空っぽだと思い込んでいた私が変わりたいと決意してポジキャリに入会した話。
私は28年間生きてきて自分には本気で何もないと思っていた。
今までの人生を振り返ってみると国立大学の受験に失敗し、私立大学に進学はしたものの中退。
中退後は何がしたいのかわからずフリーターを約4年間続けていた。
いざ音楽業界で働きたいと思い上京を決めたが、音楽の専門学校に通いながらバイト漬けの毎日。
せっかく専門学校に入学したのに大した経験も積めず、キラキラした大学生に圧倒され、早い段階で就活に心折れ、大手レコード会社に契約社員として入社を決めた。
幸い八方美人な私は人間関係で悩むこともなく、入社してからは卒なく業務をこなしていた。
変化を恐れ何となくこのままではいけないと思いつつも、3年が経過しており、実績を積めないまま契約満了の時期が近づいていた。
このままでは正社員登用が難しいということで、年齢と音楽業界のこだわりもなくなっていたため、”どんな業界でもいいから正社員”と思い、転職活動を始める。
始めてすぐ世間の現実を痛感させられた・・・
就活エージェントに登録し、書類を100社以上送ったが、面接すらしてもらえず、心折れる日々が続いた。
このままでは駄目だと思い、フリーター専門の転職エージェントに登録し、書類選考なしで面接してもらえる求人に切り替えた。
今考えると自分の価値をきちんと見いだせず、この中からしか選べないのだと思い込んでいた私は、納得はしていなかったが契約期間終了も迫っており、内定をいただいた会社に入社を決めた。
こんな感じで、とにかく目先の不安を解消するためだけに行動し、目標に向かって頑張ること、自分と向き合うことから逃げてきた人生の漬けが回ってきたと、ずっと自分自身を責める日々を送っていた。
周りは大学を卒業し、就職、結婚、出産と楽しそうに生きてるのに、私には何もないと常に劣等感でいっぱいだった。
28歳の夏、そんな魅力のない私だったから、結婚前提にお付き合いしていた彼と別れた。
転職先でも働いた後の自分が想像できていなかったのもあり、入社して半年、漠然とした将来の不安を感じるようになっていた。
ただ、彼と別れた原因を模索する中で、何故うまくいかなかった、何故こうなってしまったのか、自分自身を見つめ直すようになった。
そんな中で、”心から変わりたい”という思いが強く生まれ、いつもはやる前に悩みすぎて行動できないことが多かったが、行動を変えてみようと、ふとインスタを見ていて目に入ったポジウィルキャリアの無料相談に勢いで登録した。
今思うとこの行動が私の人生の転機になったと、心からそう思う。
無料面談当日、家族以外の前で泣いたことなかった私が川口さんの前で初めて号泣した。
優しく語りかけてくださり、「今、人生を諦めるのは勿体ないですよ。一緒にがんばりましょう!」と高額な投資だと思ったが、変わりたいという一心で、背中を押され入会を決めた。
それは勢いだったのかもしれないが、今では自己投資してよかったと思っている。
正直、プログラムの1か月半は苦しいことの方が多かった。
自分と向き合うことはこんなにも辛く、だからみんな自分の弱さと向き合うことから逃げてしまうんだなと思った。
ただ、このプラグラムを通して、確かに自分が変われたという実感がある。そして自分の幸せのために生きることはこんなに素晴らしいことで、今が人生の中で一番楽しい。
こんな気持ちにさせてくださったポジキャリには感謝しかありません。
そして、現在進行形ですが一緒に伴走してくださっている理子さんにも感謝してもしきれないです。
私のように”変わりたい”と入会を迷っている方の参考になればと思い、私の変化をまとめておこうと思います。
第1回目 オリエンテーション
1回目の面談では、事前課題やオリエンテーションを通して思考の癖を見つけていただきました。
まず、私は大学のランク、企業の規模、既婚か独身か、友人の数など目に見えた結果や事実、数字にだけ囚われ、マイナスに陥る思考の癖があるということに気づかせていただきました。
とにかく、何か起こるとマイナスなことと結びつけて、自分自身を責めて傷つけるということが日常化していました。
そこで認知を変えるために、まずは行動を変えてみようということでこの日からポジティブな出来事とネガティブな出来事を3つずつslackで毎日報告し始めました。
読書ワークでは「自分に自信をつける最高の方法」という本を紹介していただきました。
この本を簡単に要約するとまずは「このままでいい」と今の状態を認めてあげましょう!!
