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金魚と楽しく過ごすためには、水の状態を知る必要があるので”おさらい”しましょう

金魚との時間を楽しむためには、適切なケアと環境作りが重要です。

基本的な飼育方法については、何冊もの本を読み、一通り理解したものの、専門的な事は分からない。そんなことはありませんか?

詳しくは分からなくても、目の前の彼らが楽しそうなら、安心して見ていられますよね。
私は、10年ほど金魚を飼っていますが、初心者向けの本をいまだに見返したりしていて、やはり、基本を知ってる事がいちばん大事だと思うのです。

仕事や家事など日常生活に疲れていても、可愛い金魚には迷惑かけたくないですよね。
簡単なことでも、まとめておけば後で見返しやすくなります。
そこで、金魚の飼育で気を付けたいことをまとめてみました。


金魚の健康5つのPOINTチェック

☑水質の維持

  • 定期的な水替えや、フィルターの適切な使用によっての水質の維持は出来ていますか?

安定した水質は金魚の健康に直結します。
汚れるのが早いと感じたら、ろ過の容量を大きなものに検討しましょう。

☑餌の量とタイミング

  • 餌をおいしそうに食べていますか?

食べ過ぎに注意が必要です。餌の量とタイミングを考えて、1日に2〜3回程度与える量を調節しましょう。

☑水温の維持

  • 水温の変化に異常はありませんか?

金魚は比較的丈夫と言われがちですが、水の温度やpH、硬度などを保つことが大切です。

☑快適な生活空間の提供

  • 水槽のサイズや水槽の場所は適切ですか?

水槽選びや配置場所に注意して、金魚にとって快適な生活空間を提供しましょう。

☑観察とケア

  • 今の様子はどうですか?

金魚の様子や行動を定期的に観察し、異常が見られたときは早めに対処が必要です。

これらを日々、チェックできているでしょうか?
気づかないうちに…、見てない間に…なんてことがあっては哀しいです。
ちゃんと知っておくべきことは”おさらい”をして押さえておきましょう。


水換えの手順

  いちばん愛情が伝わるのは、水換えの時間ではないかと考えています。丁寧に行うことで、きっと気持は伝わるものです。そして、水換えは金魚の健康に大いに関わるため、水換えの手順の確認をしておきましょう。

①カルキを抜いた水道水を用意する

 水道水には塩素や塩素系の処理薬が含まれています。これらは魚にとって有害な場合がありますので必ずカルキ抜きを行って下さい。または、水道水を、24時間以上放置することで、カルキを抜くことができます。

②水換えホースなどで、1/3程度水を抜く

 この時、水槽の底の餌の残りや汚れも取り除きましょう。水質検査キットを使ったり、透明度を目安に、適量を抜きましょう。

③カルキを抜いた水道水を飼育水の水温に合わす

 水換えに使う水は、飼育水と同じ温度に調節しましょう。急激な温度変化は、生物にストレスを与える可能性があります。飼育水と水道水の温度差を、少しずつなくしていくように注意しましょう。

④少しずつ、ゆっくり水槽に入れる

 水温を合わせた水を、少しずつ水槽に入れていきます。急激な水の流れや水面の乱れは、生物に様々な問題を引き起こす可能性があるため、ゆっくりと注ぐようにしましょう。

⑤水の循環を確認する

 最後に、水槽のフィルターやエアレーションを正常に動作させ、水の循環や酸素供給を確かめましょう。


「魚を飼うということは、水を飼うということである。」

上記は糸井重里さんの言葉です。
とても印象に残り、時折思い出して初心に帰る気持ちになります。

気を付けるべきことは環境にある。つまり、注意すべきは金魚もですが、水も侮れない、ということです。


季節ごとの水温の変化に気をつけましょう

季節が変われば気温も変わります。
金魚は繊細な生き物であり、季節ごとの水温の変化に敏感に反応します。季節に合った水温の管理が重要で、特に春と冬には注意が必要です。水温管理についても”おさらい”しましょう。

【春】
春から夏にかけては、金魚にとって活発な期間です。餌や餌の与え方も変化する場合があります。適切な量と栄養バランスの餌を与え、金魚の活動量や成長に合わせて調整する必要があります。
そして、急激な温度変化に注意が必要です。急激な気温上昇で、酸素供給が間に合わなくなる場合もあります。エアレーションや循環ポンプの使用が適切か、水中の酸素量が足りているかの確認をしましょう。

【夏】
夏の高温には、冷却手段を用意し、水温が過度に上昇しないように調節することが重要です。
あまりにも暑いときは、サーキュレーターの風を、水槽の横から当てるだけでも効果があります。

【秋】
秋になると日が短くなり水温も下がってきます。この時期は、金魚が冬眠に向かう準備を始める時期です。徐々に水温を下げていくことで、自然な冬眠のリズムになっていくことでしょう。
急に寒くなって、病気がちになる季節でもあります。日々の観察を注意深く行なってください。

【冬】
冬季には、室内で飼育している場合でも、金魚は冬眠の時期に入ります。

室内の水温が低下すると、金魚の活動が鈍り静かに過ごす傾向があります。しかし、室内の環境では、自然のような冬眠状態には入りません。

この時期与える餌は、非常に控えめにすることが重要です。金魚の新陳代謝が低下しているため、胚芽などの消化吸収の良い冬用の餌を、適量与えましょう。
また、水温が安定していることを確認し、必要に応じて、暖房器具を利用して水温を保つことも、彼らの健康のためになります。

季節ごとの管理は、金魚の健康と安心のための重要な要素です。



室内で飼うなら場所、光、温度に注意しましょう


水槽の位置

水槽を置く場所は重要です。
直射日光が当たる場所や、急激な温度変化のある場所は避けましょう。風通しの良い場所は、酸素の循環が良くなるのでおススメです。

照明と光の取り入れ方

金魚は適度な光が必要です。日が当たらない場所は、照明を利用しましょう。ただし強い光は、藻の発生を促すので注意が必要です。

温度の維持

一般的には、18度~24度が適しているといわれていますが、金魚の種類や個体差によって異なるため、観察をして見極めて下さい。


以上のポイントを押さえて、室内の飼育環境を整えることで、少しでも彼らに与えるストレスを、減らしてあげましょう。


金魚との時間を楽しみましょう


金魚との時間を楽しむためには、適切なケアと管理が重要です。
しかし、仕事や家事など日常生活の中で、水の管理や金魚の飼育に疲れてしまう時もありますよね。
そんな時に、気を付けるべきポイントを押さえておくことが、大切になるのです。

金魚の健康管理には、定期的な水槽の掃除や水替えと、水質、水温の管理が欠かせません。それに、病気予防と早期発見、早期対処も大切です。
金魚の病気を理解し、予防策をとることで病気のリスクを減らすことができます。

まずは、異常を感じる事のできる環境を作ることが不可欠になります。異常があれば、早急に対処することで、健康を保つことができるのです。

毎日、コミュニケーションや観察の時間を作り、定期的な健康観察を行いましょう。そうすると、なんだかこちらが観察されているような気がして、
ちょっと疲れた日には、「ただいま」って言いながら「今日ね…」と、愚痴を聞いてもらうようになるのです。
「いつも見ていてくれる彼らになら、言っても良いかな?」なんて、話し相手になってもらったりするのも良いですよ。
たまに、ですけどね。あまり話しかけると、静かにしてってなりますから。

以上で“おさらい”終わりです。
この記事が、可愛い金魚たちと、楽しく過ごす助けになったら幸いです。


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