 予備校にはセンター試験をベースにした私大模試を作ってほしいという提案

        私立大学の入試が真っ盛りの現在、教室長時代に反芻していたモヤモヤを思い出しました。 「私大のための模試があったらなぁ…」と。 まずは、センター試験と共通テストとの違いについて語っていきます。 センター試験と共通テストとの隔絶 2020年度まで実施されていたセンター試験は知識と読解のバランスが取れたスタンダードな良問が多く、問題形式も私立の一般入試に通じるものがありました。 そのため、国公立志望の受験生がセンター試験の対策をすることで、同時に私立の一般対策にも繋がって

        • 本日、法政大学の現代福祉/社会/経済学部A方式Ⅰ日程が実施されるので2022年度の過去問を見ていたのですが、文系数学第3問がなかなかに良問でした。 ⑴⑵は知識不要で解答できるので、頭の体操に是非ともチャレンジしてほしい1問です。

        クワドラントを用いて学習塾のスタイルと志望系統とのマッチングを図ってみる

        • 庶民・凡人にとって早慶上理ICUへの入学はノスタルジアと化してきている

        • 予備校にはセンター試験をベースにした私大模試を作ってほしいという提案

        • 本日、法政大学の現代福祉/社会/経済学部A方式Ⅰ日程が実施されるので2022年度の過去問を見ていたのですが、文系数学第3問がなかなかに良問でした。 ⑴⑵は知識不要で解答できるので、頭の体操に是非ともチャレンジしてほしい1問です。

          大阪大学外国語学部の志願者数が確定しました。 1/15付の記事で予見したとおりフィリピン語・タイ語・ヒンディー語専攻の倍率は1.0倍近くの下降でした。 さらにタイ語が最小倍率(1.6倍)というオマケ付き。 モンゴル語専攻に特攻で出願した受験生の皆さんはご愁傷様です。。

          大阪大学外国語学部の志願者数が確定しました。 1/15付の記事で予見したとおりフィリピン語・タイ語・ヒンディー語専攻の倍率は1.0倍近くの下降でした。 さらにタイ語が最小倍率(1.6倍)というオマケ付き。 モンゴル語専攻に特攻で出願した受験生の皆さんはご愁傷様です。。

          偏差値45未満の都内私立工学部生には東京都庁への挑戦がオススメ

          各大学が春休みに突入します。 3月から大学の新4年生は就活が解禁され本格化します。 さて、理高文低の時代ともあり、理系人材の採用および確保には企業側も躍起です。 特に上場企業が犇く東京都内には優秀な理系学部を持つ大学が数多くあり、まさに売り手市場と言えます。 その一方で、都内の理系といえどお世辞にも引く手数多とは言えない大学も存在します。 主観としては日大・東洋・四工大未満の私立理系がこれに該当します。 具体的には偏差値45未満の工学部を持つ私立大学で国士舘、創価、拓殖

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          総合大学化した“黒船”を有名大学群と戦わせてみたら今後の指針が見えてきた

          “黒船”の正体近年怒涛の勢いでブランド力を高めている私立大学に武蔵野大学と京都橘大学が挙げられます。 武蔵野大学は東京都、京都橘大学は京都府にあるのですが、この2校は奇しくも歩んできた歴史と発展の遂げ方が非常に似通っています。 【両校の歴史】 ☆1960年代に女子大として大学化 (当初は文学部のみ) →2000年代に男女共学化 →2010年代から学部の新設ラッシュ →現在では総合大学化を果たす 【学部構成】 -武蔵野大学- ・文学部 ・法学部 ・経済学部 ・経営学部 ・

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          地方の特色を活かした独自性のある学部を持つ国立大学9選

          共通テストの自己採点に悲喜交々し早1週間。 本日から国公立大学の出願が開始されます。 さて、今回は首都圏・関西圏以外の地方国立大学でユニークな研究をしている大学・学部を簡単に紹介します。 自己採点の結果と学びたい学問領域でまだ擦り合わせができていない場合はご参照ください。 独自性を有する地方国立大学の学部①北見工業大学工学部 国内唯一のオホーツク圏域工業大学 寒冷地工学の先駆 ②室蘭工業大学理工学部 国内唯一の希土類材料研究 航空宇宙工学に強い ③秋田大学国際資源

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          一般選抜こそ穴場を狙ってでも旧帝・早慶に挑戦してほしい理由

          はじめに大学入学共通テストが終了し、いよいよ一般選抜一色になってまいりました。 目指している大学や学びたい学問領域がある方は是非とも志望大学のために受験を頑張ってください。 今回は、できる限り上位の大学に行きたい基礎学力のある受験生への指南です。 学部・学科にこだわりがなく一般選抜で合格を掴みたい受験生は序列の高い大学を虎視眈々と狙っていきましょう。 それこそ最難関と言われる旧帝・早慶レベルでも穴場は存在します。 まずは導入として、2023年度入試で話題になった「大阪大

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          大学入学共通テストによる地方国公立大学への波及効果を2次募集から考察する

          2021年度から大学入試センター試験に取って代わって爆誕した大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)。 文部科学省は1990年度より30年続いた旧センター試験の知識偏重を毛嫌い、中学受験のような情報処理能力を受験生に求めた結果は以下のとおり。 ・長文読解に抵抗のある高校生とのミスマッチ ・教養の無い作題者が作る問題の質の低下 ここに偶発的なコロナ禍が加わったトリプルパンチにより、開始3年ですっかり受験生からは忌避の対象へと成り下がりました。 現役高校生の立場を思えば、時

          大学入学共通テストによる地方国公立大学への波及効果を2次募集から考察する

          国公立大学は一般選抜で最大何回受験できるのか?

          「一年の計は元旦にあり」 ということで、そういえば1/13・14に大学入学共通テストがあるなと思い、ふと湧き上がった疑問 「国公立大学は最大何回受験できるのか?」 私立大学は日程さえ被らなければ期間内に毎日受験できる一方で、国公立大学は果たして理論上何回受験できるのか? 気になり、調べましたのでつらつらと書き並べてまいります。 2回?3回?国公立大学の一般選抜においては基本3つの日程があります。 ①前期日程(2/25〜) ②公立中期日程(3/8〜) ③後期日程(3/

          国公立大学は一般選抜で最大何回受験できるのか?