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【HUNTER×HUNTER】謎多い「暗黒大陸編」のあらすじ

あらすじ

 ハンター協会会長ネテロの遺書を機に、暗黒大陸にハンター協会、カキン王国の王子らが大型船に乗り、いく。しかし、その道中、船内では、様々なの出来事が起こる。王位継承戦、マフィア抗争、旅団とヒソカの戦いが繰り広げられる。

感想(ネタバレあり)

 船内で起こっている出来事は、大きく2つ。王位継承戦とマフィア抗争である。王位継承とは、船に乗り合わせたカキン王国が次の王(一人)を決めるための戦いである。マフィア抗争は、帰還後の縄張り拡大のための戦いである。ここの部分が互いに同時進行して描かれるのが内容を複雑にする要因であると考えられる。今回はこのうち、王位継承戦についての感想を述べていく。
 王位継承戦、序盤は、各王子らに念獣とよばれる特殊能力が付与される。王子は全部で14人いる。その一人一人の動向を描いている。ここで下記に王子の名前と能力、守護霊獣を図に整理する。番号が若い上位王子程、年齢が高く、経験豊富で、王の座を狙っている。一方で、下位王子は、王の座は狙っておらず、はやく戦いが終わることを願っている。現在、単行本37巻まででの王子の生存状況は、第8,10,12王子が死亡している。第8王子は、上位王子による刺客により、念獣を捕食され、死亡した。第10王子は、妹との船からの離脱を考え、実行し、成功したが、船内へから離脱すると死亡するよう呪縛がかけられていたため、第10王子は死亡。第12王子は王位継承戦序盤に何者かにより死亡。そこで、残りの王子らで王位継承戦に臨んでいる(複雑になってきましたね)。

図 カキン王国の各王子の能力と状況

 その後、上位、下位王子らの動向は、H協会による念能力習得会とともに、念能力の修得へと動いていく。下位王子らの動向の概要について、以下の図に示す。下位王子らH協会により護衛されている。H協会が護衛しているのは第10王子から14王子。第10、11王子はセンリツ、第12王子は半蔵、ビスケ、第13、14王子はクラピカを中心に護衛していた。しかし、王位継承戦という未知なものに苦戦し、第12王子と第10王子は護衛しきれなかった。第12王子は、半蔵が目を離した間に死亡していた。犯人はいまだ、不明。第10王子は、H協会、妹第11王子とともに船内からの離脱を考えていたが、王位継承戦の呪いにより船内から離脱すると、死亡するようにプログラムされていたため、死亡する。しかし、死後に強まる念により、守護霊獣が発言し、守護霊獣として、妹第11王子の傍にいる。残りの王子は、王位継承戦離脱の情報を集めるために、H協会と協力し、念能力習得会開催の協力をする。

図 下位王子の動向

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