ep51 村境ルートを南北に分ける構想①(The Murazakai North)
先日山行きの帰路でメンバーと話していたのですが、村境のコースは一気に踏破するとなるとルート不明瞭な上、補給地点もほぼ無く、土地勘が無ければ危険な山行が想定されます。ロードの箇所はほぼ横切る程度でサポートも困難であるのが正直なところです。
無理をせず、踏み跡の濃い既存のトレイルを利用するのが安全であり、ステージレースの様に分割するルートを提供するなど、挑戦される方の間口を広げるのも一つの方法であると感じました。
今回我々が行なっているルート探索は、どれも日帰りのコースで、比較的多くの方が楽しめる事が分かりました。これはまたモデルコースとしてご紹介出来るので楽しんで頂きたいです。
南北分割案について
村境を当初の想定通り辿るルートを諦めた訳ではありません。ここからは筆者の構想になります。
以前にご紹介させて頂いた、我々が2017年より運営している大和トラディショナルトレイル。こちらでは大きなイベントを年に一度開催しています。これは、大和平野一周のコースの一部を多人数で楽しんでもらう為に考案したものです。お陰様で興味を持った方々が集まり、今年で6回目のイベントを開催予定です。
次に、大和平野一周を行うイベントはこれまで2回行なっています。大和平野が色んな角度から見える魅力的なコースです。距離も140キロ程あるので、挑戦するにはそれなりのスキルが必要となります。
現在、個人でチャレンジされる方も徐々に増え、実績が積み重なりつつあります。まだまだ踏破された方は少ないですが、この先増えて行く事を期待し、大いにサポート出来ればと考えています。
村境トレイルもこの方式に習って、先ずは認知して頂き、実際に訪れ当初の目的であった紀伊半島南部のど真ん中にある日本一大きな村を体感して頂きたいと思っています。
その有力な手段が村境を南北に分けて、更に既存の街道などを利用したステップアップ方式です。一周をトライする前に是非とも一度踏破して頂き、最終的に一周コースにチャレンジしていただくと、より安全に計画を立てる事が出来、心にも余裕が出来ると思います。
北コースの想定
コース設定する上で、なるべく距離が半分になり、アプローチが容易な場所を考えました。
基本的に村境コースは時計回りを想定しているので北コースは十津川村の北西ルートになります。この辺りでアプローチが良いのは護摩山スカイタワーです。
出発後、直ぐに東西に伸びる稜線へ方向転換し、最初のピークが伯母子岳です。小辺路利用でエスケープ可能。ここから真っ直ぐ進み、五條市と十津川村の境目である宇井まで行きたいのですが、国道168号線の工事作業道などが有り、補給も考えて谷瀬集落に一旦下ります。
谷瀬集落からは国道168号線を進み、長殿の村境部に復帰後は、大峯奥駈道へ長い尾根道を進みます。ここからは補給箇所が無くなります。(奥駈道各所で水分補給は可) 一泊で行くなら、下辻山ヘリポート周辺に平らな場所があるので、そこが良いかも知れません。下辻山から大塔町篠原集落へエスケープ可能です。
奥駈道へ到達後、ひたすら南下します。笠捨山からは村境を離れますが、整備の行き届いた奥駈道を進み、ゴールを村の神様でもある玉置神社とします。
この間、エスケープできるのは釈迦ヶ岳、行仙岳にて下山が可能です。
玉置神社はアプローチも容易で、十津川温泉に下山すれば温泉で汗を流せるでしょう。
続いては南コースを想定したモデルをご紹介します。
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