20221127

季節の変わり目
あと一ヶ月でクリスマスがやってくる頃。
どんどん寒くなる。気圧の変化と気温の変化で僕は風邪を引く。上京して遊んでばかりの俺は8人くらいの友達と一斉に風邪をひいた。コロナだと思ってみんな検査に行ったが全員陰性。
少し安心した。2日後に控えたc.o.s.aのLiveを見るために二日間家で薬を飲み寝て無理やり熱を下げる。鼻水、咳は健在だったがLiveに行った。

僕は来年には学校を辞めてやりたい服飾の学校に入る。今よりも生活が苦しくなるがそれでもいいと思いつつ今何も頑張れてない自分のせいで先がすごく不安で一杯。毎日親の長文が送られ、
何者でもない自分は頭を抱える毎日。
とにかく今の自分を変えたい。自分は何で生まれてきたのか。自分が何者なのかとこの手中にやりたい事に飛び込んでまた子供の頃のように夢に飛び込んで行けるところまで行こうと思った。

そんな気持ちを抱えながらLiveに行ったがあの時間だけは全てを忘れて楽しんでいた。何も考えず
踊り狂うのは楽しい。ちなみに言うとc.o.s.aの曲は一曲も知らない(笑)。FRESINOと歌ってる曲しか知らないからFRESINOが来ないとお話にならなかった。だが佐々木はくる。2人の歌はまさに
この浮世の月にかかる雲はなかった。
Liveが終わった後、ツアーのアフターがあるからそれまで渋谷のSpotify o-westの前で待っていた。その日は日本代表がコスタリカに負けた。
Liveで気持ちよくなってるところに吉田麻也が
邪魔をしてくる。死んでくれ。忘れたいが為に
氷結と檸檬堂を即飲みして宇多田ヒカルのdistance m-flo remixと Perfumeのlaser beam
を聞いて渋谷の道玄坂を踊り散らかす。
アフターには様々なアーティストがいて写真を撮った。そして少し経って2時半くらいに眠りが襲いかかる。爆音で流れるhip-hopで寝れるわけがない。考え事をする。また僕は夜中遊んでる。
両親に申し訳ない気持ちで一杯になってすごく帰りたい気持ちになった。終電はないから朝までいるしかない。目の前でイチャつく男女がいる。理性を失ったこの後sexの流れぷんぷん漂わせる奴らにこんな奴と同じ空気を吸ってることに腹が立つ。周りにはアーティストがうじゃうじゃいるって言うのに。まー遊んでばかりいて何もがんばれてない俺は同類なのだろう。
こんな考え事は今日はやめようと思い、一服して
DJの目の前で俺は音にノリ始める。tohjiのultra rareが流れて会場は盛り上がる。個人的にアツかったのは最近ハマっているjeterのmallow bollが
流れた事。みんなノリノリだったが誰よりも俺が踊りまくってた。そして4時39分の始発に乗って帰る俺。始発には朝帰りの人たちがほとんど。
俺は電車の中で1時間寝過ごして起きたら6時。
これから会社に向かう人達で埋め尽くされていた。それを見ていつかこの人たちみたいになるのかと思うとすごく嫌な気持ちになる。今の学校を通い続けたらこーなる事は間違いはない。辞めて正解だと思っている。ただ尊敬もしている。生きていく為にやりたくもない事を平然と遅刻もせずに行ける所はマジですごいと思う。
それがこの世の中に大勢いる事に僕は自分が情けなく感じる。そして改札を出れば今にも降り出しそうな雨と冷たい風。コンビニで豚汁を買い走って家に戻る。そして家に着き、豚汁を飲みベッドに飛び込む。いつも僕は甘えられてる。
何もかも。テストでいい点を取って学校で注目を浴びた事もない。持久走で一位を取った事もない。小さい頃から承認欲求を捨ててた自分は
何か自分の手で掴み取り誰かに賞賛されたい気持ちで一杯になっている。何か頑張っている人を見ると美しく見えるのは何故なんだろう。自分もそーゆー人間でありたいと思い日が登り始める頃に眠りについた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?