ティンダー41人目/占い師①

何もなくとも自然と涙が出た。

まるで風が強い日みたいに、
目にゴミが入った時のように、

自分の意思と関係なく涙が流れてきた。

お腹は重い生理痛という感じでけっこう痛かった。

ところで、
私のnoteには何人か占い師が登場する。

今回は以前ティンダーでマッチした占い師。
LINEで今までの経緯を伝えた。

妊娠、ダメになっちゃったみたいです…

一度電話で話せますか？
と占い師と電話をする事になった。

彼はとある占いスタジオに在籍する売れっ子の占い師だった。
ティンダーで今年の始めにこの占い師とマッチしてから
たびたびLINEや電話でやり取りして、その時の相手の事を見てもらったりしてた。

電話するのは久しぶりだ。

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まずこの度はお悔やみ申し上げますというかなんというか…
から始まった。

一度私と会ってちゃんと占いましょう、
お金は取らないので。と。

私が持っている運勢がかなり特殊らしい。
変わっている、それもかなり。
この事は50分の電話中、50回くらい言われる。

普通の人なら自殺しちゃったりするくらい波瀾万丈な人生を送ってきただろうと思います。
よく死ななかったなって。
そしてこれはあなたが死ぬまでこれからも続くでしょう。
…ってマジか…

でも面白い、変わってる、って言われる方が
私の人生救われる。

占い師は、
私の事をすごく変わった事例なので
失礼ながらサンプリングしたい、
占って良い方向に向かうようにして
あなたが富を得る、それで
占い師として自分も箔をつけたいと言われた。

それくらい私という人生は変わってるらしい。

今までの占い人生で、こういう運勢の方を見るのは3人目だと言われた。
1人目は連絡取れなくなっちゃって、
2人目の方は食費もままならない舞台俳優さんだったんだけど、大成して今は名の知れた俳優になったらしい。名前を言えないのが残念だと。

今まで相当苦労されてきたと思うんですが、
自伝でも出したらどうです？みんな読むかも、と冗談半分で言われ、思わずnoteの事を思い出し苦笑する。

初めて私を占った時、出たのが
「昼の雨」だと言われた。

それが出る事自体とても珍しいらしいんだけど、

昼の雨を、
何でこんな事が起こるんだと嘆くのか、

すごい珍しい事だ、すごい事だと
喜ぶか、で意味合いが変わってくる。と。

ポジティブでいてほしい、と言われる。

例えば死にたいと思えばドンドンネガティブな方に引き寄せられてしまうらしい。

今後について作戦会議を立てるために
一度会いましょう。

有給を使いますと言われた。

(占い師に有給を取るという概念があるのが新鮮な驚きだった。)

来週の占い師の休みの日に会う事になった。カラオケボックスで。

私は人生面白そうな方にbetする。

占い師は言った。
僕の占いというのは星占いとかタロット占いとは違って、地の占い、その道の第一人者なんです、この道も長くて、当たるか当たらないかヒヤヒヤするような新人の時代はとうに終わりました。今はリピーターさんだけで食ってます。
占いの腕に関しては
必ず占ってもらって良かったと思えるようにしますのでご安心ください、と。

私はカレンダーの会う日にマルをした。