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騒音エレジヰ

眠れない。
眠れない。

其れもこれも、恐らく此処の壁の薄さが原因である。

音がはっきりと聞こえるのだ。
真夜中3時からはっきりと雨露の落ちる音やら話し声やら、笑い声が聞こえてしまうのだ。 
何と言う悲劇であろう。

眠りが深ければ、恐らく音など気にならず眠り続けられるハズなのだが、この2日程は私の眠りが酷く浅くなってしまったようだ。

悲しいかな、寝なきゃ、寝たい、と思えば思うほど目は意に反して冴えていくのである。
目が冴えれば冴える程、益々只の音や声が気になり、拷問めいてくるのである。

恐らく大抵の人が味わう身近な地獄であろう。

明日は眠れる筈。
明日こそは安眠出来る筈。

明るく優しい未来を想像するしかない。

こんなことを考えている間に夜は更けてしまうのだ。

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