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3/10 仙台1日目

3/10
仙台へ旅立つので早起きだった。昨晩も眠れず3時間くらいしか寝てないが気合いで起床。準備がトロくて急かされて、水をこぼしたまま家を出る。あ~~~~~

しかし天気のいい朝のぽかぽか太陽はすこぶる精神にいい。マツケンサンバを流しながら鬱ができないと言われるように、この陽の下で死にたくなるのもけっこう難しい。人類が朝に起きた方がいい理由である。

東京駅は全ての要素が最大で情報量が多すぎるので、いるだけで消耗してしまう。
ごはん選ぶ気力がなくなったので、前回新潟に行った時と全く同じものにした。

6月に新潟に行った時
今日

食事選びをサボってしまったような言い方をしたが、リピしたということ。高ぇ弁当は美味しすぎる。

仙台駅着。わたしは【地方都市ならではの贅沢な土地の使い方】のファンをやっているので、

・低くてめちゃくちゃ長い仙台駅
・中央分離帯に木が生えてるバカデカ車道
・そして車道のデカさゆえの、長い信号
・駅ビルのフロアの余白の広さ

などに興奮した。あと、駅周辺の栄えてるところを脱するとすぐ田舎になるのもいい。

Googleマップで見つけたちょうちょの標本をエグい量展示してる美術館に行った。
ここではマウスくらいあるバカでかい甲虫に興奮した。虫はデカければでかいほどいい。
駅ビルの余白も、デカければデカいほどいい。

***

言及屋さんなので全てに言及してしまい、長すぎになってしまう。主目的は羽生結弦さんが座長をつとめるアイスショーNotteStellataなので、その話をする。

仙台駅から大量に発車している専用シャトルバスに揺られ会場へ移動。寝た。
会場周辺はかなりおまつりで、仙台めしの屋台とかが出ていたので蒸し牡蠣などを食べた。ディズニーランドくらい列が折り返してるトイレにも並んだ。

でっかき うまい

そして開演
これくらいの近さ!

やはり、大きく、速く、音楽に合わせて躍動する人間がいちばん美しい。身体そのものを使った表現行為こそが、ヒトであり人間である存在の 命の使い方の極致 だなと思った。自分でも何を言っているのかよく分かりません……

そう、羽生結弦さんって本当にすごくて、マジであのまんまで存在しているんですよね。
嘘みたいに綺麗なのに、恐ろしいほど"存在"している。スケーター羽生結弦としてリンクに現れるだけで、その空間なってしまうんですよね。
そしてマジでレベチにスケートがうまい。

めちゃくちゃスピードが速くて一瞬のきらめきそのものみたいな、でも力強いドデカジャンプを跳ぶ。
もしかして、輝き続ける流れ星?(俳句)
とめどなく溢れる心のポエム。

よく切れるほっそくてきれいな銀のナイフみたいだな……とか、
人間界に存在することを許されている唯一の天上人だな……とか、
自ら発光するお月様だな……とか、
あまりの美しさに感性が刺激されすぎて、どんなに寝不足の頭だってポエティック謎比喩が無限に溢れ出す。そして言葉の足りなさを知る。

ヒリヒリするような輝きを追い続けていればあっという間にプログラムは終わってしまう。ほんと一瞬ですよ。観足りたことがない。まともな記憶がない。こうして人は現場に通いつめてしまうのだろう。
アイスショーはこれで5回目なのだが、今回は5列目で1番近かった。そして近くでみればみるほどさらに近くの席で観たくなるので、現場に通いつめたオタクは最終的にリンクの氷になるしかないのだろう。

他にも、大地真央さまとのコラボステージでミュージカル欲が高まったり、田中刑事さんと無良崇人さんの日本スケート界の2大色男の共演がみられたりと、大ボリュームであった。全員について1000字書けるよ。

しかし今回の反省は寝不足。演技の素晴らしさのおかげでうわの空になるとかは全くなかったけど、集中力をうまく発揮できなかったなあと思う。

仙台じゅうから集まった観光バスの迫力 80台いるらしい

寒空の下並びバスに乗り駅に着き牡蠣のうまい洋風の店で予算を気にせず爆飲み食いし、酔って若干ポンコツになった母と何とか宿につく。
温泉に入り、夜に提供される夜鳴きそばを食べ、また温泉に入ってへろへろになり12時過ぎに就寝。ひさびさに眠くなってうまく寝られてうれしかつた。

この日の学び
・寝不足は全ての調子を悪くする最悪の存在
・金にものを言わせると、すごい、良くなれる
・宿に温泉があると疲れの取れ具合がちげえ

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