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金木犀の香る季節

最近、外を歩くと色々な匂いが次から次に香ってきます。
マスクを外した世界は匂いで脳を刺激してくれます。
匂いは五感の中で一番記憶に残るものらしく、
確かに、匂いの中に懐かしさを感じる事がよくあります。

最近は金木犀の香りが何処かしこから香ってきて、いつもは何も無い道なのに匂いをたどって木を探して、「あら、こんな所に木があったのね。」と嬉しくなります。

人には懐かしく感じる香りが色々あると思いますが、私は、実家に植えてあった金木犀と、沈丁花。落ち着く香りです。

昨日、散歩の途中に“スダジイ”の大木の下、椎の実を見つけました。
主人の祖父がこの時期になると神社掃除のついでに、椎の実を拾ってきて、炒ってみんなに振舞ってくれていました。
皆さんはどんぐりと椎の実の差が解らない人もいると思いますので、写真で紹介します。
フライパンなどで空炒りして、殻が割れたら食べられます。

椎の実


そういえば、子供の頃、商店街が閉まった後の時間に椎の実と、銀杏を売る露天商の人がいて、たまに、買ってもらった記憶があります。
そうそう、そこによく、鰻屋さんの露天商がいました。細長い水槽には鰻が泳ぎ、鰻釣りができる様になっているのです。
釣った鰻はその場で、開き、炭火で蒲焼きにして渡してくれるシステムです。
鰻の頭に千枚通しを突き刺し、ものの見事に捌いていきます。
子供ながら、目を輝かし見ていました。
値段の高い鰻を買ってもらえる事は無かったのですが、鰻を蒲焼きにする炭火の匂いは、、、
記憶の隅に残っています❤️

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