乗れた！

つい先日の出来事
ようやく一人で電車デビューが出来たのだった

近い距離だけれど
乗れた時は嬉しかったなぁ

パニック障害を引き起こす前は
何も問題なく乗れていた電車

もちろん、足が浮く程の満員電車にも
平気で乗れていた

今は全く考えられない

途中、混雑している電車は
数本見送り
座れる程の余裕があるときまで待った

それでも
行きも帰りもなんとかなった

ようやく電車デビュー

昨年の今頃は全く想像もつかなかった

一人で電車に乗る

当たり前の事が
当たり前ではなくなる

そんな状況が続くと
それも日常として過ごすため

行動範囲は当然狭くなる

それでも今の時代は
コンピューターのおかげで
リアルに会えないけれども
画面越しで会うことが出来る

それも、けっこう限界を感じたときがある

人間同士の触れ合い
リアルな交流

実際に会って会話をするという
ことならではの感触

全然違う

家に閉じこもっていた時期は
これも心地よいと感じて
それもまた自分の発見だと思った

だけど、外へ出る事
出歩いていた頃の感覚が蘇ると

やっぱり外へ出ていたい人間なのかも
と元の自分へ戻ることが出来た

出来る、大丈夫
自分がそう思えば大正解

そう思った瞬間に
思考も行動も自然と流れにのる

昔は乗れていたから大丈夫！

その思考を持てばいいのだろうけれど、
実はパニック障害は
あの発作が忘れられない

そう、またあのようになるのではないか？
という恐怖
脳が洗脳されてしまっているのです

この洗脳は
けっこう、いや、かなり
しぶといです

洗脳ですから…

ただ、この種類の洗脳は
ある程度はいくつかの方法で
解かれることも出来るのでした…