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フランス展覧会情報(2024年8月_3)

「ボナールと静物の詩情」
ボナール美術館(ル・カネ)
2024.6.29 - 2024.11.3

https://museebonnard.fr/index.php/fr/les-expositions/expo-en-cours

日常生活における「ありふれたもの」を見つめ、描いたボナール。アンティミスト(親密派)の一人としても認められる画家は、1910年代初めから約20年近く、桜桃の実と枝葉の柄が施された花瓶を度々作品に表した。この花瓶はボナールにとって家族の結び付きを想起させる、個人的な思い出の品の一つであり、およそ30点の絵画に描かれた。多くの場合は静物画の中に登場したが、裸体画1点と室内画2点にも同じ花瓶を見ることができる。本展は、画家が一つのモチーフを繰り返し絵画制作に取り入れた背景を探りながら、多様なバリエーションによって示される豊かな色彩表現と非現実とも思える神秘的な作品世界を解き明かす。

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