夢の山獄地帯

「♪ワインを詰めた水筒と、リュックサックにチーズ入れ 今日日曜山歩き最新型のケーブルカー」というくだりの曲、前の「工場見學」とセットで歌われる様で
ワインを詰めた水筒ではなくペットボトルのお茶とリュックサックにチーズ入れではなくリュックとして使える外出用バックに必要品を入れてなんば駅から南海高野線急行で橋本まで行き、山獄地帯を走る車体の短い最新型の電車で高野山の麓にある「極楽橋」へ車輪のフランジをキーキー鳴らしいくつかの「紀伊〇〇」という駅を過ぎて(まさにキーキーと紀伊紀伊の掛け合わせた桂文珍の落語のマクラ通り)極楽橋へそこで歌の通り「最新型のケーブルカー」で高野山へ。高野山駅と最初の停留所間は「南海りんかんバス」なる「南海傍系の会社の私道」で「一般車は一切通行不可と言う」立札が幾つも立っており、さいしょの「千手院橋」停留所までえらい金額になっていてそこから運賃がまるでタクシーの様にガンガン運賃が上がっていくという制度で「山とバス運賃は高い」という認識。
そこで散策しながら最低運賃「と言っても鬼高い」の停留所まで歩きバスで極楽橋駅から大阪へ帰るという道程。「ココのバスホンマに儲かってんの?」とか「世界遺産にかこつけて常識では考え辛い運賃を客の足元を見てぼったくってるのではないか」とか考えながら帰阪「都心部を走る南海バスも殆どの路線が距離従量制(俗にいう対キロ制)で終点まで500円位掛かる運賃がざらにあるという」
何かそういう複雑な気分で体験した高野山のプチ旅行。

                      2023年8月3日
                      坂本豆廼丞筆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?