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ChatGPTを授業に活用する。算数編2~スライドを作成し、復習用の教材としてリメイクする。〜


はじめに

今日は算数編ということで、4年生算数の授業でChatGPTを活用し「式と計算」についてわかりやすく指導する方法を紹介します。

ただし、今回はPowerPoint等のスライドの利用がメインになってしまうと思うのでGPTsの活用というばかりではないのでご理解ください。

単元「式と計算」について

まずは、この単元のねらいについてお伝えします。

分配法則についての理解を深めるため、■や○などの記号を使って一般的な形にまとめ、その法則を活用して計算を簡単にする方法を考える。このプロセスを通じて、分配法則の原理と応用についての知識を深める。

この単元では、いままでに扱ってきた、たし算、ひき算、かけ算、わり算といった四則の計算が混ざった問題について考えていくことになります。その際、四則の計算の順序( )をつかった式とかなり多くのことを学習するのがこの単元になります。

では、ここで学習するためにChatGPTをどのように使ったのかを学んでいきたいと思います。

GPTsにスライドを作ってもらおう。

以前の算数でもChatGPTの機能を使用してPowerPointのスライドを作成しましたが、今回はそれを発展させて、GPTsを利用したパターンを紹介します。

これは私が作成した。スライドくんです。主にPowerPointやGoogleスライドの作成をお願いできるようにしてあります。(ちなみにVBAコードも出力可能です。)これも子供が使用する前提で作成しているので、機能を制限してより快適に動くように工夫をしました。

ちなみに作成したスライドをもとにアニメーションを追加したものが次のスライドになります。
(ロイロノートに載せた関係で1ページ目がロイロのものになっていますご了承ください。)



GPTsはあくまで枠を作るためのものなので、多少装飾が必要になると思います。本来は、アニメーションもついてわかりやすく説明できるようになっています。


スライドの授業利用の良さと欠点


スライドははっきり言ってとても便利です。説明の導入で使えばあっという間に伝えることができます。

しかし欠点もあります。それは一度進んでしまうと戻れないことです。

これは、支援級をはじめ学習に遅れがある子にはデメリットの方が大きいと感じます。(高速で黒板が消されるようなものですからね。)

そこで私はだったら何度でも見られるようにすればいいのではないかと考えたので。PowerPointの機能にある動画作成機能を利用することにしました。

動画作成機能でスライドから動画を作ろう。

次の手順でムービーを作成します。

まずは、ファイルを開きます。
その他の中からエクスポートを選択する。
ビデオの作成を選択する。


設定をしたのち「ビデオの作成」を押すと完成

この手順で行うとアニメーションも追加された。無音の映像が作成できます。さらにできたものを共有してみます。

今回は共有にロイロノートを使用します。

ロイロに動画を取り込む方法については、今回は省きますが、このように動画を見られるようになりました。動画はロイロの再生機能を使えば2.5倍速まで使用できるので、復習用としても利用できます。

最後に


今日はここまでにしようと思います。この動画は、宿題の時や、まとめ問題をやっているときなどに、簡単に確認できることから子供たちからは好評でした。個人的には国語や社会よりも、算数、理科といった教科の方がスライドが向いているように感じます。

ご意見ご感想等ありましたらコメントをお願いします。

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