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キラキラな学生生活を捨ててアルバイトに没頭したら、ギラギラした働く気持ちを手に入れていた

『仕事』をし始めて20年が過ぎました。
あ、『仕事』と言っても、ここでは学生時代のアルバイトも含ませていただいています。

こんにちは、早川と申します。

冒頭でも触れた通り、中学校を卒業してアルバイトを開始してから、20年経ってしまいました。
20年も『仕事』をし続けているって、なんだか感慨深いな~。
そんな思いからこの記事を執筆することにしました。

せっかく20年も『仕事』をしているのだから、経験して良かったこと、有意義だったことなどをまとめてみようと思ったのですが、執筆しているうちに仕事をする私の『核』は、学生時代に形成されていたということに気が付きました。

これからアルバイトをしてみようと思っている学生さん、お子さんのアルバイトについて悩んでいる方などのお役に立てれば幸いです。


夢見た高校生活のためにアルバイトを始める

裕福でなかった我が家では、高校入学と同時にアルバイトを推奨されました。
「高校に通うための必要最低限の物以外は自分で稼いだお金でやりくりしなさい。」
母に言われた言葉でした。

・普段は制服だけど、可愛い私服を買ったり、中学生の時には出来なかったお化粧だってしたい。
・スキンケアやヘアケアにもお金がかかる。
・可愛い文具を使って勉強したら気持ちも上がって成績も上がるかも?
・憧れ(?)だった『購買ダッシュ』で人気のパンとか食べてみたい。
・マンガやファッション雑誌もほしいし、好きなバンドのライブだって行ってみたい。
・友達と遊びに行ったり、オシャレなカフェでお茶したり、恋人が出来たらデートだってしたい。

高校1年生、お金を使いたいものは山ほどありました。
そりゃあ高校生になってすぐに全部叶うとは思ってなかったけど。。
私の『夢見た高校生活』を叶えるためには、まずはアルバイトでお金を稼ぐところから始まったのでした。


戦場で身に付けた『急ぐこと』

それは高校2年生、テーブル・カウンター合わせて40席ほどの回転ずしでアルバイトをしていた時のこと。
私は元々、かなりゆったりとしたマイペースな性格でした。
しかしピーク時間帯の飲食店は、まさに戦場です。

捌いても捌いても溜まっていく注文
⇒注文が届かない、と、クレーム
⇒謝罪でのタイムロス
⇒持ち場に戻ると全席真っ赤なランプで『オーダー待ち』の表示
⇒ピリつく職場の空気、焦る気持ち、解消出来ない無力感・・・

注文は今のようなタッチパネル式ではなく、1件1件会話しながら注文を伺うインターホン式。

アルバイト終わりの午後10時、「今日も上手く回せなかった」「お客様をお待たせしてしまった」と近くの公園で、毎日一人で泣いていました。

もちろん、嫌だな、休もうかな、なんて思う日も多くありました。
ただ、休むためには自分の代わりに出勤してくれる人を見つけなければならないと言う規則があり、簡単には休めませんでした。
それに、仕事を辞めると収入がなくなってしまい、それも困るのです。
しかも、当時オープンしたてだったこのお店は、近隣の飲食店で働くよりも時給が高く、オープニングで入った私は、その後に入った人より時給が高かった・・・!!

こうしておっとりマイペースだった私は、ピーク時の飲食店と言う戦場で鍛え上げられ、急ぐことを覚えたのでした。
今ではすっかりせっかちな性格です(笑)


バイト先で高速量産していたおいなりさんは、今でも5秒で1個詰められます♪

大学時代に実感した『業務の幅が広がる充実感』

大学生になると、出来るアルバイトの幅も広がります。
高校を卒業する時には「塾講師ってなんだかかっこいいな」「夜勤の仕事もできるぞー!」と心を躍らせていました。
結局、前述のアルバイトは経験せずに終わりましたが、レンタカー店での外勤アルバイトや、お客様と深く関わるマッサージのお仕事、高校時代から働いていた回転ずし店でシフトリーダーを任せてもらったのも同時期。
いずれも高校時代にはなかった選択肢でした。

ただし、同時に責任も大きくなります。
一歩間違えれば大事故に繋がり、人命にも関わる運転業務。
お客様のお体に直接触れて施術を施すマッサージ。
全体を見渡し、人員の配置によって業務効率に大きく差が出るシフトリーダー。
私にとっては、責任が大きくなることに対する重圧感よりも、任される仕事の幅が広がることの嬉しさや充実感の方が勝りました。

学生時代からあわせて8社を経験!わたしの『仕事』の経歴まとめ


【学生時代】
ファミレスでの調理補助             高校時代/5ヶ月間
回転ずし店での調理補助・接客・シフトリーダー  高校+大学/7年間
テニススクールでのチラシ配り          高校+大学/3年間
レンタカー店での洗車・配送           大学/3年間
もみほぐしマッサージ店             大学/2年間

【社会人】
不動産会社での営業事務・経理          3年間
医療事務                    3年間
ランスタッド                  現在勤務継続中

実は学生時代(社会人になってからもしばらく)は、基本的にWワーク、多い時でトリプルワークでした。
なぜかと言うと、同じ仕事ばかりだと飽きてしまったり、シフトに入れなかったりするから。
今思えばこの時から、知らず知らずのうちに『マルチタスクに慣れるための準備』をしていたのかもしれません(笑)。

キラキラした学生生活と引き換えに得たギラギラした気持ち

結局、夢に見たキラキラな学生生活を過ごすことは出来ず、結局ギラギラとアルバイトに燃えていた学生時代。
お金を稼ぐことの大変さを理解したら、遊ぶことにお金を使うことが、なんだかもったいない気がしてしまったのもまた事実(ただケチなだけかもしれないw)。

・可愛い服は値段が高いので、普段着ている服は1,000円未満!
・文具は可愛さよりも物持ちを重視!
・購買でパンを買うなんてもったいない!お弁当持参!
・時間は有限!遊びに行くよりアルバイト!

本末転倒じゃない!?

しかしいざ社会人になってみると、社会勉強の一環とされているアルバイトは、後に社会人となった時に活きている、と言うことが実感できたため、後悔はしていません。

最初はやらざるを得ない状況で、未経験に飛び込む勇気を出してアルバイトに挑戦。
失敗したとしてもまだまだ修正のきく学生時代に色々なことを経験。
経験したことのないことでも、類似の経験を繋ぎ合わせて近付いていく。
出来なかったことができるようになった、その瞬間の達成感や喜びを知る。

若い頃にそんな経験が出来たからこそ、未経験の業界や職種に飛び込む勇気や、新しいことに挑戦していきたい、そんなギラギラした気持ちが、今もまだ私の中にあるのだと思います。

とは言え、学生時代にアルバイトをし過ぎたことについて、反省もあります。
勉強、部活、サークル、ゼミ、遊び、青春、その時にしか出来ないことをもっとちゃんと楽しんでおけばよかったなーーー。
そんな思いもありますが、大人になって多少は金銭的な余裕が出来た今になって、ちょっぴり青春を謳歌しているのは、また別のお話。

と言うことで、バランスの良い学生生活をオススメします!
またお会いしましょう^^


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