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美大時代⑥

今回は、、ハッキリ言って病んでる。
そういうのが苦手な人は読まない方がいいかもです…
ゴールデンウィークに読む内容じゃないよね。

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大学2年〜3年の頃から、何が直接のキッカケかわからないけど、私はリストカットするようになった。


私はおばあちゃんの事だけでなく、
私は自分自身の事、友達とうまくいかない事、自分の顔への美醜のトラウマ、いくつも心に問題を抱えていた。

血管が破裂すればいい、と鋭利なカッターでかなりザクザクと切っていた。絆創膏や時計で誤魔化していたけど
彼氏とお風呂に入ってる時にバレてしまった。

私は病み期に突入した。
今振り返ると精神的な病になっていたんだと思う。

課題をこなせなくて、講評に間に合わなくて遅れて提出する事も増える。
人にも会いたくなかった。

実家にいると、母が介護で苦しんでいるのを見ていて辛かった。


私はある日の夜中、台所から包丁を取り出した。


すべての元凶はおばあちゃんだ。
私が殺そう。
殺してやる。


私はおばあちゃんが寝てる襖絵に思いっきり包丁を突き刺した。


殺せなかった。
私が女だからだろうか。


目から血の涙が出てくるようだった。


全身が沸々と煮えたぎる感覚があった。
この般若のような顔はだれにも見せられない。


私は「nervous」というタイトルで絵を描いて
講評に持っていった。

赤い身体にブツブツと斑点を描き込み
苦悩する女性を描いた。

教授やその場にいた生徒全員が静まりかえった。

その作品は参作に選ばれた。



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