日常⑧

昨日はクリスマス会という名目で、子ども大人合わせて18人集まった。
昼の12時から夜の8時までの8時間ビッチリコース。
お母さんたちは椅子にボンドで固定されたみたいに動かないでずっとおしゃべりし、お父さん軍団はワインやビールを飲みまくり、9人の子ども達はどの部屋も満遍なくお菓子とおもちゃで散らかし汚した。

ゲッソリした。

その晩は幽霊が出てくる夢を見た。

朝起きて、白アリの点検業者が来た。
床下が広いので2時間もかかった。
一息つこうと思ったら
身体が動かない。

微熱。

生理前だからなのか。

昨日来た子の1人がインフルエンザになったと連絡が貰ったけど、それなのか。

私はずっと横になっていた。

子供と旦那は義実家へ遊びに行った。

私はひとり。
ブラインドから見える細長い空を見て、
これは白でもなく
水色でもなく、
何色なんだろうと考えてるうちに眠った。

いつの間にか夜が来て、
空は暗く塗り潰され
月が光っていた。

熱は下がらず。

スマホを見るとスプーンさんからラインの返信が来ていた。

「今月は予定が詰まってて厳しい、すまない」

冷たい顔のキャラクターがセンキューと言ってるスタンプが添えられてた。

彼は頑なに会おうとしない。

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昨晩、柔軟剤を切らしてしまったので、
以前買ってあったスプーンさんと同じ匂いのソフランのオレンジを使った。

匂いが地獄のようにキツい。

家のあちこちにスプーンさんがいるみたいで嫌だ。

あんなに良い匂いだと思ったのに。

私は柔軟剤をトイレに流して捨てた。