読書#9 人はなぜ苦しみを感じるのか②
『無(最高の状態)』読書メモの続きです。
今回は、第1章 自己のメモを記します!
とても勉強になることが多く、メモが多くなってるのですが、ご容赦ください🙇
第1章 自己
人間だけが苦しみを感じている
苦しみのトリガーとなるイベントは、どんな生物、どんな人にも等しく訪れるものです。
でも、それを苦しみに変えてしまうのは人間だけのようです。
なぜ人間は苦しみを感じるのでしょう?
苦しみの起源
その答えを導くために、本書では「苦しみ」を深く掘り下げて、苦しみの共通項を探しています。
つまり、苦しみは人間が生存するために必要な機能だったわけですね。逆にいうと、その機能が発達したものが生存しやすかったと言えます。
では、なぜ現代ではその機能をこじらせてしまっているのでしょうか、、?
真の苦しみは〝二の矢〟が刺さるか否かで決まる
ここで、苦しみの本質について話が及びます。
例として、原始仏教の教典「雑阿含経」の話が紹介されています。
その違いとして、ゴータマ・ブッダは
と答えたという話。
一の矢は、身の回りの出来事そのもので、その根本を避けることはできません。
ところが、一般の人はさらに〝二の矢〟を自分に放ってしまう。
なぜ自分だけこんな目にあうのか、これからどうすればいいのかと。
同じ状況に陥ったとしても、捉え方が人によって全く違うことはよくあることだと思います。
二の矢、もしくは、三の矢以降をどうやったら放たなくて済むか、そこが苦しみから解放されるために重要なことと言えそうです。
ここから、苦しみはすべて「自己」の問題に行き着くという論が示されていくのですが、長くなったのでまた分けて書きたいと思います。
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