悪いところ、直さなければいけないところをよくする前に、まずは自分のいいところも悪いところも丸ごと包み込んでくれる、優しいお母さんに抱かれているような気持にひたりましょう、と。
この本に書かれているインナーチャイルドを癒す方法は私には少し難しく、一人でできるまでには時間がかかりました。
※インナーチャイルド= 大人になっても変わらないまま続いている、子ども時代の思考パターンや習慣を指す言葉
第2回目 人生理解ワーク
2回目は人生理解ワークということで、思考の癖のルーツを探っていきました。
事前に取り組んだワークを基に、今までの人生を振り返り、なぜ認められたいと思ったのか?なぜこの時そう思ったのか?など一つ一つ紐解いていただき、理子さんと一緒に今まで蓋をしてきた過去を振り返り、インナーチャイルドと向き合い、この過去の自分が今の思考の癖と密接に関わっていたんだと知ることができました。
何だか心のしこりみたいなものが、少しだけ取れて救われた気持ちになれました。
このワークで具体的に何があきらかになったかというと、私の思考の癖のルーツは幼少期時代にあるとわかりました。
私の家族は父、母、姉の4人家族。近くには父方の両親も暮らしており、嫁姑問題で祖母が母親の悪口を言う環境で育ちました。親戚の集まりやおせち作り等に呼ばれなかったり、父親を通して悪口を言われたりといわゆる除け者にされていました。
そこで父親は母親を守るわけでもなく、祖母の言いなりでした。
私は祖母の態度に我慢できず、子供ながらに母親がいじめられているのを感じ、クソババアという暴言を吐いたことで、私と姉に対する接し方にもあきらかな差が生まれるようになっていました。
プレゼントの量やお出かけに連れていって貰えないなど、姉が羨ましいと思うこともありました。
また、物心ついた頃にはリーマンショックによって自営業の倒産、父親が病気で入院、自宅のローン問題など、お金に関しての両親の喧嘩が絶えませんでした。
父親は病気完治後からは健康でしたが、プライドが高い人で転職活動も出来ず、アルバイトで働くこともなく、母親が看護師として生計を立てておりました。
仕事でも家庭でも味方がいなかった母親は、不眠症のため眠剤を服用しており、その間の記憶がないようなのですが、金喰い虫や誰のために働いていると思ってるのなど暴言を吐いたり、不可解な行動を起こしたりしていました。
そんな中で育ったので、自然と空気を読んで相手に合わせるということが日常化していました。そして、潜在的に「私は愛されない人間なんだ」、「不十分な人間なんだ」という思いがどんどん形成されていったんだと思います。
正直、今でも私のインナーチャイルドが反応して、母親と接するときは感情がひどく揺れ動かされる時があります。
少しつまらなそうな顔に見えたら、そわそわした気持ちになり、盛り上げなくては、何か話さなきゃと思うこともあります。
また、母親の言動に一喜一憂する学生生活を過ごし、今でも少し強い口調の時は私のインナーチャイルドが攻撃されたと認識し、防衛反応が起こり反発してイライラすることがあります。
ちなみに父親や祖父母とは、母親が父親に完全に愛想を尽かし、離婚調停まで行い、家を出たのでもう何年も連絡を取っていません。
ワーク内では今までの出来事を入力した事前課題の中から、一つ一つ深堀していただき、様々な過去を打ち明けた際に、理子さんが”それは親の問題であって、あなたのせいでは決してないですよ”と言ってくださいました。
お金のことで両親が揉めることが多く、私の学費や生活費がかかるから母親に暴言を吐かれても、怒られても仕方がないんだ、祖母に暴言を吐いた私にも非があるから大切されないのは仕方ないことなんだと思っていた節がありました。
でも、この言葉で”私は悪くなかったんだ!”と思え、今までこの話を他人にしたことはなく、今でもあの頃の生活を思い出すと涙が出ることがありますが、とても救われた気持ちになりました。
