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【料理レシピ】安くて栄養豊富! カブのシンプル時短レシピ(サンプル記事) 

スーパーにおいしそうなカブがあったので、買ってきました。カブはいつでも手軽に入手できて、栄養がたっぷり! サラダや漬物、煮物など副菜に重宝する野菜ですね。

野菜スペシャリストの資格を持ち、娘が小さい頃は食育体験で畑の収穫物を毎月調理していた筆者が、カブの栄養素と簡単な時短レシピをご紹介します。


カブについて

カブは日本人にはなじみのある野菜です。古くは『日本書紀』にも登場し、江戸時代には全国で栽培されるようになっていたと言われています。

根と葉の両方に栄養があり、意外に思われるかもしれませんが、根よりも葉に含まれる栄養素のほうが種類が多いです。うっかり捨ててしまうともったいないので、忘れずに食べたいですね。根の部分には消化酵素のアミラーゼやビタミンC、食物繊維などが、葉の部分にはβカロテン、ビタミンC、鉄分カルシウムなどが含まれています。

根菜類は何でもそうですが、葉を付けたまま置いておくと根の部分の栄養が葉に取られてしまいます。買ってきたらすぐに葉を切り落とし、冷蔵庫で別々に保存するといいですよ。

シンプルレシピ

簡単にできる、カブのシンプルレシピを2つご紹介します。

【レシピ1】 カブの浅漬け・梅風味

さっぱりして、箸休めにぴったりです。

カブをスライスして材料を和えるだけの料理です。簡単にできて、食事の箸休めにもぴったり。作り置きにもおすすめです(調理時間 5 分)。

材料(2人分)

材料は2種類だけ(塩はお好みで)

・カブ 1個
・梅干し 1個
・塩(なくても可)

下ごしらえ
・カブは皮をむき、リンゴを切り分ける要領でくし切りにした後、薄くスライスします。
・葉の部分は2センチメートルくらいに切ります。

作り方
1.梅干しを包丁でたたいてペースト状にします。
2.カブと梅干しペーストをチャック付きポリ袋に入れて軽くもみます。
3.冷蔵庫で半日寝かせて完成。

ポイント
・梅の量はカブの大きさを見て調整してください。写真のカブは直径7~8センチメートルぐらいです。
・さっぱりした味になりますので、物足りない方はお好みで塩を足してください。

【レシピ2】 カブの煮物

ほっとする味です。

市販のめんつゆを使った時短レシピです。失敗も少なく、計量も目分量で大丈夫です。味が優しく健康に良い、和のおかずが簡単にできます。(調理時間 15分)

材料(2人分)

写真の水は1カップですが、実際は2カップ分使います。

・カブ 1個
・厚揚げまたは油揚げ 1枚
・めんつゆ 大さじ2杯
・水 2カップ
*小鉢にちょっと盛るぐらいの量です。たくさん食べたい人は、倍量で作ってください。

作り方
1.カブを8等分にくし切りします。
2.厚揚げは1センチメートル幅に切ります。油揚げを使う場合も同じです。
3.鍋に材料を全部入れ、中火で10分ほど加熱します
4.材料に火が通ったら完成です。

ポイント
・完成後、そのままの状態でしばらく冷ますと、具材に味がしみておいしさアップ。
・水やめんつゆの量は、カブの大きさに合わせて加減してください。
・めんつゆが家にない時は、しょうゆ・みりん(各大さじ1)と顆粒だし(小さじ1)で味付けしてください。1・1・1と覚えれば、すぐに思い出せます。

まとめ

カブのシンプルレシピを2つ、ご紹介しました。鎌倉で自然保育を20年続けているベテラン保育者さんによりますと「野菜料理は、手間をかけずに野菜の味をそのまま楽しんだほうが子どもの食育には良い」のだそうです。新鮮な野菜を入手して簡単な調理で毎日いただくのが、いろいろと理にかなっているのかもしれませんね。


レシピ作成・執筆・撮影:浜野タコ
参考
書 籍:『新・野菜の便利帳/板木利隆監修』(髙橋書店)
リンク:独立行政法人農畜産業振興機構サイト




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