アメリカは不必要な戦争をする…日本に無関係ではないこと

アメリカには大統領を越える力を持つ軍産複合体が 存在する。

アイゼンハワー大統領が退任時に演説しました。

及川さんが 個人の動画でも一度解説されていました。
幸福実現党としても上がっていますから
党の見解と一致するものなのでしょう。

NATOの事務所を日本に開設するということを
日本の保守は喜んでいますが
中国に対する警戒は必要なものの
NATOが中国から日本を護るということは
あり得ないでしょう。
ウクライナのように
アメリカとロシアの代理戦争に
国民が巻き込まれる事態を招くと
インドなどは警戒しているのです。

日本の政治や保守層は
その事も見抜けなくなっているのか
DSの一員となっているのか不明ですが
愚かだと思います。


フランスの歴史、人口学者のエマニュエル・トッド氏の
第三次世界大戦はもう始まっているは文春親書で2022年7月時点で10万部突破している本ですが

ここでも

ウクライナとロシアの

戦争の責任はアメリカとNATOにあると言っています。

アメリカでも、シカゴ大学教授の国際政治学者ミアシャイマー氏も
「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカやNATOにある」考えています。
ミアシャイマーは歴史のアナロジーで言えば、ソ連が、キューバという゛アメリカの裏庭゛に核ミサイルを設置しようとして、アメリカがこれを許さなかった1962年のキューバ危機と同じ状況だったと言います。

エマニュエルトッド氏の著作では
冷戦後のロシアは西側との共存を目指したけれど裏切られたといいます。
欧米が送った新自由主義者の助言は、ロシアの経済と国家を破綻させ、プーチン主導で経済的に立ち直るのに多大な努力が必要となった。
さらにアメリカはNATOは東方に拡大しないと言っていたのに、結果的にロシアを軍事的にも囲いこんでしまった。
軍事的緊張を高めてきたのは、ロシアではなくNATOの方だった。

今の状況は強いロシアが弱いウクライナを攻撃していると見えるが 地政学的に大きく捉えれば弱いロシアが向こうの強いアメリカを攻撃していると見ることもできる。  とのこと

エマニュエルトッド氏は日本の核保有についても触れています。

核共有も核の傘も幻想に過ぎない

使用すれば自国も核攻撃を受けるリスクのある核兵器は、原理的に他国のために使えない。中国や北朝鮮にアメリカ本土を核攻撃できる能力があれば、アメリカが自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ません。
自国で核を保有するのか、しないのか。それ以外に選択肢はない。
ヒロシマとナガサキは世界でアメリカだけが核保有であった時に起きた

という指摘はもっともです。
中国も そして北朝鮮すらアメリカに届く核ミサイルをすでに保有してしまいました。

日本にとって長期的な国益はどこにあるか

という側面からも

日本のロシア制裁に対しても警告を発しています。
台頭する中国と均衡をとるためには 日本はロシアを必要とするという地政学的条件に変わりがない

西側に追い込まれたロシアが中国と接近し、中国に軍事技術を提供することこそ日本にとって悪夢である。

ロシアと良好な関係を維持することがあらゆる面で日本の国益に適う


これがフランス人のエマニュエルトッド氏の見解ですが いかがでしょうか。

幸福実現党もロシア ウクライナ紛争に発生時より 同様の発信は続けてきましたが
とても残念なことに、総スカンを食いました😓

幸福実現党の党員も支持者の方に説明するのとても苦労していました。
テレビで報道される
ロシアのプーチンは悪逆無道で
ウクライナ 可哀想といった
その 感情に訴える報道しか日本では
流れていなかったからです。

岸田政権は日本を奈落の底に引きずりこんでしまうかも…という危機感が離れないこの頃です。



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