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やりたいことはなんですか?(2024.03.16 ガンバ大阪vsジュビロ磐田)

 はるばる遠征してきました、ガンバ大阪戦。タローマン好きとしてはたまらない場所です。

 さて。数年ぶりにジュビロ磐田の試合を現地で観戦してきました。パナソニックスタジアム吹田では、アウェイ席は2階に移動となったため、閉塞感は若干感じますが、それでも、声量は素晴らしいものがありました。まずは、サポーターに感謝したいと思います。

 試合に関して、私は、結果にどうこう言うつもりはありません。スポーツというのは、必ずいつか負けるものだからです。ですが、負け方というのはある。どちらかといえば、こちらの方が大事です。

 ただ、たまには、厳しいことを言いましょうか。

 前半にしたかったことは何ですか?

 このチームは、ロングボールを蹴ることを禁止されているのでしょうか? 開始直後の時間帯であのミスは残念です。そこでチャレンジする理由はなんだったのでしょうか・・・。「しなくて良い失敗」でしたね。

 相手のキープに対して、適切とは思えないプレッシャと、簡単に逆サイドにはたかれる脆さ。明確にサイドに張った相手を使ってくるガンバに対して、川崎戦から変わらない対応の弱さ。両サイドが前への推進力がないため、相手のサイドを後ろ向きにできないのは相変わらずでした。ですが、そもそも、今のチームは、ビルドアップの出口に両サイドを使用していないので、仕方がないのかもしれません。
 どちらかといえば、ジャーメイン選手に当てたこぼれを拾うというスタイルのため、小回り重視なのでしょう。それも今回は不発でした。そもそも、効果的なボールが前線に入ったのは後半からでした。

 10番と37番はプレーエリアが被りすぎかなと。しかも、川崎戦のようにトライアングルなどの良い関係を作り上げるわけでもなく、ただ単に被っていましたね。

 ボランチはパスミスが多い。繋ぐことができないのならせめてデュエルは勝って欲しいところでしたが、視覚の外からくる相手に捕られる場面が多数見られます。二人が横並びになっているシーンも多く見られましたが、もったいないですね。

 裏に抜ける動きも直線的なので対応可能。3トップ下は裏抜けしてはいけない決まりでもあるのでしょう。やはりターゲットマンに当てるというサッカーを志向しているのか・・・。でも裏抜けの場面もないわけではない。そうなると、ジャーメインのタスクが多すぎないでしょうか。

 サイドチェンジもなし。だから逆サイドバックはスペースを示すこともなく、ボールを呼ぶこともありませんでした。明らかに、ロングボールを蹴ってはいけない決まりでもあるのでしょう。

 現地で見ると、映像よりも明確に「閉塞感」がありました。

 後半頭から、ペイショットを投入。これによって、明確に彼に長いボールを当てるようになりましたが、そもそもそれを前半でやらない理由は? どうせやるのなら、前半からやったらどうですか? ターゲットマンに対してすぐにボールを蹴るじゃないですか。前半でもそれをしないのはどうしてですか?

 1週間中断しますので、次は2週間後。この間に、大幅に修正してくるはずです。後半最後の布陣を最初から、そして後半はまた別の切り札を用意する、というプランが素人的には思いつきますが、さて、どうなるか。

「ポジションをプレゼントするつもりはない」という監督ですが、「プレゼント」ではなく、それこそ監督自身の「チャレンジ」も必要になると思います。今の布陣は、チャレンジしていない布陣に見えます。
 ですが、それができる人だと思っているので、あまり悲観してはいません。ただ、少なくとも、前半の布陣ではもう望まないでしょう。メリットがなさすぎるからです。どうせなら、新しいことをして負けませんか??

 厳しいことは、書いていても嫌なものですから、ここまでにしましょうか。

 まだまだ、ここからですよ!!

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