その結果、この日からインナーチャイルドを癒す練習をし続けることで、母親に対してイライラしたり、不快な気持ちになることが減っていきました。
そして、自分と向き合う過程を経て、自分から”母親にあの時つらかったんだ。”と打ち明けることができました。
その時、母親のインナーチャイルドが過剰反応し、「私ものあの時は頼る人もいなくて、そんなこと言われるのは悲しい」と泣いて怒っていましたが、心の動きを理解し始めていた私は、彼女の防衛反応なんだなと冷静になって受け止めることができ、相手の気持ちを汲み取り、自分の気持ちも伝えることができていました。
その話の中で私が知らなかった事実もあり、きちんと話し合えることができてよかったなと思っています。
そして、この行動は私が成長したなと実感できた瞬間でもありました。
いつも母親に対して、イライラしていた私が今ではあまり嫌悪感なく接することができています。
しかし、今でも母親のすべてを受け入れれているわけではなく、苦手だなと感じることもあります。
でも、うまく付き合っていける方法が見つかったことで前よりは関係が良好になっています。
きっと自分を傷つける相手は親であろうと距離を取って、向き合わないという選択肢もあるとは思いますが、私の性格上、それは難しいのでそれならば苦手でもいいから母親を受け入れる方が楽だなと思えるようになりました。
また、読書ワークでは「本当の私がわかる心理学」という本を紹介していただき、この本は私に衝撃を与えてくれました。
誰しもが影子というネガティブな感情を持った子供が心にいて、全て幼少期に人格は形成されているという内容です。
インナーチャイルドを癒してあげなくては、自分を守るために防衛反応が起こり、人間関係にも悪影響を及ぼすということでした。
この本を読んで、恋人や家族、友人との関係で思い当たる節がたくさんありハッとさせられることばかりでした。
恋人や家族、親しい友人と過ごすと瞬間湯沸かし器のように怒りがこみ上げる時や自分が攻撃されたと思い不機嫌になることがありました。
また、私の癖である自分自身を責めてしまうことも影子の影響だったんだとわかり、驚きと共に腑に落ちることが多々ありました。
それからは自分だけは自分を大切にしてあげなくてはいけないなと思うようになり、今では毎日日記をつけ、自分を甘々によく頑張ったねと褒めてあげることができています。
第3回目 仕事理解ワーク
3回目は仕事理解ワークということで仕事の棚卸をしていきました。
ただ、前半戦はこの頃、内省が得意な私の弊害でネガティブな出来事を振り返ることで、ネガティブな事実を探し、悪いことと結び付けて自分をより責めてしまうという現象が起き始めており、それを解決する時間を作りました。
ネガティブな出来事を理子さんに話してみると、「それって誰かに言われたんですか?」と問われ、取り越し苦労や被害妄想のことが多く、よくよく整理していくと、私自身の問題ではないことが多いということがわかりました。
そのため、課題を分離して、自分ごとと捉える点と外的要因によるものだと手放せる思考の習慣を作れるようになりましょうということになりました。
そこで「行動が変われば、認知が変わる!」ということで一旦、ネガティブな出来事は考えないようにして、ポジティブな出来事だけ報告することになり、毎日自分自身を褒めることを心がけました。
NO!ネガティブ!ということで、○○できた!えらい!よく頑張った!とそういう日々を過ごすことで、自分で自分を責めるという自傷行為も減っていきました。
後半戦は事前課題で仕事理解のシートを記入していたので、それを基に自己PRやキャリアの棚卸しをしていきました。
このワークを通して、ネガティブで真面目すぎる私は、できて当たり前と思っていることも多く、そんなことが自己PRになるんだと気づかされたり、
こういうこともアピールポイントになるんだと、今までの転職活動が間違っていたことに気づかされました。
そして、転職活動で使えるようにエピソード整理ももっとうまくできるようになりたいと思いました。
第4回目 ライフキャリア設定ワーク
4回目は今までのことを踏まえ、ライフキャリア設定を行っていきました。
労働、愛、学習、余暇の項目で将来どんなふうに人生を歩んでいきたいのか、どんな人物像になっていたいのか、すべての項目を埋めていきました。
今までの私だったら、自分のことがわかっていなかったので、記入することも難しかったと思います。
でも、理子さんとインナーチャイルドを癒す訓練を行い、自分と向き合ったことで、やりたいことやこうなりたいという思いが生まれるようになっていました。
また、自分自身の意見も発言できるようになっていました。
その上で現状の仕事のモヤモヤポイントを言語化して整理し、副業を通して個人で稼ぐ力を身に着けたいと考えていたのですが、まずは本業のキャリアアップを優先したいなと思うようになりました。そのために何を重視して、どんな時に成長を感じるのか、どんなことに興味が湧くのかも整理していきました。
そして、ライフイベントである結婚や出産についても具体的に何歳までに、どんな人と一緒に歩んでいきたいのかも考えていきました。
このワークを通して、自分のやりたいことを言語化することの大切さや一つ一つ考えていくことで、考えがまとまっていきました。
第5回目 アクションプラン
5回目のワークでは今までの振り返りを行いました。
今まで取り組んだことに関するフィードバックや今後の目標の話をしました。
理子さんに伴走していただいた1ヵ月弱は、私にとってとても大切な時間で成長を感じられた時間でした。
あっという間の時間で、自分の成長を怖いくらい感じ、知らない自分がこんなにもいたんだということに気づけ、嬉しくもあり達成感でいっぱいでした。逃げずに取り組んだ経験が新たに一つでき、自分の自信にも繋がりました。
また、毎日をネガティブな思いでいっぱいにせず、その悩む時間を1分でも減らし、人生を楽しまなきゃ損!ということが身をもって体験できた1ヶ月弱で、このポジキャリで学んだことは今後の私の人生の糧に必ずなると思えています。
そして、こんなにも自分を非難することがいろんなところに影響を与え、ありのままの自分を受け入れて、自分自身を大切にできないと相手も大切にできないんだと実感できたので、影子が出現しそうになった時、そっと胸に手を当てて、何が不安なの?それって本当にそう?って毎回問いかけて、上手に付き合って行こうと思っています。
正しく内省できることはとても大切だということを身をもって体現できたので、これからも続けていくと同時に、多くの人に知ってほしいなと思いました。
最後に本当によく逃げずに頑張ったよ!よくやった!人生はこれからだよ!自分の手で素敵な人生にしていこうね!そして自分も大切な人も幸せにできる人になろうね!1ヶ月弱頑張ってくれて本当にありがとう!おつかれさま!と自分に言ってあげました。
それと同時にポジキャリの皆様始め、トレーナーの理子さんには感謝しかありません。
私はワーク終了後、追加で1年伴走プランを契約しました。
また新たな一歩を踏み出し、現在も理子さんに伴走していただいております。日々自分の成長を感じており、自分の理想を実現できるように頑張っています。
日々、過ごしていく中で、今までの自分と異なる考え方に気付いたり、心理学の本で脳の原理を知ったりすることで、こういう原理だからそう考えてるんだ、気にしないでおこうと脳の原理を知ることで昔よりも自分で自分の感情に対応できるようになりました。
この経験が一人でも多くの人に届き、入会を悩んでいる人が挑戦するきっかけになってくれるといいなと願っています。
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